▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
明治安田生命J1リーグ第30節、カシマスタジアムで浦和レッズと対戦した。前半に上田のゴールで先制に成功すると、後半に再び上田が決めて、リードを2点に広げる。さらに、エヴェラウド、レオが追加点を奪って4点差にすると、守備陣も要所を締めて4-0で完封勝利を飾った。
前節の柏戦は1-4と非常に悔しい敗戦となった。だが、中3日で浦和戦が控えており、落ち込んでいる時間はない。小泉は「試合はすぐに来るので切り替えたい。残り3試合。すべて勝てば今とは違った順位に入れると思う。勝ちにこだわって、前半に失点しないことと立ち上がりをもっと大事にしていきたい」と語り、選手たちはすぐに気持ちを切り替えていた。
チームは休む間もなく浦和戦に向けた準備を始めた。試合翌日の11月26日には、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者判定を受けた町田が隔離措置期間を終了し、トップチームへ合流。JFA・Jリーグ特別指定選手の常本は明治大学の練習に復帰した。翌27日には、杉岡、荒木、関川、山田が隔離措置期間が終え、全体練習に合流した。
先発メンバーの変更は前節から1名のみで、奈良に代わって町田が入った。ゴールマウスは沖が守り、最終ラインは右から小泉、犬飼、町田、山本が務める。中盤はレオ、三竿、アラーノ、土居で、前線はエヴェラウドと上田が入った。ベンチには、スンテ、広瀬、永木、遠藤、荒木、松村、伊藤が座った。
浦和のキックオフで試合が始まった。試合序盤のアントラーズは、前線から強度の高いプレスをかけて、ボールの即時奪回を目指す。一方、浦和も高い位置からプレスをかけてきたため、中盤で激しい球際の勝負が繰り広げられた。
一進一退の攻防となったが、アントラーズはサイドから積極的にクロスを入れて決定的な場面を作り出し、主導権を手繰り寄せていった。すると、11分に試合が動く。左サイドに流れたエヴェラウドが右足でインスイングのクロスを入れると、上田が勢いよく飛び込む。ヘディングシュートはゴール左隅に決まり、アントラーズが幸先よく先制に成功した。
先制点が決まった後は、浦和に押し込まれ、何度もゴールを脅かされたが、守備陣が最後の最後で体を張り、得点を許さない。15分にはレオナルドの決定的なシュートをゴールカバーに入った山本が間一髪でクリアし、何とか凌いだ。
さらに、前半終了間際の45分にもカウンターからピンチを招く。マルティノスのシュートが山本に当たり、コースが変わる。ボールはポストに当たったが、失点にならなかった。
苦しい時間帯を一丸となった守備で耐え凌ぎ、このまま1点のリードを保ってハーフタイムに突入した。
後半立ち上がりからアントラーズは勢いよく攻撃に出る。すると、早々に試合が動いた。50分、アラーノからのパスを受けた上田がペナルティエリア手前から鋭く右足を振り抜く。強烈なシュートは相手GK西川の手を弾き、ゴール左隅に突き刺さった。2-0とアントラーズがリードを広げた。
ここから試合は徐々にオープンな展開となった。浦和の陣形が徐々に間延びしたこともあり、アントラーズのカウンターは鋭さを増していく。すると64分、相手のパスミスを奪ったアラーノがスルーパスを送ると、エヴェラウドが反応した。エヴェラウドは相手GKとの1対1を制し、シュートをゴールネットに突き刺した。アントラーズはエヴェラウドの今季17ゴール目でリードを3点差に広げる。
試合をコントロールしたいアントラーズは、72分に最初の選手交代を行う。2ゴールを決めた上田との交代で遠藤を投入した。
すると81分に再び試合が動く。レオからのパスを受けた土居がペナルティエリア内でキープし、リターンパスを送る。これをレオがダイレクトでシュートし、ゴールへと流し込んだ。レオの今季初ゴールでリードを4点差に広げる。
得点直後の83分、アントラーズは4人の選手交代を行う。アラーノ、土居、小泉、エヴェラウドを下げて、永木、松村、広瀬、伊藤翔をピッチへ送った。
途中交代の選手たちはチームに活力を注入し、攻守両面の強度を落とさなかった。このまま最後まで集中力を切らすことなく戦い抜き、無失点で試合をクローズすることに成功。4-0で完封勝利を飾った。
次は12/12(土)ホーム清水戦だ。ACL出場権獲得に向けて絶対に勝ち点3が必要となる。清水戦の勝利だけを目指して、これからもチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・上田が今季7ゴール目、8ゴール目
・エヴェラウドが今季17ゴール目
・レオが今季初ゴール
・上田がLIXIL賞を受賞



・ビルドアップのときは正確なプレーを選択すること。
・1-0で勝っている状況を考え、頭を使いゲームをコントロールしよう。
・もう一度球際をしっかり、全員で戦え。
・あわてるな、点を取るぞ。自信をもってやろう。
Q.前節はホームのアドバンテージを使えていないと話していたが、今節でできていた要因は?
A.自然と浦和戦になると選手自身に気持ちが入る。それは浦和も同じ。ただ、今日の試合で見せた注意力やハートの部分も含めて、これを毎試合やらないといけない。今シーズンはまだ残り2試合あり、なおかつホームでの戦い。今日と同じような試合をしないといけない。これはアウェイでもやらないといけないが、まずはホームでのアドバンテージを生かしていかない。残り2試合でも、全員が今日と同じような強度だったり、チームのために献身的にプレーをできるようにしないといけないし、その働きかけをしていきたい。これは来シーズンでも、ホームのアドバンテージをもっともっと出していかないといけないと思っている。
前節は負けてしまったが、今シーズン、1年を通して手応えを感じているし、どの選手も自信を持ってサッカーができていると思う。前回、僕は浦和と対戦してないので、楽しみな部分もある。浦和もやり方が変わっていると思うので、しっかり準備をして自分たちの良さをもっともっと出せるようにしていく。
【レオ シルバ】
切り替えが大事になる。浦和戦も残りのリーグ戦において大事な試合になるし、結果が順位にも影響する。相手はビッグクラブですので気を引き締めて準備を進めなくてはいけない。得点も久しく取れていないのでフリーキックでもセットプレーでも貢献したい。
(1点目は)まず自分の武器をぶつけてみようという考えがあった。エヴェがカットインしてくるという予測をし、相手と駆け引きするなかでうまく先にボールを触ることができた。(2点目は)ファンが持ったときに相手DFの背後へ抜けようと思ったが、前半から抜け出した時に相手のDFラインが下がっていると分かっていたので、あえてその場で止まってみた。ファーストタッチが少し詰まってイメージ通りではなかったが、相手との間合いが遠かったので、うまくシュートまでいけた。ホームでなかなか勝てていなかったので、自分のゴールもそうだが、浦和を相手に勝てたのが個人的にはうれしかった。継続してさらにパフォーマンスを上げていきたい。
【町田 浩樹】
チームに合流してからの日数が少なかったが、よりパワーアップして戻ろうと取り組んでいた。しっかり試合に入って勝利することができた。最後に出場してから約3週間あったので、試合の入り方や前半にうまく体が動かない場面が多少はあったが、やっているうちに試合に馴染むことができた。先制点を取ることができ、自分たちがやるべきことがはっきりした。攻撃陣があれだけ点を取ってくれたので、DFとしてはうまくやれた。ただ、前半もセットプレーなどでピンチがあったので、未然に防がないといけない。浦和戦ということで、たくさんのサポーターが入ってくれた。浦和だから負けたくないという気持ちがあったし、ここ数試合はホームで勝てていなかったので、勝利することができてよかった。