明治安田生命J1リーグ第20節、パナソニック スタジアム 吹田でガンバ大阪と対戦した。アントラーズはG大阪をシュート数で圧倒するも、決定力を欠いて、得点を奪えない。すると、後半に一瞬の隙を突かれて、カウンターからPKを与え、先制点を奪われてしまう。その後、猛攻を仕掛けたアントラーズだったが、最後まで得点を奪うことができず、試合終了間際に失点を喫して、0-2で敗戦した。
前節の大分戦は、ホームで悔しい敗戦を喫し、連勝は「7」でストップした。だが、ザーゴ監督は選手たちへ「まだ残り14試合あり、盛り返すチャンスがある。連勝をしていれば気持ちは乗っていくものだが、1つの負けで急にお互いの信頼がなくなるわけではない。継続していこう」と伝え、チーム一丸でG大阪戦への準備を進めた。
先発メンバーは前節から4人を入れ替えた。ゴールマウスは沖が守り、最終ラインは小泉、犬飼、関川、山本が務める。ボランチは三竿とレオのコンビで、サイドハーフはアラーノと和泉、前線には土居とエヴェラウドが入った。そして、ベンチには、山田、杉岡、永木、遠藤、荒木、松村、上田が座った。
立ち上がりはG大阪がボールを支配する展開となったが、アントラーズはボールを奪ってから素早いカウンターを繰り出し、チャンスをつくる。しかし、フィニッシュの局面で精度を欠き、得点には至らなかった。
すると、13分に初めてピンチをつくられる。アントラーズの右サイドから細かいパス交換で中央に進入されると、宇佐美に強烈なグラウンダーのシュートを打たれてしまう。だが、これは沖が素早い反応でシュートを弾き出し、得点を許さなかった。
17分、ピンチを凌いだアントラーズにチャンスが訪れる。右サイドに流れた土居がペナルティエリア内へ滞空時間の長いクロスを入れると、エヴェラウドが高い打点でヘディングする。シュートは枠を捉えたが、相手GKに阻まれた。
ここからアントラーズは積極的にミドルレンジからシュートを放ち、試合の主導権を引き寄せていく。37分には、最終ラインに入る犬飼からの対角線の鋭いロングフィードがアラーノに通り、アラーノはワントラップからシュートする。しかし、これは相手選手のブロックに阻まれた。さらに39分には、レオが高い位置でボールを奪うと、フリーのエヴェラウドを使う。エヴェラウドはキックフェイントでうまく相手を滑らせ、ペナルティエリア内で左足を振り抜いたが、シュートは枠を大きく外れてしまった。
前半はアントラーズがG大阪を圧倒。数多くのチャンスをつくったが、シュートを決めきることができず、スコアレスのままハーフタイムに突入した。
後半に入っても、アントラーズの攻勢は変わらない。キックオフ直後にペナルティエリア内からアラーノがシュートを放つなど、積極的に得点を狙っていく。すると51分にカウンターから決定機をつくる。犬飼のロングフィードからアラーノが相手選手との駆け引きを制して、裏に抜け出し、GKと1対1の場面をつくる。ペナルティエリア内から狙いすましてゴール右隅を狙ったが、東口の好セーブに阻まれ、ゴールを奪えなかった。
ここから試合は徐々にオープンな展開となり、ロングカウンターから互いにチャンスをつくる。しかし、両チームともにシュートが枠に飛ばず、得点が奪えない。
59分、G大阪にチャンスをつくられる。相手のゴールキックからこぼれ球を拾われると、宇佐美とのパス交換でパトリックに抜け出され、右足で打たれる。枠を捉えたシュートだったが、沖が横っ飛びで弾き出し、得点を許さなかった。
すると、64分に試合が動く。小野瀬からの浮き球のパスで最終ラインの裏へパトリックに抜け出されると、ペナルティエリア内で沖がパトリックを倒してしまい、G大阪にPKが与えられた。66分、これをパトリックに決められて、G大阪に先制を許した。
73分、1点を追うアントラーズは3人同時に選手交代を行う。土居、和泉、三竿をベンチに下げ、遠藤、上田、荒木をピッチへ送った。そして、77分にはアラーノを下げて、永木を投入。さらに、82分には小泉に代わって松村を入れた。
積極的にシュートを放つアントラーズだが、決定的なチャンスをつくることはできない。すると、後半アディショナルタイム3分に途中出場の渡邉にゴールを許し、リードを広げられてしまった。そして、0-2のスコアで試合終了となった。
本当に悔しい敗戦だが、気持ちを切り替えて、トレーニングに励むしかない。中6日の横浜FC戦へ向けて、課題と収穫を整理し、チーム一丸で調整を進めていく。
【この試合のトピックス】
なし



・前半できた攻守にアグレッシブなプレーを後半も続けよう。
・最後の1/3のところで、あわてず、積極的なプレーをしていこう!
・相手を揺さぶって点を取りにいこう。
・厳しい相手に対して、パワーを出して上回ろう。
ボランチとして、攻めている時にボールだけではなく、前線に残っている相手選手に対してどのように準備するのかをCBやGKなどと話して考えながらやっていくのが大事だと思う。後半になってくるとどうしても集中力が落ちてきてしまう。その中でも意識的に前の選手に声をかけたり、プレーを切る場面やシュートで終わるという部分を意識してやっていきたい。
【犬飼 智也】
相手には得点をとれる選手が前線に揃っている。粘り強く、失点をしない戦い方をしていきたい。個人個人、粘り強く失点しないようにしていく。(相手の前線は)パワーがある選手とスピードとテクニックのある選手の組み合わせだと思う。チームとして、しっかり守っていくことはできると思う。隙を作らないことが大事になってくる。
【遠藤 康】
ホームで対戦したときは、前から出てきた印象がある。同じやり方ならいつものサッカーができると思う。ゴールを決めたい。ただ、ゴールを決めたいという欲はあるが、自分が試合に出て、チームが勝利することの方が嬉しい。まずは、チームの勝利を第一に考えてプレーをしていきたい。
チームが見せたパフォーマンスや内容は満足のいくものだった。ただ、その内容に結果が伴わなかった。そこは非常に残念に思う。ただ、ここからしっかりと切り替えて次の試合に向けて準備を進めていきたいと思う。
【関川 郁万】
1対1の場面で抜かれる回数が多かった。2失点とも、自分のところからやられている。個人として弱さが出た試合だったと感じる。(1失点目は)ボールを奪われた時にボールウォッチャーになってしまい、走り込む相手選手が見えていなかった。そういう部分は改善していきたい。