▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第27節、カシマスタジアムで浦和レッズと対戦した。
33,295人と今季最多となる来場者が詰めかけ、試合前から最高の雰囲気に包まれたカシマスタジアム。この大一番は、「メルカリマッチ~All for One すべては勝利のために~」として開催された。
サポーターの熱い応援に支えられ、早い時間帯に先制したいアントラーズだったが、試合序盤は浦和が守備的に来たこともあり、スローなテンポでの展開となった。台風一過の暑さもあり、いつものインテンシティが発揮できないなか、16分、浦和にカウンターを喰らう。最後は関根に強烈なシュートを放たれたが、これは早川が左足で防いだ。
その後、34分、前半アディショナルタイムと渡邊に決定的なシュートを放たれるも、これらはクロスバー直撃、枠に飛ばずとラッキーな形で失点を免れた。
低調な45分となった前半を終え、後半に入るとアントラーズのギアも徐々に上がる。60分、名古がグスタフソンからボールを奪うと、すぐさま前線の優磨へスルーパス。抜け出した優磨がシュートを放つも、これは相手GK牲川にセーブされる。70分には新加入の田川がアントラーズとして初となるカシマのピッチに立った。
この交代でさらに推進力を得たアントラーズは浦和ゴールに再三迫る。そして81分、柴崎が相手と競い合いながらボールをキープしつつ、スルーパスを出すと、これに呼応した仲間がダイレクトで浦和ゴールネットを揺らした。待望の"先制点"で歓喜に沸いたカシマスタジアムだったが、副審の旗が上がり、オフサイド。その後、VARチェックを経ても判定は変わらず、ノーゴールとなった。
後半アディショナルタイムでも優磨が果敢なドリブルから浦和ゴールを狙うが、このシュートは完全にミートすることができず、牲川にキャッチされる。結局、そのまま0-0でフルタイムのホイッスルを聞き、激闘はスコアレスドローで終わった。
悔しい結果に終わったが、試合後、"12番目の戦士"たちからは熱い激励の声が飛んだ。それは最後まで勝利のために戦う選手たちの姿勢を称えるものであり、これからもともに戦おうという決意の表れ。アントラーズファミリーは、今後も"一心"で戦い続ける。
【この試合のトピックス】
・入場者数が33,295人で、カシマスタジアムでの今季最多入場者数。
・田川がアントラーズ加入後、初の公式戦出場。



A.試合開始から試合終了まで、私はすばらしい試合ができたと思っている。今シーズン戦ってきたなかでも非常にタフな試合の一つに数えられるが、結果は0-0だったものの、とても見ごたえのある試合だったし、選手たちはやるべきことをしっかりとやれた試合だった。非常にすばらしかった。
選手はピッチですべてを出し切ってくれたし、試合開始から試合終了までやるべきことをぶらさずに戦い続けてくれた。最後まで勝ち点3を取るために戦う姿を見せ続けてくれたことを含めて、非常によくやってくれた印象に変わりはない。そして、フットボールの質だけでなく、両チームのファン・サポーターの皆さんが作ってくれたスタジアムの雰囲気も注目に値するものがしっかりと見せられただろう。
我々のファン・サポーターの皆さんはチームに勢いをつけたいところ、試合の流れに乗りたいところで選手の背中を押すような声援を送ってくれた。彼らの声援が力になったことは間違いないし、彼らに感謝している。もちろん結果には満足していないが、選手たちが見せてくれたこと、そしてファン・サポーターの皆さんが見せてくれた姿、応援もとても誇りに思う。カシマスタジアムが一体となって戦えたゲームになったと感じている。
Q.田川選手の評価は?
A.彼の評価がどうかというより、まずはチームのなかで彼の力を発揮させていくことを早める必要性があると思っている。このようなスタジアムの雰囲気のなかで彼のプレーを見せてくれたことはプラスだと思っている。
Q.ハーフタイムにどのような指示を出した?
A.勢いを持って相手ゴールに向かっていけば、時にはリスク管理を忘れてしまったり、チームのバランスを崩してしまったりする瞬間もあることはノーマルなことだと思っている。ただ、このような大事な試合で、ましてや頂点に立つことを目標にしているチームにそれはあってはいけない。前半アディショナルタイムの短い時間のなかで2回、危険な場面を作られたことは事実であり、それらはどちらも我々のパスミスから受けたカウンターだった。我々はボールを相手のゴール前まで運んだが、そこからのアイデアや精度が足りなかった。そんなシーンからだった。また、アタッキングサードのところでボールの動かし方だったり、サイドを起点にして相手を崩していく意図は非常によく出せていたと思うが、攻撃の起点を作った後のスピードアップ、緩急、メリハリをつけることが前半は少し足りなかった。狙っていたことはニアゾーンの深さを取って相手の最終ラインを下げ、それによって空いたバイタルエリアを使っていくことだったが、何回か出せた場面はあったものの、その後に3人目の関わりがなかったところもあったので足りなかったと思う。それでも、後半はそこも良くなったと思うし、効果的なサイドチェンジからゴールに向かう攻撃がしっかりとできていた。ファン・サポーターの皆さんやメディアの皆さんも我々がボールを動かしながら相手を崩して得点することを期待していただろうが、やはりあれだけリトリートしてくる相手を崩していくことは決して簡単ではない。選手はすべてを出し切ってゴールを奪うためのトライをしたが、結果として今日は得点を生み出せなかった。
前半はアントラーズにチャンスをまったく作らせず、我々がチャンスを作るなど、戦術的にほぼ完璧だった。渡邊選手のファーストタッチが良ければ、あと少しで得点できる惜しい場面もあった。後半に入ってからは両チームともアップダウンするオープンな展開になり、特に怪我で離脱していた選手たちに最後は少し疲れも見えた。ただ、選手たちはすばらしい姿勢を見せてくれたし、井上選手と安居選手はさらに成長している姿を見せてくれた。2人ともすばらしかった。直近のアウェイ4試合ではPKからの1失点しかしていないことを評価したい。
前節は少しの隙を与えてしまったところが課題だった。この1週間は自分たちの課題にしっかりと向き合って取り組んできた。前節、与えてしまった隙を絶対に与えてはいけない。同じようなミスがないようにしていく。
ここからは各チームの立ち位置などもあり、イレギュラーな戦い方をするチームも出てくると思う。想定外のことが起きやすくなってくる。ただ、イレギュラーがあったとしても、自分たちの集中力だったり、ピッチ内でのコミュニケーションなど、細かい部分をしっかりと突き詰めていきたい。
【師岡 柊生】
前節のような試合は絶対にしてはいけない。浦和は多くのサポーターからの後押しもあり、非常に手ごわい相手となる。ただ、自分たちは、自分たちのやるべきことをしっかり出していけば勝てると信じている。チーム一丸となって戦っていく。
90分間、集中力を切らすことなく試合を進めていく。
ホームで負けるわけにはいかない。カシマスタジアムでは多くのファン・サポーターの皆さんがいい雰囲気を作ってくれて、相手チームを飲み込むぐらいの勢いをつけてくれる。その雰囲気の中で、絶対に勝ち点3をとりたい。
【田川 亨介】
フィジカル的な部分でも海外で経験を積んできたので、その経験を活かしてプレーしていきたい。どんどんゴールに絡んでいく回数を増やしていく。アグレッシブに戦うことは学んできたので、チームのために、きつい時間でも自分の良さを出せるように戦う。チームの目標を達成するためにも、途中から出た選手が勢いをもたらすことが大事になる。自分も含めて、全部出し切っていきたいと思っている。
多くのファン・サポーターの皆さんが作り出してくれたすばらしい雰囲気のなかでプレーすることは、緊張感もあり、楽しさもあり、選手としてやりがいを感じる。
自分自身は拮抗する試合で集中力を保ちながらプレーできていることで無失点という結果を得られていると思うので、それはしっかりと継続させたい。
【鈴木 優磨】
自分がチャンスで決めていたら勝てた試合だったので悔しいし、このような結果に終わってしまったことを反省している。試合を通してみれば、いい内容を見せることができていたのはアントラーズだったと思う。失った勝ち点は試合でしか取り返すことができないので、次は必ず勝利をつかみたい。
【仲間 隼斗】
優勝することを考えれば、ホームで決着をつけなければいけない試合だったと思っている。自分たちは隙を見せず、やるべきことをやった自負があるので、その上で勝ち点3を得られなかったことはもったいない結果となった。連戦となるのでコンディションを整えて、次の天皇杯・甲府戦に向かっていきたい。
【田川 亨介】
まず、一番に試合でプレーすることを楽しめた。(交代出場時に)ポポヴィッチ監督からは守備のことと、相手の背後のスペースを狙うことを指示され、ピッチに入った。そのなかで自分自身にできることや課題もこの試合で見つかったので、もっとチームに馴染めるようにこれからもトレーニングから努力していきたい。
【師岡 柊生】
ファン・サポーターの皆さんはいつもすばらしい雰囲気を作ってくれているので今日もいつも通りにプレーしようと思って試合に入ったが、あまりいいプレーを見せられなかった。
勝たなければいけない試合で守備陣が無失点に抑えてくれたにもかかわらず、攻撃陣が得点を取れず課題が残ったので、次の試合に向けて改善させたい。