レオの劇的弾で、90分は1-1のドロー。PK戦を制し、勝ち点2を獲得!
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド EAST 第16節、アントラーズは日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦した。
アウェイで迎えた今節の相手は、"オリジナル10"のライバル横浜FM。舞台となった日産スタジアムには、この日も多くのアントラーズファミリーが駆けつけ、試合前から熱い声援を送り続けた。
試合は立ち上がりからやや横浜FMに押される展開となる。横浜FMのハイラインからのショートカウンターで攻め込まれながら、植田、テヒョンを中心とした守備陣が慌てることなく対応し、決定機は許さない。また攻撃ではこの日、先発に入った柴崎が"らしい"プレーを魅せ、31分には鋭いスルーパスから師岡を走らせ、チャンスを演出する。これは惜しくもオフサイドとなったが、攻める横浜FMに対し、一発を狙うアントラーズという展開のまま、前半はスコアレスで折り返した。
後半に入ると試合はさらに激しさを増す。58分、天野のクロスから谷村に決められ、先制を許してしまう。だが、アントラーズは下を向かずに前へ出る。すでに56分に投入された林に続き、67分には三竿、荒木、チャヴリッチを投入し、攻撃のギアを上げる。さらに79分、今大会初出場となる吉田もピッチへ送り込み、最後まで横浜FMゴールへ圧力をかけ続けた。
すると後半アディショナルタイム、ついにアントラーズが意地を見せる。右サイドのFKから荒木が質の高いボールをゴール前へ送ると、最後はレオ セアラがドンピシャのヘディング弾を決め、土壇場で同点に追いつく。この試合終了直前の劇的な一撃に日産スタジアムのアントラーズファミリーは歓喜に包まれた。
結局、1-1のまま、90分は終了。PK戦では、早川が相手の3人目となる宮市のシュートをストップする。一方、アントラーズは5人全員が決め、5-4でPK戦を制した。
苦しい展開のなかでも最後まで諦めず、全員でつかみ取った、この勝ち点2。劇的な同点弾、そしてPK戦での冷静かつ勝負強さは、今のアントラーズの勢いを表すものだった。アウェイの大舞台で得たこの勝利を力に、チームはさらに前へ進んでいく。



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まず、前半はなかなか前進することが難しかったです。風の影響も多少ありましたが、それよりも自分たちの動きの質、パスの質、そういうところで相手を上回れなかったと思っています。 そういう意味では、もっともっと相手の狙いのところを外していけるような構成をしなくてはいけなかったと、自分自身で反省していますし、選手の技術的な部分でも、戦術、個人のところをもっともっと伸ばしていく必要があると感じました。
来週一週間空きますので、しっかりとトレーニングをしていきたいと思います。あとは、最後ああいう状況でしたけども、鹿島のサポーターに向かって攻められたこと、それによって最後まで粘り強く戦えたこと。内容は苦しい内容でしたけど、終盤戦というのはやっぱりこういうことがどういうリーグでも起こると思います。その中で、最後このレギュレーションの中で勝ち点2を取れたことは、それは選手とサポーターみんなの力だと思ってます。そこはしっかりと評価をして、次につなげたいと思ってます。
Q.後半22分の3枚替えの場面で、あきらかに敵陣に押し込む時間帯がそこから増えて、荒木選手がゴールにも絡んだ。あの3枚替えの意図は?
A.もう少し交代が早くてもいいかなという感じはありました。もう少し運動量や狙いを持ってピッチの幅を広く使ったりとか、相手を揺さぶるところとか、1点をしっかり取れれば押し込んでサッカーできるんじゃないかというところもありましたし、ボールを落ち着かせたりとか、そういう狙いを出せる選手とタメを作れる選手ということ、セカンドボールを奪うところとかも含めて、交代選手を出しました。
Q.この5連戦で積み上げた勝ち点が10ポイント。来週以降の連戦も踏まえメンバーのやりくり等いろいろあったなかで、監督自身どう捉えているか?
A.レギュレーション上の「10」だと思ってますし、PK勝ちっていうところもやっぱりあるので。そういう意味で言うと、しっかりと自分たちの力で90分間で勝ち切りたいし、勝ち切らなきゃいけないかなと思います。 リーグ戦の中でPK戦が増えていますけれども、それでも自分たちが昨年優勝できたのは、難しいゲームを勝ち切ってきたからだと思っています。そこは変わらず意識をしながらやっていきたいです。 ただ、今日みたいに負けているゲームであれば、やっぱり引き分けまで持っていくとか、そういうのは昨年から言っていることなので、そこはよくやってくれたかなとは思っています。
Q.相手がかなりハイラインで構えてきたが難しさ、手応えは?
A.当然どこのチームも相手のハイラインは狙っていると思いますし、我々も変わらず狙っていましたけど、やっぱり一山越えられない場面がありました。あとはタイミングですね。出すタイミング、動きのタイミング、質のところをやっぱり上げないといけないですし、もっと主導権を握らなくてはいけないゲームだったと思います。その1個、2個のパスが引っかかるだけで、そのたびにカウンターを食らったりとか、オープンな展開になってしまうので。あのあたりは、長いボールとか背後へのパスがいけないわけではないので、そこは質さえあれば通るし、逆に言ったらビッグチャンスになるので。ビッグチャンスがピンチになっているというのは、これは変えていかなくてはいけないところだと思います。でもトレーニングするしかないので、一朝一夕にできるものではないと思いますので、そこはもうやり続けようかなと思っています。
Q.勝ち点をもたらした早川選手のプレーについては?
A.PKのところで自信を持ち始めていますし、相手にとってもそこはプレッシャーになると思います。そういう意味では、自分たちがしっかりと決め切ることで、そこの勝ち点を得られるチャンスがいろいろある。本当によくやってくれたと思います。
Q.吉田湊海選手をリーグ戦で初めてベンチ入りさせた。メンバー入りさせた理由と、最後5枚目で投入した意図、今日のプレーに対する評価は?
A.トレーニングの中から常に調子は良かったですし、また彼はユースのゲームで点を取ったりとか、そういうことも我々はしっかりと把握しています。ただ、(ユースとトップの)レベルの違いはあるので、トップのトレーニングで何ができるのかというところなんですけども。 やっぱりそこは結果を出している選手の一人でしたので、こういう点を取るっていう場面では、年齢関係なくしっかりとそこに対する貪欲さを持っているので、期待して出しました。 背後の飛び出しのところとか、スタートは非常に良かったと思います。ただ、途中からゲームがどういう展開で攻めていくのかという時に、ちょっと降りすぎたりとか、もちろんそこも求めているところですけど、やっぱりゴール前でラインブレイクしたり、間で受けて1つ振るっていうのが彼の特長なので、そこを何回もできるようにやっていってくれればいいかなと思いました。落ち着いて入ってくれたと思います。 前線の選手を活かすのであれば、違う話になってしまいますけど、やっぱり他の選手がどれだけボールを供給できるか、そこは大事かなという風には思いました。
Q.(吉田選手を)送り出す時にかけた言葉は?
A.「点を取ってこい」っていうところと、「ヒーローになってこい」っていう話をしました。
気持ちの入った、選手が戦った試合で、なんとか逃げ切りたかった。失点までは狙い通りだったが、また失点してしまって勝ち点1にとどまってしまったのは非常に残念。PKも含めて勝利を届けることができず、ファン・サポーターの皆さんには申し訳なく思っている。
【レオ セアラ選手】
試合の終盤になったが、自分たちの強みであるセットプレーでしっかり点を取れたところは良かった。勝ち点0ではなく、こうして2ポイントを取れたことは大きな意味を持つと思っているので、しっかりと決め切ることができて良かった。
【早川 友基選手】
(PKは)キッカーの特長や助走など、いろいろなことを自分の中で考えながら駆け引きをして、うまく止められたかなと思う。みんながちゃんと決めてくれているからこそ、自分も1本1本(相手キッカーと)勝負ができているし、みんなが落ち着いていたと思う。