明治安田生命J1リーグ第25節、カシマスタジアムで名古屋グランパスと対戦した。開始早々にPKで失点を喫したアントラーズは名古屋の堅固な守備に苦しんだ。後半に退場者を出すと、アディショナルタイムには追加点を決められ、0-2で敗れた。
厳しい5連戦を4勝1敗の戦績で乗り切ったチームは、10/24(土)広島戦の翌日から2日間の休息を取り、火曜日から再び名古屋戦に向けた準備を進めた。
アントラーズと名古屋は同じ勝ち点「45」で並んでいる。指揮官も「ここでしっかりと勝ち点を積み重ねていかなければいけないし、ハードワークをしていかなければいけない。非常にタフで、厳しい試合になると思う」と直接対決にかける意気込みを語っていた。
試合直前にメンバーの変更があり、三竿がウォーミングアップ中に負傷し、永木が急きょスタメン、サブに松村が入った。先発はGKが沖、最終ラインは右から小泉、犬飼、町田、永戸、ボランチはレオと永木のコンビで、サイドハーフは右にアラーノ、左に和泉、前線は土居とエヴェラウドが務める。ベンチにはスンテ、関川、遠藤、荒木、松村、名古、上田が座った。
キックオフ直後から球際で激しいプレーがつづき、両チームの選手がヒートアップする。落ち着かない展開のまま迎えた7分、試合が動いた。ペナルティエリア内で和泉がボールをクリアしようとするも、マテウスと接触してしまう。主審はファウルの判定を下し、名古屋にPKが与えられた。これを金崎に決められ、名古屋に先制を許してしまった。
不運な形で失点を喫したアントラーズは、名古屋の強度の高いプレスに苦しみ、試合の流れを掴めない。そして、名古屋のスローテンポな試合運びにフラストレーションを溜めた。
すると、アントラーズにアクシデントが起きる。和泉が相手選手との接触でプレー続行が不能となり、33分に和泉との交代で荒木が投入された。
前半はこのまま0-1で終了し、ハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、アントラーズがボールを支配し、相手陣内で長くプレーした。しかし、名古屋の堅固な守備をなかなか崩せない。
それでも、55分にカウンターからチャンスをつくる。町田のクリアボールを拾ったアラーノがドリブルで長い距離を運ぶと、ペナルティエリア手前から右足を鋭く振り抜いた。しかし、シュートは相手GKの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
均衡を崩したいアントラーズは、60分に選手交代を行う。レオと土居をベンチに下げて、遠藤と上田を投入した。
なかなか思い通りに試合を進められず、選手たちはフラストレーションを溜めた。すると68分に、アラーノが2枚目のイエローカードを受けて、退場処分を下されてしまった。
残り時間を10人で戦うことになったアントラーズは、相手の決定機を沖のビックセーブで凌いだものの、名古屋の守備を崩せない。84分には永戸、小泉をベンチに下げ、名古、松村を投入したが、大きく戦況は変わらなかった。
後半アディショナルタイムにはミスから失点を喫し、リードを2点に広げられた。ゴールを狙い続けたが、最後まで得点は生まれず、0-2で悔しい敗戦を喫した。
すぐに中2日で横浜FM戦が控えている。この悔しさを糧に、また明日からチーム一丸となって準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・なし



・ボールを奪われたあとのリスクマネジメントを徹底しよう。
・勝つために、全員で本来のプレーをしよう!
・最後まで賢いサッカーをやろう。
・強い気持ちで戦おう。
名古屋との前回対戦時は、チームとしての狙いをだいぶ理解した状況だった。結果に関してはやるべきことをやって勝利を手にしたと思う。名古屋は、競争力がある。ただ、それ以前に、自分たちのやり方を貫くことが重要ではないかと思う。どのように試合を終わらせるのか。その部分をみんなで集中して取り組んでいけば、自ずと勝ち点は手にできるのではと思う。
【ファン アラーノ】
(勝ち点で並ぶ)直接対決ということでしっかりと試合を制さないといけない。チーム全員がその意識を持って、今週のトレーニングに取り組んできた。この試合を落としてしまうと、自分たちの目標から遠ざかってしまう。ただ、僕たちは、この試合の意味合いというものをしっかりと理解している。この名古屋戦が今後を占う試合となると思う。
【町田 浩樹】
(金崎選手には)もちろん得点は入れさせたくないし、起点になるのが上手い選手なので起点を作らせないことも大事だと思う。またホームで試合ができるので、たくさんの方に後押しをしてもらい、(ファン・サポーターの皆さんに)勝ち点3を届けられるようにチーム一丸となって頑張りたい。
立ち上がりでPKを取られて失点。相手の守備の堅さが増し、こじ開けることができなかった。なんとか1点を取ろうとしていたがカウンターで失点。絶対に勝ちたかったが非常に残念な結果となった。(急遽の出番だったが)戸惑いなく試合に入ろうと思っていた。アップもしていたので、そこまでキツさは感じなかった。次も負けられない試合になる。アウェイなので勝って帰ってきたい。
【荒木 遼太郎】
(監督から)「起点となってくれ」という指示を受けてピッチに入った。最初のウォーミングアップで動いていたので、問題なくやれた。守られているなかで、自分や聖真くん、ファン、前線の3人がいいリズムを出せればと思っていたが、いい形でゴール前にボールを持っていくことができなかった。途中交代で入ったこともあって、人の2倍は動こう、もっとボールを動かそうと思っていた。前線にいいボールを送れなかったのは課題だと感じている。