▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ第18節、三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソルと対戦した。前半終了間際にミンテのアントラーズ初ゴールで先制に成功したが、後半に一瞬の隙を突かれて、武藤に同点ゴールを決められてしまう。それでも優磨が執念でPKを獲得。これをエヴェラウドが決めて、勝ち越しに成功した。1点のリードを全員で守り抜き、2-1で勝利を収めた。
柏戦の前日に、上田綺世のベルギーへの移籍が発表された。チーム最多得点を決めていたエースの移籍をチーム全体でどう補っていくか。選手全員がより一層、団結力とモチベーションを高めて、柏戦へ臨んだ。
柏戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、ミンテ、関川、広瀬、中盤から前線は、三竿、樋口、安西、仲間、土居、優磨が入った。ベンチには、沖、林、ピトゥカ、舩橋、和泉、カイキ、エヴェラウドが座る。
アントラーズは立ち上がりから強度を前面に出してプレーした。優磨をターゲットにシンプルなロングボールを放り込み、セカンドボールの攻防に持ち込む。リスクを回避しながらも、アグレッシブに戦った。
しかし、効果的に高い位置までボールを運ぶことができず、攻撃が停滞してしまう。時間の経過とともに、柏のサイド攻撃に苦しめられる場面も出てきた。
それでも、アントラーズは冷静にゲームプランを遂行する。無理に前から行かず、しっかりと守備ブロックを敷いた。なかなか良い形でボールを奪えず、効果的なカウンターは繰り出せなかったが、粘り強く戦った。
互いに一歩も譲らず、シュートが少ない展開となったが、前半アディショナルタイムにチャンスが訪れる。ミンテのロングフィードを優磨がヘディングで競り勝つと、これに反応した土居がGKとの1対1となり、ダイレクトで合わせる。しかし、これは相手GKの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
それでも、このプレーで得たコーナーキックで得点が生まれた。樋口がインスイングのボールを蹴ると、ニアでうまくミンテが頭で合わせ、ヘディングシュートはサイドネットに突き刺さった。前半終了間際にアントラーズが先制に成功する。
このまま前半は1-0で終了。ミンテの加入後初ゴールでリードを奪い、ハーフタイムに突入した。そして、後半開始から安西との交代でカイキを投入した。
こう着状態が長かった前半から一転、後半立ち上がりは両チームがゴール前まで迫る。47分にマテウス サヴィオにシュートを打たれるが、スンテが好セーブで得点を許さない。このプレーで柏のコーナーキックとなったが、相手のクロスをスンテが直接キャッチ。すぐに攻守を切り替え、スンテは土居へ見事な低弾道のフィードを供給し、決定機を演出した。立ち上がりはスンテの攻守にわたる好プレーが光った。
少しずつ強度が落ち始めた59分、土居と仲間をベンチに下げ、ピトゥカと和泉を投入した。
柏が攻撃の圧力を強めてきた。すると、63分に一瞬の隙を突かれてしまう。三竿と広瀬が接触し、試合が一時中断した後、柏のスローインから試合が再開。マテウス サヴィオにクロスを供給されると、ゴール前で武藤をフリーにしてしまい、ヘディングシュートを許してしまった。これが失点となり、1-1の同点に追いつかれてしまう。
失点後は柏の勢いが増した。ただ、アウェイまで駆けつけた大勢のアントラーズファミリーの力強い手拍子が、選手たちを勇気づけた。徐々に試合の流れを取り戻し、拮抗した展開へ持ち込む。
74分に樋口との交代でエヴェラウドをピッチへ送る。柏が再び攻勢を強めてきたが、強度では負けず、しっかりと粘り強く戦い続けた。そして、79分には広瀬との交代で舩橋を投入した。
すると、選手交代直後に試合が動く。ピトゥカのスローインを受けた優磨が絶妙なトラップで上島の背後へ抜け出し、ペナルティエリアの中へ進入。優磨は後ろから上島に倒されて、PKを獲得した。
このPKを任されたのが、エヴェラウド。相手GKに反応されたが、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さり、82分にアントラーズが勝ち越しに成功した。
リードを奪ったアントラーズは、ここからチーム一丸で献身的に戦い、時計の針を進める。しかし、自陣深くまで攻め込まれる時間が長くなり、89分には武藤にクロスバーに当たるボレーシュートを放たれた。
疲労の色が濃くなる中でも、選手たちは最後まで我慢強く戦い抜いた。このまま2-1で試合を終え、アウェイで価値ある勝ち点3を獲得した。
次は中3日でC大阪戦に臨む。平日のナイトゲームとなるが、声出し応援運営検証対象試合として開催される。アントラーズファミリーの力強い声援を受けて、連勝を目指す。
【この試合のトピックス】
・ミンテが加入後公式戦初ゴール
・エヴェラウドが今季リーグ戦初ゴール
・スンテがJ1通算100試合出場



・集中力を切らさずにプレーすること。
・ピッチで力を出し切り、必ず勝とう!
・背後への飛び出しを繰り返していこう。
A.アウェイで強敵相手に勝利を収めることができて、嬉しく思っている。綺世が抜けたが、チームが一丸となって戦った結果、2ゴールを決めることができた。
Q.選手を代えたあとに戦い方を変えたように見えた。どのような狙いを持っていた?
A.プランは非常にシンプルなものだった。その中でポジションを入れ替えた時に、しっかりと自分のプレーを遂行するということをどの選手にも求めている。その求めていることを選手たちはピッチで表現してくれたと思っている。
Q.今後、この暑さの中でどのように戦っていく?
A.相手も同じ状況。その中で自分たちは選手を入れ替えながらやっていく。その中でシステムを変えたり、戦い方を変えて工夫しながらやっていく。課題となる部分を修正して戦っていきたい。
Q.安西選手をサイドハーフで起用したが、それは守備を意識しての起用だったのか。
A.幸輝の運動量を活かしていこうと思っていた。陸斗やツネも良いプレーをしてくれていたので、自分たちのオプションが増えたと思っている。
後半は交代で入った武藤が何度も良い形でボールを受けてくれた。武藤が入った後は、我々が優勢に試合を進める場面があった。鹿島も攻め込まれ、カウンターからの攻撃ばかりになっていた。しかし、その流れの中で点を決めることができず、PKを与えてしまい、失点。それが、今日の敗因となった。
ただ、試合全体を通して見ると、失点した後も最後まで戦う姿勢を見せてくれた。結果には満足していないが、試合内容は前節よりもいい内容だった。次へとつながる試合だった。
堅守速攻でカウンターが鋭いチームとの対戦。マテウス サヴィオには警戒する必要がある。どのポジションでも、自分の良さを活かしてプレーしたい。
【広瀬 陸斗】
柏は守備が堅いチームで、5バックで守ってくることが予想される。まずは失点をゼロで抑えることを意識しながらプレーしたい。そして、暑い中でも走り勝つことが求められる。
【樋口 雄太】
柏は守備が堅いし、自分たちが苦手な5バックで守ってくることが予想される。ただ、チーム一丸で勝たないといけない。アウェイで先に失点すると難しい展開となる。先制点を警戒しながら、相手の隙を突く攻撃をしていきたい。
【仲間 隼斗】
対人に厳しいチームだし、前線には違いを見せられる選手がいる。後ろは堅く、前はアグレッシブに戦ってくるイメージがあるが、激しい上位争いの中で絶対に負けられない。勝ち点3を求めて戦う。
【鈴木 優磨】
上田選手が移籍した後、自分にかかる期待は大きくなると思うし、自分自身がどれだけやれるかは分かっている。ここから厳しい連戦が始まるなかで、柏戦は非常に重要な試合になる。
苦しい時期だったが、自分は絶対できると信じていた。腐ることなく頑張ってきたことが、結果に現れたと思っている。綺世が抜けて苦しくなるが、選手たちで「自分たちでしっかりやっていこう」と話していた。アントラーズには良い選手が多くいる。また形は変わっていくかもしれないが、自分たちの力を出していくことができれば、タイトル獲得に近づいていくと思う。
【鈴木 優磨】
綺世の移籍は僕たちにとっては痛い。それでもアントラーズは誰が抜けても勝ってきたチーム。抜けて痛くないと言ったら嘘になるが、スペシャルな選手が抜けた今、泥臭い試合をして、全員で戦って勝っていく試合を目指すという話をみんなにした。非常に難しい試合だったが、泥臭く勝つことができたと思う。
これまで、チームとしてペース配分が課題だったので、もう少しボールを落ち着かせながらという意識はあった。苦しい時間帯では、ロングボールが多くなってしまった部分もあったが、少しずつチャレンジしながら良くなってきている。途中から出てきた選手が勢いを出せることはわかっているので、前半で出し切ろうという話もしていた。後半は盛り返すことができたと思う。