▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第14節、エディオンピースウイング広島でサンフレッチェ広島と対戦した。
前節のホーム東京V戦で、3点差を追いつかれて引き分けるという失態を犯してしまったアントラーズ。中2日という厳しいスケジュールのなか、このアウェイ広島戦も前節と同じスターティングメンバーで試合に臨んだ。
序盤、前節と同様、アントラーズは前線のスペースをうまく突きながら高い位置から攻めていく。すると5分、名古の鋭いCKから植田が2戦連続となる豪快なヘディング弾を決め、早くもリードを得る。続けざまの15分には、師岡が相手選手のファウルを誘い、PKを獲得。優磨がこれまた2戦連続できっちりと決め、そのリードを広げた。
その後、広島にも攻め込まれる時間帯があったが、ここは全員が意思を統一し、しっかりと守り切る。やや押し込まれ、ラインが下がってしまったが、前半は無失点で折り返すことができた。
後半に入ると、広島の圧力がさらに高まる。65分、後半頭からの交代出場でピッチに立ったマルコス ジュニオールにミスを突かれ、失点してしまう。
1点差に詰め寄られ、前節での屈辱が頭によぎるも、今日のアントラーズは全員がハードワークを忘れず、強度も高く戦い抜いた。終盤はオープンな展開となり、両チームがその意地を見せる素晴らしい展開となる。
そして84分、佐野が見事なパスカットからドリブルで相手選手を続けざまに抜き去る。最後はゴール前に優しくラストパスを供給し、これを中央で待ち構えていたチャヴリッチが冷静に決め、3-1と勝利を決定づけた。
前節のショックから見事に立ち直り、そして戦い抜き、手にした勝ち点3。これは得点した3選手だけではなく、全員で勝ち取ったものだ。試合後、アウェイスタンドを陣取った12番目の戦士たちとともに歓喜した選手たちの姿がそれを物語る。
Jリーグの日にふさわしい、見事な勝利だ。
【この試合のトピックス】
・植田が2戦連続ゴール。今季3ゴール目。
・優磨が2戦連続ゴール。今季7ゴール目。



試合前に広島の印象を話したが、経験豊富な選手が揃っていて、長く時間をともにした選手たちが多く、監督の考えを理解して表現できるチーム。完成度が非常に高い。その相手に対して、引けを取らずに上回るプレーを見せることができた。選手たちがよくやってくれた。
試合を戦う前から日程などに意識を持っていかれることなく、フットボールに集中できた。今日、最大限に出せる力を出す。全員がその共通認識を持って戦ってくれた。その意識が勝利に結びついたと思う。また一歩、成長した姿を見せることができた試合だったと感じている。
広島の時間帯はあったが、押し込まれた時も何をやらなければいけないのか、どうやり切らなければいけないのかという答えを持ってプレーできていた。もちろんやれると思っていたが、ここまでやってくれた選手に感謝している。
そして、私は久しぶりに広島へ来たが、街並みも以前よりもさらに綺麗になっていたし、素晴らしいスタジアムもできた。非常にいいことだと思った。この雰囲気の中で試合ができたのも、両サポーターのおかげ。特に、遠くから広島まで足を運んで、我々の背中を最後まで押してくれたアントラーズファン・サポーターの皆さんには感謝したい。
Q.前節は3点を追いつかれるという試合になったが、今節は素晴らしい試合だった。今日をどう振り返る?
A.前回の試合から時間がなかった中で、大事にしていたことは、我々が次に向けて勝つために何をしなければいけないかを考えること、我々のフットボールをどうやり切るのかというところ。それは選手にも伝えていた。
疲労がないと言えば、嘘になる。ただ、悲観的になることなく、自分たちのやるべきことにフォーカスすることができれば、不利な状況でも勝ち切ることができるということを証明してくれた。
就任当初から口酸っぱく、疲労が溜まったときにどう試合を進めていくか、より早い判断でボールを動かしていくということを伝えていた。選手たちが今日、自分たちのプレーで証明してくれた。これがアントラーズのあるべき姿だと思っている。今日は本来の姿を見せることができたという嬉しさがある。
我々がその日できる最大限の力を出し切る。その意識を共有できた。
不必要なボールロストから失点してしまい、失点後すぐにPKを与えてしまった。ただ、そのあと盛り返すことができた。いい攻撃もあったし、セットプレーのチャンスも多く作った。
後半も速攻から前に出ていくことができたし、チャンスも作ることができた。そのあと、カウンターのチャンスを与えてしまい、1-3という結果になってしまった。
全体的にアントラーズの方が、我々よりも上回っていた。
みんなが切り替えて、この広島戦へと向かうことができている。
広島は強度が高いし、非常に力のあるチーム。また厳しい試合になることが予想されるが、前節の反省も含めて、自分たちのやるべきことをしっかりやっていく。自分のところで攻撃のアクセントをつけていきたい。まずはチームが勝つためになにをすればいいのかを一番に考えてプレーしていく。
冷静に賢く戦いながらも、厳しくいくところはしっかりいく。そういうところが大事になってくる。
【師岡 柊生】
広島は後ろの3枚がつないでくるし、ビルドアップもできるし、守備も堅く守ってくるイメージがある。そして、前線には、しっかりとボールを収めることができる選手もいる。その広島に対して、うまくコンビネーションを使ったり、トレーニングから積み上げてきていることを試合で出していけば、うまく試合を運んでいけると思う。
前節の教訓が活かされた試合だったと思うし、前節のことがあったからこそ、この試合にかける思いがみんな強かった。それが勝利につながった。
(先制点の場面は)前節のゴールはパワーで押し込んだ感じだったが、今回もいいボールが来て相手をうまくかぶらせることができた。流し込むというところは意識していた。まずは、いいボールが来たというところに感謝したい。名古とはフィーリングが合っている。また次も狙っていきたい。
「前節を活かして戦うしかないぞ」という声をかけていたし、リードしている展開だったが、「後ろに引くのではなく、攻める気持ちを見せなければいけない」というところも話していた。それがあったからこそ、前で時間を作ることができたし、3点目を奪うことができた。これを継続していきたい。
前節はアプローチが緩くなってしまったところで失点というのがあったので、今日は全員が最後まで走ってくれたし、前線の選手も足をつりながら戦ってくれた。個人的には周りの選手に助けられるシーンが多かった。みんなに感謝したい。
次の試合も非常に大事。神戸は去年2敗している。その借りは返していかなければいけないし、今シーズンも上にいるチームなので、そのチームから勝利して自分たちが上に行けるように戦っていきたい。
【佐野 海舟】
(3点目の場面は)相手チームも足が止まっていたのは分かっていた。うまくインターセプトができて、いけると思った。いい感じに横にいたチャッキーに流すことができて良かった。
前節は苦しい展開にしてしまった。今回も失点してしまったが、そのあと、チームがバラバラになることなく、全員がやるべきことをやり切ることができた。みんなで掴み取った勝利だと思う。
【師岡 柊生】
(PKを獲得した場面は)監督から「あそこまで行ったら、積極的に仕掛けてもいい」と言われていた。得点につながったのは良かったと思う。
【安西 幸輝】
前半、まずは無失点でいこうと話していた。相手の流れになったときにどれだけ耐えられるかどうかだった。今日は相手の左サイドから多くクロスが上がってきたので、その対応は良かったと思う。