▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第11節、カシマスタジアムで湘南ベルマーレと対戦した。
先の日曜日にアウェイG大阪戦で2-1と勝利したアントラーズ。その勢いを持って5月の連戦初日、ホームのカシマに湘南を迎えた。
なお、この試合は「大和証券スペシャルマッチ ~ファンドラップは、やっぱり大和証券。~」として開催された。
前節同様、アグレッシブなプレーで主導権を握りたいところだったが、序盤から激しく挑んでくる湘南に押される展開となる。相手の出方が速く、こちらがやりたいことを逆にやられるという印象の強い前半となった。最大のピンチは、24分。左サイドに再三侵入してくる鈴木雄斗からゴール前にクロスを上げられると混戦が生まれ、こぼれ球を相手のエース、ルキアンに押し込まれる。
ルキアンのシュートは芯ではとらえられなかったものの、ボールはコロコロところがりゴールへと向かう。早川も精一杯手を伸ばすが届かず、万事休すと思われたが、このボールがポストに当たり枠外。アントラーズはギリギリのところで失点を免れた。
停滞気味の展開を変えるべく、ポポヴィッチ監督は後半開始から樋口に代え、チャヴリッチをピッチへ送り込んだ。この交代で新たなリズムが生まれ、50分、アントラーズが待望の先制点を得る。
名古の右CKはニアでクリアされるも、そのこぼれ球を知念が仲間につなぐ。仲間はゴール前の状況を良く見て、右サイドのチャヴリッチへふわりとしたパスを送った。これをチャヴリッチが冷静にヘッドで折り返すと、優磨がヘディングで押し込み、試合の雰囲気を一変させた。
ここから試合は完全にアントラーズのペースとなる。62分には左サイドからの名古のFKを、優磨がゴール前に抜け出し右足で決め、追加点。さらにその5分後、早川のロングフィードから優磨がクロスを入れ、これをチャヴリッチがダイビングヘッドでゴールし、3-0と湘南を突き放した。
久々に生まれた、"らしい"電光石火のカウンター弾に、カシマスタジアムへ詰めかけた26,924人のアントラーズファミリーの興奮と歓喜のボルテージが最高潮に達した。その後、1失点は喫したものの、3-1のスコアで湘南に快勝。5月の連戦で幸先のいいスタートを切った。
次は、中2日でアウェイ柏戦。厳しいスケジュールが続くが、カシマで魅せたフットボールで相手を凌駕していく。その姿を早く見たいものだ。
【この試合のトピックス】
・関川がJ1通算100試合出場。
・優磨が今季初のマルチゴールで、リーグ戦5ゴールを記録。
・チャヴリッチがリーグ戦3ゴールとする。
・優磨がLIXIL賞を受賞。



A.試合前から警戒していたことだが、前半は相手のペースに巻き込まれて戦ってしまった。我々の判断も遅く、望んでいない展開になってしまった。ミスも多かったし、そこでボールを奪われて、相手を勢いに乗せてしまったシーンもあった。ただ、後半はまた違った展開になった。早い判断のなかでしっかりとボールを動かし、相手の背後のスペースの使い方も前半より良くなった。そして、決めるべきときにしっかりとゴールを決められたのがすごく良かったことだと思っている。
ゴールデンウィークということで、カシマスタジアムに来てくれたたくさんのファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられて良かったし、彼らが笑顔で帰ってくれることが今日は何よりもうれしい。
Q.優磨選手の評価は?
A.戦術的な観点から言えば、前節のG大阪戦ではとてもいい働きをしてくれた。特に守備的な働きについては、今までで一番良かった。チームが下を向きそうになったときに喝を入れたのも、その姿勢でチームを引っ張ったのも優磨だった。ただ、もちろん優磨は一人ではプレーできない。その優磨を輝かせるのもチームだ。彼が活躍できたのも、チームメートのみんながしっかりと後半に持ち直して、自分たちのやるべきことをしっかりやれたからだろう。いつも話していることだが、チームが個を輝かせる。今日の試合で一つ、それを証明できたと思う。
Q.後半からチャヴリッチ選手を入れた狙いは?
A.なぜ彼を投入したのかということは、そのあとの試合展開を見てもらえればわかるだろう。相手に脅威を与えるプレーや相手の背後に抜けていくプレー、彼の強さというものがこの試合では必要だった。ただ、後半に彼一人の力が発揮されて勝ったわけではない。チーム全員で勝ち取った勝利だと思っている。チーム全員で戦っているから成果が出る。私はそのように思っている。
後半に関しては、まず前半の戦いを続けること、また0-0でも、どんな状況でも鹿島は鹿島だという話をして、そこに気をつけようとみんなに伝えて入った。最初の15分くらいで1失点、2失点と、短い時間のなかでセットプレーでやられてしまい、非常にもったいない後半の立ち上がりとなり、それがそのまま結果につながった。
湘南はハードワークをしてくるし、最後まで戦い抜くチームという印象がある。自分は攻守において動き続けながらゴール前へ入っていき、得点につなげていきたい。もっとやらないとという気持ちは常に持っている。前節は勝つことができたが、勝利した次の試合が重要になってくる。もう一度気を引き締めて戦っていく。
以前所属していたチームとの対戦ということで、もちろん意識はする。湘南でも非常にいい時間を過ごすことができていたので、湘南サポーターの皆さんにも成長した姿を見せられるようにがんばりたい。
【安西 幸輝】
湘南は、堅守速攻。カウンターが非常に鋭いチームなので、その対応は意識してやっていきたい。前線には、ルキアン選手など強力な選手がいるので、そこをしっかりと抑えることができれば、勝利は近づいてくると思う。
【仲間 隼斗】
湘南はアグレッシブに戦ってくるチームだと思っているし、前節も粘り強い戦い方をしていて、絶対にあきらめないチームだなという印象がある。
ホームでの利点を活かして自分たちは能動的にプレーしていく。その意識が勝利につながっていくメンタリティになっていくと思う。気負いすることなく、自分たちのフットボールや自分たちの準備を怠らずにやっていかなければいけないと感じている。
前半はほとんど自分たちのペースで試合を進められなかったが、それでも0-0で終えられたのは良かったと思っている。ただ、最後の1失点は悔やまれる。今季は失点も多く、それをなくしていかないと今後はきつくなると思っているので、改善していきたい。
【チャヴリッチ】
(3点目は)ハヤから優磨にすばらしいパスがとおり、自分自身も走り込むべきスペースを見つけられた。優磨からもいいボールが来たので、ゴールを決めるのは難しいことではなかった。得点に絡むための準備をして途中出場できたことが良かったと思う。
【早川 友基】
(3点目の場面は)ボールをキャッチしてすぐに前線を見たら、優磨君がいたのでパスを出した。ハイラインを敷く相手にはGKからのロングパスが有効だと思うので、そういったプレーをもっと増やしていきたいが、一方で無失点で抑えることにもっとこだわっていきたい。
【名古 新太郎】
今日も多くのファン・サポーターの皆さんが駆けつけてくれて、すごく力になった。
(2点目のFKの場面は)イメージどおりにボールを蹴ることができて、優磨のゴールにつながって良かったと思っている。また次の試合も勝って、ファン・サポーターの皆さんと喜び合いたい。
【仲間 隼斗】
前半は何とか無失点で耐えたが、前半のうちに修正できればよかった。後半は自分たちのペースでしっかりとボールを動かし、ゴールへと迫っていくことができた。
(先制点の場面は)セットプレーの練習に多く取り組んでいるので、その成果が表れたゴールだと思っている。