▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
YBCルヴァンカップのグループステージ第2節、ベスト電器スタジアムでアビスパ福岡と対戦した。前半のうちに、上田の2ゴール、荒木のゴールで3点差に広げると、後半にエヴェラウドが追加点を決めて4-0とする。その後、セットプレーの流れから失点を喫したが、後半アディショナルタイムに広瀬が追加点を決めて、5-1と快勝を収めた。
3月最後のホームゲームとなった明治安田J1第6節・名古屋戦は、相手の堅固な守備を崩すことができず、0-1で敗戦を喫した。
試合後、ザーゴ監督は「チーム全体として起きている問題で、守備から攻撃へ切り替わったときに簡単に相手にボールを渡してしまっている」と課題を語り、「そこは今後直していかないといけない」と改善を誓った。そして、すぐに次の福岡戦を見据え、「もっとアグレッシブさを出していきたいと思う。次の試合で新たな姿勢を示していく」と語っていた。
福岡戦の先発メンバーは、指揮官の言葉通り、新鮮な顔ぶれが並んだ。GKはスンテ、最終ラインは右から常本、犬飼、関川、永戸、ボランチは舩橋とレオのコンビで、前線は荒木、白崎、エヴェラウド、上田が入った。ベンチには山田、広瀬、林、遠藤、松村、小泉、染野が座る。なお、スンテは昨年7月26日のFC東京戦以来の公式戦出場、常本は公式戦初先発、舩橋は公式戦デビュー、林は公式戦初のベンチ入りとなった。
立ち上がり、福岡が組織的なプレスをかけてきたこともあり、アントラーズはボールを落ち着かすことができない。それでも、セットプレーから早い時間帯に先制点を奪うことに成功した。9分、右サイドからのコーナーキックを永戸が蹴ると、ニアサイドに上田が飛び込む。上田と競り合った福岡のカウエが頭で触れると、上田に当たってゴールネットへ吸い込まれた。上田の今季初ゴールでアントラーズが先制に成功する。
先制後、福岡を攻めあぐねていたアントラーズだが、再びセットプレーから得点を奪う。28分、左サイドからのコーナーキックを舩橋が蹴ると、ペナルティエリア外にいた荒木がダイレクトボレーで合わせる。シュートはGKの正面に飛んだが、相手GKが処理に失敗してボールをこぼし、ゴールラインを割った。
さらに35分、追加点が生まれた。ペナルティエリア内でエヴェラウドからのパスを受けた上田が切り返してから右足を振り抜く。鋭いシュートはバーに当たってゴールラインを割った。上田の2ゴール目でアントラーズがリードを3点差に広げる。
そして、前半はこのまま最後まで危なげなく試合を進め、3点差のリードを保ったまま、ハーフタイムに突入した。
後半開始から福岡は3人同時に選手交代を行い、積極的に攻撃を仕掛けてきた。アントラーズは決定機こそ許さないものの、後半立ち上がりは主導権を握ることができなかった。
それでも、相手の一瞬の隙を見逃さずにカウンターから追加点を奪う。61分、左サイドに流れたレオが、福岡の最終ラインの裏へスルーパスを送る。これがエヴェラウドに渡ると、エヴェラウドは相手GKを交わしてシュートする。角度のない位置からだったが、うまくコントロールされたボールはゴールネットを揺らした。
リードを4点に広げたアントラーズは選手交代を行う。63分にエヴェラウド、荒木、白崎をベンチに下げて、遠藤、広瀬、松村をピッチへ送った。そして、70分には犬飼に代えて、プロデビューとなる林を投入する。さらに、71分には上田との交代で染野が入った。
このまま無失点で終えたいアントラーズだったが、75分に失点を喫してしまう。コーナーキックがファーサイドまで流れると、ペナルティエリア内から吉岡にクロスを入れられ、最後はカルロス グティエレスにヘディングで決められてしまった。スコアは4-1となる。
その後、アントラーズは福岡の攻撃を受ける展開となったが、相手のミスにも助けられ、我慢の時間帯を凌いだ。
すると、試合終盤にフリーキックから追加点が生まれる。後半アディショナルタイム1分、遠藤が蹴ったピンポイントのクロスを広瀬が頭で合わせてゴールネットを揺らした。アントラーズが再びリードを4点差とする。
そして、このまま時計の針が進み、5-1のスコアで試合終了を迎えた。
次は明治安田J1第7節のアウェイ浦和戦だ。準備期間は中6日と少し余裕がある。再び始まる連戦に向けて、チーム一丸で最善の準備を尽くし、浦和戦での勝利を目指す。
【この試合のトピックス】
・常本が公式戦初先発
・舩橋が公式戦初出場、初先発、初アシスト
・林が公式戦初出場
・上田が今季初ゴール
・エヴェラウドが今大会2試合連続ゴール
・荒木が今大会初ゴール
・広瀬がアントラーズ初ゴール



・前半のような戦いを持続させよう。
・チームとして、絶対に失点せず、後半立ち上がりから集中して戦おう!
・まず1点返していこう。
・お互いに声を掛け合って、周りの選手をフォローしよう。
Q.ゴールを決めた上田選手の評価は?
A.エヴェラウドといい連係が取れているというところは非常にいいと思う。これからもこのような形で戦い続けていきたい。
Q.プロデビュー戦となった舩橋選手の評価は?
A.昨シーズンからプレーを見てきている。なので、佑のポテンシャルは分かっていた。ここ最近、非常にいい意識でトレーニングに取り組んでいた。チャンスを与えたいと思っていた。佑だけでなく、プロデビューとなったツネもアグレッシブにプレーしていたし、林もまだまだ課題はあるものの、状態を見ることができた。若い選手たちが成長していくことは、チームにとって良いこと。これからもしっかりと指導していく。
Q.先日の名古屋戦ではトランジションの部分を課題に挙げていたが、その部分の今日の評価は?
A.守備から攻撃の切り替えは非常に良くできていた。トレーニングの時から縦への意識を植え付けていた。取り組み続けてきたことが、試合でしっかりと出せていたと思う。
前回対戦時とは大会が違うが、勝利への意欲は変わらない。前回福岡に負けたことによって、より意欲が強くなっている。アントラーズは勝利が義務付けられているチーム。必ず勝利しなければいけない。
【永戸 勝也】
この短い期間の中で同じ相手に2度も負けることはできない。福岡は手堅く試合に入ってくると思う。早い時間にセットプレーから得点を奪うことができれば、試合の状況も変わってくる。チームみんなが反骨心を持って試合に入っていきたい。
【犬飼 智也】
2度目の対戦ということで、相手の出方はしっかり把握している。前回以上に自分たちからアクションを起こしていきたい。無失点で抑えることができれば、いい流れに乗ることができ、自分たちの得点へつなげていくことができると思う。じっくり、どっしりと構えて守備をしていき、チームとして勝利で終えることが大事になってくる。
【関川 郁万】
前回の福岡戦では、試合の入りから自分たちのペースでボールを保持することができていなかったし、自分たちのミスからピンチもあった。同じ相手に同じ場所で負けることはできない。今回は必ず勝利したい。
【常本 佳吾】
アントラーズが求められている「勝利」というところはチーム全体で強く意識して試合に臨んでいく。自分の持ち味でもある、積極的な攻撃参加や、対人の強さの部分を試合の中で発揮して勝利に貢献したい。ここで勝利を手にしていい流れへと持っていきたい。
【舩橋 佑】
気負いすることなく、自分のプレーを思い切ってやっていきたい。自分の長所は、展開力だったり、パスを強い仮と味方へつなげるところ。僕が一番若手なので、ピッチではとにかくアグレッシブに、勢いを持ってやっていきたい。
1点目はインスイングでニアを狙っていこうという狙いをがあった。チームとして、セットプレーからの得点という部分は課題だったので、このゴールは次につながるゴールだったのではないかと思う。2点目はエヴェがいいタイミングでパスを出してくれた。あとは自分なりに勝負した結果がゴールへとつながった。今日のように多くのゴールを決めて勝てたというところは自信になるし、間違いなくこの流れは次のリーグ戦へとつながってくる。早い段階で巻き返しをしていきたい。
【舩橋 佑】
初めての試合ということで多少の緊張や不安はあったが、さまざまな方が試合前に声をかけてくれて、自信を持って今日の試合に臨むことができた。周りの方々に感謝したい。今日勝ったことは嬉しいが、次の浦和戦でもまた自分が関わっていけるように、しっかりトレーニングをしていきたい。