2021明治安田生命J1リーグ 第11節

2021年04月24日(土)  17:03 Kick Off

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鹿島アントラーズ

  • 64' 上田 綺世

試合終了

1-1

0前半1
1後半0

ヴィッセル神戸

  • 28' 古橋 亨梧

試合経過

28' ゴール 古橋 亨梧
46' 交代 アユブ マシカ → 佐々木 大樹
常本 佳吾 → 小泉 慶 交代 61'
白崎 凌兵 → 遠藤 康 交代 61'
上田 綺世 ゴール 64'
上田 綺世 → 染野 唯月 交代 68'
71' 交代 井上 潮音 → 中坂 勇哉
79' 交代 郷家 友太 → リンコン
土居 聖真 → 松村 優太 交代 83'
上田の同点弾で、1-1のドロー決着

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼





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明治安田生命J1リーグ第11節、カシマスタジアムでヴィッセル神戸と対戦した。前半に先制点を許したアントラーズだが、後半に上田がゴールを決めて同点に追いつく。しかし、追加点を奪うことはできず、1-1のドローで試合を終えた。

直近のルヴァンカップ札幌戦は、前のリーグ徳島戦から先発10人を入れ替えたことが功を奏した。出場機会に飢えた選手たちが意欲的かつ挑戦的な姿勢でプレーし、勢いで札幌を押し切った。結果は松村、荒木、白崎のゴールで3-0と勝利。グループステージ突破に向けて、大きな勝ち点3を手にした。

チームは札幌戦の翌日から休むことなくトレーニングを再開した。中3日ですぐに神戸戦が控えている。相馬監督は「準備期間が短い中でチーム全体としてたくさんのことはできない」と語りながらも、「優先順位を決める。そして、整理する。それによって判断の基準が揃ってきている」と手応えを感じ取っていた。選手全員が集中してトレーニングを行い、試合に向けて士気を高めていった。

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先発にはリーグ第10節の徳島戦と同じ11人が名を連ねた。GKが沖、最終ラインは右から常本、犬飼、町田、永戸、ボランチは三竿とレオ、前線は白崎、土居、荒木、上田となった。なお、ベンチにはスンテ、関川、永木、遠藤、松村、小泉、染野が入っている。

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立ち上がりから両チームともに高い位置からプレスをかけ、中盤を省略するロングボールが多くなった。強度の高いプレーがつづき、互いに主導権を譲らない。それでも、最初のチャンスをつくったのはアントラーズだった。12分、左サイドを土居と荒木の連係で崩すと、荒木がペナルティエリア内の深い位置から鋭いクロスを送る。しかし、ゴール前へ入った白崎に合わず、得点にはならなかった。

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さらに16分には、ハイプレスがチャンスにつながる。右サイドの高い位置で常本がボールを奪うと、荒木へと渡り、相手GKとの1対1の場面を迎える。しかし、荒木のシュートは相手GKにストップされ、決定機を活かすことはできなかった。

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狙い通りの形で2度のチャンスをつくったアントラーズだが、中盤を経由する攻撃は神戸の素早いプレスに捕まり、試合の主導権を握ることができない。すると、ビルドアップがうまくいかない時間帯に失点を喫してしまう。28分、中盤のこぼれ球がアユブ マシカに渡ると、ドリブルで持ち運ばれ、スルーパスを送られる。このスルーパスで裏に抜け出した古橋にゴールを決められてしまった。アントラーズは先制点を許す苦しい展開となる。

失点後もビルドアップに苦労していたアントラーズだが、荒木と土居がボールを引き出し、徐々にボールを動かせるようになる。すると、43分に決定機をつくった。左サイドの永戸まで良い形でボールを運ぶと、永戸は中央へ正確なクロスを入れる。ゴール前でフリーになった土居がクロスにヘディングで合わせたが、惜しくも枠の上へ外れてしまった。そして、このまま前半は0-1で終了。1点のビハインドを負って試合を折り返した。

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後半に入り、ボールを支配できるようになったアントラーズだが、守りを固める神戸を崩すことができない。そこで相馬監督は、61分に白崎と常本をベンチに下げて、遠藤と小泉をピッチへ送った。

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しかし、全体の陣形が崩れたところを狙われた。63分、サイドチェンジでプレスを剥がされると、山川にアーリークロスを入れられる。これを古橋にヘディングで合わされ、シュートはゴールネットを揺らした。ただ、古橋がオフサイドポジションにいたため、ゴールは認められなかった。

ピンチを凌いだアントラーズは、すぐに逆襲に出る。64分、相手のクリアボールを犬飼が三竿につなぐと、三竿は相手DFとの駆け引きでスペースをつくった上田にパスを出す。上田はワントラップして倒れこみながらシュートすると、相手選手に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。上田のゴールでアントラーズが同点に追いつく。

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得点後の68分、菊池との競り合いで腕を痛めた上田に代えて染野を投入した。試合は徐々にオープンな展開となり、交互に相手陣内の深い位置まで進入するようになっていく。ただ、各局面での球際の攻防は激しく、互いに一歩も譲らなかった。

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こう着状態を打開すべく、83分に土居との交代で松村を投入した。

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しかし、試合終盤になっても神戸のプレー強度は落ちず、最後まで拮抗した展開が続いた。そして、このまま1-1のスコアで試合終了のホイッスルが吹かれた。

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次は中3日でルヴァンカップの鳥栖戦だ。限られた時間で最善の準備を尽くし、アウェイでの勝利を目指す。

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【この試合のトピックス】
・上田が今季リーグ戦3得点目

スタッツ

鹿島アントラーズ ヴィッセル神戸
13 シュート 10
6 GK 10
8 CK 6
8 直接FK 12
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

試合データ

入場者数
10,223人
天候
晴、弱風
気温 16.4℃ / 湿度 37.0%
ピッチ
全面良芝
主審
福島 孝一郎
副審
川崎 秋仁
岩﨑 創一
第4の審判員
五十嵐 泰之
VAR/AVAR
岡部 拓人
榎本 一慶