
興梠の今季初となるマルチゴールで2点を先制した鹿島だったが、前半に1失点、そして後半に2失点目を喫し、結局2-2の痛み分けに終わった。終盤には今日が誕生日となるジュニーニョが懐かしの等々力でビッグチャンスを得るものの、まさかのシュートミスで3点目を奪えず、悔しいドローとなった。
序盤、風間監督の下、ボールを細かくつなぎ攻めてくる川崎Fに対し、鹿島は高い位置でボールを奪ってのショートカウンターでチャンスをうかがう。
すると6分、ボールを奪った柴崎が前線に絶妙なスルーパスを送り、これを興梠が右足でうまく川崎Fのゴールに流し込んだ。この興梠の、6月16日の名古屋戦(2-3で負け)以来となるリーグ戦でのゴールで、鹿島は先制点を得る。
その後もショートカウンターがうまくハマり、不安定な川崎Fの最終ラインを攻め立てる。そして17分、ドゥトラの突破がPKを生み、これをキッカーの興梠が見事に決め、早くもリードを2点に広げた。
この興梠の今季初マルチ得点で勢いに乗ると見られた鹿島だったが、ホームの利を持つ川崎Fにここから逆に攻められる。そして相手を警戒し過ぎて下がり気味となった最終ラインを突破され、19分、CBの實藤にゴールを決められた。
その後も前半は川崎Fの猛攻にさらされる。しかしここは曽ヶ端の好セーブなどで何とか2-1で45分を戦い終えた。
後半に入ると蒸し暑さからか、両チームともにミスが多くなる。しかしリーグ戦残り10試合でできるだけ勝点を伸ばしたい鹿島はキャプテンの小笠原を中心にリズムを取り戻す。ジョルジーニョ監督も66分、大迫に代えジュニーニョ、77分、ドゥトラ、レナトに代え遠藤、増田を入れるなど早めの選手交代で逃げ切りを図る。だが、遠藤、増田が入った直後の78分、大島のミドルシュートを曽ヶ端が抑えきれず、同点とされてしまった。
その後、是が非でも勝ちたい鹿島は猛攻を見せる。特に惜しかったのは、試合終了間近の89分。右サイドを突破した西がゴール前へラストパスを出し、今日誕生日を迎えるジュニーニョにバースデーゴールのお膳立てをする。相手GKの杉山も西の動きにつられ、合わせるだけで決勝ゴールという場面だったが、何とジュニーニョがボールのバウンドに合わせきれずに放ったシュートはクロスバーを大きく越えてしまった。
この絶好のチャンスを決めきれず、ショックもあった鹿島だったが、それでも最後まで川崎Fのゴールへ迫る。しかし4分のアディショナルタイムでも3点目が取れず、結局、川崎Fと2-2の痛み分けに終わった。
25節を終了して、その勝点は33。順位は神戸が磐田に1-2と負けたため、1つ上がって11位となったが、これで満足している者は誰もいない。ここからプライドにかけ、鹿島は這い上がる。
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・適切なカバーリングを行えるよう、声が枯れるまでコミュニケーションを取り続けろ!
・両サイドで相手に自由を与えるな。決して数的優位を作らせてはいけない。
・攻撃は、相手の嫌がるポイントを意識して、背後の意識も持つように。
・みんなで一つになってチームのためにプレーし続けよう。
蒸し暑さから集中力を持続するのは大変難しい試合だったと思う。また相手の方が機動性があったし、こちらがついていけない場面もあった。前半、自分たちの時間帯で失点してしまったことが非常に悔やまれる。前半を2-0で戦い終えれば、相手にも焦りが出てきて、こちらも戦いやすくなったと思う。
失点したということはチーム内で話し合って、修正したい。最後に、選手たちがドローという結果に満足することなく、最後まで勝利のためにゴールを狙い続けたことは賞賛したい。
試合はいい内容だったと思うので勝ちたかった。2点取って悪い時間に失点してしまい、悪い流れになった。決めるところをきっちり決めないとこのような試合になる。PKは監督に言われていたので、自信を持って蹴った。久しぶりのゴールだが、安堵感はない。チームが勝てるようにこれからも献身的な動きをしたい。
【遠藤 康】
勝てた試合だった。2点差が一番怖い。相手はカウンターばかりだったが、こっちももっと前で上手く回すことが出来れば良かったと思う。3点目が取れたらもっと楽な試合になった。もったいない試合だったが、次に向けて切り替えたい。
【青木 剛】
前半の立ち上がりに相手の流動的な攻撃でバタついた。(前半の失点は)相手を捕まえきれなかった。後半は落ち着いて出来たが追いつかれてしまった。相手の陣地に入ってボールを回せるようになり押し込める時間もあったので、先に3点目を取れれば良かったがしっかり勝ち切れず、残念な気持ち。
岩政選手、ジュニーニョ選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。