
J1残留に向け両者ともに譲れない一戦は激しい展開の末、スコアレスドローに終わった。これで鹿島は勝点を39とし、残り3試合に全てを賭ける。
週末にナビスコカップ決勝を120分戦った鹿島にとって中3日の連戦となったこの試合、序盤はやはりホームの大宮に押される場面が目立った。天皇杯を含めここ7試合負けなしという安定した戦いぶりを取り戻した大宮が東、ズラタンといったタレントを中心に攻め込んでくるのを岩政、青木剛の最終ライン、そして小笠原、柴崎の中盤で押さえ込む鹿島だったが、厳しい時間帯は前半終了近くまで続いた。終了間際になるとやや鹿島にも攻勢が見られたが、遠藤やドゥトラらが放つシュートはゴールの枠には届かなかった。
だが後半、腰を痛めたドゥトラに代わり負傷明けのレナトがピッチに立つと試合の流れは鹿島に傾く。レナトを中心にワンタッチパスを駆使し大宮陣内でのプレー時間を長くしていった。だがやはりファイナルの疲れもあったのか最後の精度に欠き、流れは徐々に五分五分となる。特に大宮の金澤、青木拓のボランチコンビによるしつこい守備に手を焼くシーンが目立ち、柴崎のミドルシュート以外決定的なシーンはほとんど見られなかった。
試合終了間近には最後の交代枠でジョルジーニョ監督が本田をピッチに送り出す。結局、0-0のスコアレスドローでこの難しいアウェイマッチの幕を閉じ、鹿島は勝点1を手にした。
「難しいファイナルを戦った後で選手たちはやれる範囲のことをやった」と試合後、この勝点1を大きく評価したジョルジーニョ監督。監督が言う通り、ピッチで誰1人としてあきらめることなく、最後まで体を張って戦ったことは評価できるだろう。しかし勝点はいまだに39、そして順位は13位。残り3試合、鹿島はこの勝点1が本当に価値あるものであったことを証明するため、必死に戦い抜かなければならない。シーズンは、まだ終わってはいない。
















・ボールスピードに変化をつけ、クレバーなサッカーを展開しよう。
・相手への寄せは早く厳しく。相手の選択肢を限定しろ。
・最後のセンタリングを正確に入れること。そのあとのセカンドボールにも集中すること。
・ボールを失った後のカウンターを常に注意しておくように。
レナトは怪我して間もないので途中から使おうと思っていたし、ドゥトラは怪我というアクシデントがあった。2人の特長は出ていたと思う。
残り3試合は非常にタフな相手だし、次節は優勝争いをしているチームとの対戦。あちらは優勝を目指しているので攻撃的に来ると思う。我々は今望んでいない残留争いをしているが、残りはしっかりと勝って少なくとも一ケタ順位に上がっていきたい。
(監督からは)守備を整える指示を受けた。攻撃に関しては、チャンスがあったら思いっきり打てというのが毎回のことだが、今回は特に指示されていない。自分が出場してからもそうだったが、サイドを思うように使えずに相手ボールへとなってしまい、広さを上手く使えていなかった。
【遠藤 康】
今日は負けられない戦いで、今日の試合のことだけを考えていた。前半はパスミスからピンチを招いてしまったが、後半はレナトが入ってリズムが出来た。ただ、ボールを回しているだけでなく、どこかで仕掛けが必要。勝ち点1は最低限の結果だと思う。
【青木 剛】
勝利を目指す中で、結果的に最後は0-0となった。1点を取って勝てれば良かったが、アウェイでの直接対決で最低限の勝ち点1を取れた。相手が勢いを持っている中で攻めようとして、相手に奪われてカウンターというケースが結構あり、それで押し込まれてしまった。それでも無失点で終われたことは良かったと思う。
小笠原選手、岩政選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。