明治安田生命J1リーグ第22節、三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソルと対戦した。2点のリードを許したアントラーズは犬飼のゴールで1点差に迫ったが、最後まで追いつけず、1-2という結果に終わった。
対戦相手の柏は試合前の時点で16位と残留争いに巻き込まれており、リーグ戦直近10試合の成績は1勝1分8敗と苦しんでいる。ただ、柏も貪欲に勝ち点を狙ってくることが予想されるだけに、非常に難しい展開になることを覚悟して試合に臨んだ。
先発は先の栃木SC戦から2名を変更した。GKは沖、最終ラインは常本、林、犬飼、永戸、ボランチはレオとピトゥカ、前線はアラーノ、白崎、土居、エヴェラウドが入った。そして、ベンチには早川、関川、三竿、小泉、和泉、カイキ、松村が座る。
前半序盤はアントラーズがボールを支配する展開となったが、柏の守備ブロックの間でボールを受けられず、なかなか相手陣内へ進入することができなかった。すると素早いカウンター攻撃を徹底していた柏に試合の流れが傾く。前線でペドロ ハウルに起点をつくられ、ゴールを脅かされてしまう。
ただ、我慢の時間帯を無失点で凌ぐと、試合は互角の展開へ戻った。蒸し暑い天気のなか、前半最後まで激しい球際の攻防は続き、両チームともに一歩も譲らなかった。
このままスコアレスでハーフタイムへ突入する。
後半開始からレオとの交代で三竿を投入し、中盤の形を変更した。しかし、依然として後方からのビルドアップが機能せず、守備ブロックの間にボールを入れられない。そして、柏のペドロ ハウルを起点としたシンプルな攻撃も脅威となり続けた。
すると53分に一瞬の隙を突かれてしまう。ピトゥカからエヴェラウドへの縦パスをインターセプトされると、柏のカウンターが発動。戸嶋からのパスが攻め残りしていたクリスティアーノへ通ると独走を許し、ペナルティエリア内から強烈なシュートを打たれてしまう。これが失点となり、先制点は柏に渡った。
この失点でチームは落ち着きを失ってしまう。失点からわずか4分後の57分、沖のゴールキックが相手に渡ると、戸嶋からクリスティアーノ、クリスティアーノから大南と繋がれ、大南にグラウンダーのクロスを入れられる。これをペドロ ハウルにダイレクトで合わされ、ゴールネットを揺らされてしまった。アントラーズは2点のビハインドを追う苦しい展開となる。
60分、アラーノと白崎に代えて、カイキと和泉をピッチへ送った。さらに75分には、土居を下げて松村を投入する。アントラーズは圧倒的にボールを支配するが、守備を固める柏を崩せない。ピトゥカが半ば強引に違いをつくり、何度か局面を打開しても攻撃は単発に終わってしまった。
それでも諦めずに攻め続けると、89分に得点が生まれる。左サイドから永戸がクロスを入れると、犬飼が高い打点で合わせる。ヘディングシュートはゴールネットに吸い込まれ、アントラーズが1点差に迫った。
その後、両チームともに疲労の色が濃くなり、プレーの精度が落ちていく。後半アディショナルタイムには常本に代えて小泉を投入し、最後まで諦めずにゴールを狙い続けたが、守備を固める柏を崩し切ることができず、このまま1-2で試合を終えた。
次は7月24日のアウェイG大阪戦だ。中12日で最善の準備を尽くし、パナソニック スタジアム 吹田へ乗り込む。
【この試合のトピックス】
・犬飼が今季リーグ戦3点目



・ディフェンスラインの上げ下げをはっきりすること。
・冷静にプレーすること。
・サイドで起点を作ったら、しっかりサポートすること。
セカンドボールや相手の狙いとしていた部分からカウンターを受けてしまい、全体的に冷静さを失ってしまうような試合展開となってしまった。試合までの準備や試合の入り方など、反省すべき部分がたくさんある。もう一度、色々な部分のレベルを上げていかなければいけない。
このあと期間が空いてG大阪との試合がある。もう一度、自分たちのベースを見直していく。
Q.柏に対してどのような対策をしていた?
A.柏はボールを奪ったあと、素早く前線へという戦い方で今日は前回の試合からシステムを変更していた。攻撃をしている中でも、カウンターに備えて準備しなければいけなかったが、前線で簡単に起点を作らせてしまった。そこも今後に向けての反省材料となる。
Q.失点の場面など、アントラーズの左サイドから崩されることが多かった。そこに対してはどのように感じている?
A.失点の場面に限らず、カウンターを狙っている相手に対して、簡単にボールを奪われてしまえば、そういう展開となってしまう。少し冷静さを欠いていた。無理に守備をこじ開けに行っていた部分もあった。もう少し相手を動かしていかなければならなかった。
ここまで充実したトレーニングができている。柏戦も自信を持って臨んでいく。ファン・サポーターの皆さんはDAZNで応援してくれている。自分たちはしっかり結果を追い求めて、応援してくださる方々に勝利を届けることができるようにしたい。
【和泉 竜司】
怪我から復帰して、コンディションは上がってきている。まずは、自分たちが今までやってきたことを試合で出せるかだと思う。みんながそれを理解している。全員でやるべきことをやって、アウェイで勝利して帰ってきたい。
今日は自分だけでなく、チーム全体として良い出来ではなかった。それは選手全員が理解している。切り替えていかなければいけない。後半から健斗が入って、自分が攻撃に出ていこうと思っていた。ただ、なかなかうまくいかなかった。失ってはいけない勝ち点3を失ってしまった。
【犬飼 智也】
ボールを持っている時に簡単なミスが多くあった。奪われてはいけないところでボールを奪われてしまったし、カウンターを受けた場面も自分のポジショニングがあまり良くなかった。自分たちのミスから相手にやりたいことをやらせてしまった。