
終始攻められる苦しい展開ながら、鹿島は田代の今季12点目となる先制点、そしてオウンゴールでの決勝点で2-1と宿敵磐田に勝利。8月28日の福岡戦以来となるリーグ戦での勝利を祝い、その暫定順位も6位と1つ上へ上げた。
序盤、素早い出足で磐田にプレッシャーをかけ、ゲームの主導権を握った鹿島だったが、連戦の疲れからかいつもの連動性が見られずボールがなかなかつながらない。20分にCKのチャンスから田代がうまく相手マークを外し、ゴール右わずかに外れたヘディングシュートを放ったシーンぐらいが決定的なチャンスだった。そして徐々に山田、金園らが精力的に動く磐田にペースをつかまれ、攻め込まれる場面が多くなる。ゴールこそ奪われなかったものの、前半45分は明らかに磐田ペースのゲームとなった。
後半に入ると柴崎が積極的に前へ行くなど、やや連動性が戻って来る。そして53分、セットプレーから鹿島は先制点を得る。ゴール前30m付近からのFKを野沢が相手の裏をかき、フワリとしたボールをゴール前へ送る。そしてそれを田代がまたもやうまく相手マークを外し、流し込むような形のヘディングシュートで今季12点目となる先制点を磐田ゴールへ叩き込んだ。
苦しい展開でのセットプレーからの得点だけに大事に守りたい鹿島だったが、68分、一瞬の隙を突かれ、金園へ磐田リーグ戦600ゴール目となる同点弾を決められる。これで試合は振り出しに戻ったが、この日は鹿島に運があった。その1分後、左サイドから柴崎がゴール前へクロスを入れる。ゴール前には小笠原以外、鹿島の選手がいなかったのだがこれが何と山本脩のオウンゴールを誘い、鹿島は再びリードを得る。
その後は磐田に圧倒的に攻め込まれるが、鹿島は持ち前の粘り強い守備で残り時間を守りきった。試合後、「勝点3だけが、収穫」と先制点を決めた田代が答えたように内容的には苦戦だったが、勝たなければ数字上でも優勝の可能性が消えてしまう状況だっただけに運も味方につけ結果を出したことは賞賛に値するだろう。残り5試合、ファン・サポーターのため、そして自分たちのためにも勝利を積み重ねていきたいものだ。



















・もう少しゲーム全体の流れをコントロールできるように考えよう。
・両サイドのスペースを有効活用しよう。
・守備はもっとセンターバックをサポートしよう。
・スタートから集中して戦おう。
最近、90分で勝てていないので失点しない事を徹底しないといけない。勝ちきれない理由に点を決められないというのがある。決め切れなくても次に決めれば大丈夫ということでなく、決めきれるようにプレーしたい。今は何位で終わるかということを考えるより今できることを考えたい。
【柴崎 岳】
出場した3試合を通して、バランスをとるなど流れを見ながら出来るようになったことは収穫だと思う。磐田戦だけでなく、どんな試合でも常に出場の準備をしている。
【田代 有三】
連戦だけど出られる準備はしておく。FWの調子が良い方が点を取れる。サコの3戦連発も良い刺激になった。みんなで点を取り合ってやっていければ良い。リーグ戦はこれ以上、勝ち点を落とすとACLも厳しくなる。FWが結果を出したい。
【大迫 勇也】
この前、70分くらいしか出ていないので、コンディションは問題ない。磐田はしっかり守ってくると思うが点を取れるようにしたい。今はゴールに向かうことが出来ていると思う。以前と違うのは意識の違い。
【青木 剛】
磐田の前田選手のプレーイメージは出来ているが、駒野選手のサイドからのクロスも意識したい。センターバックはまだ慣れた感じはしない。周りの選手と連動しながら出来れば良いと思う。Jリーグで勝てていないので、勝って最後まで勝ち続けていけるようにする。勝たないと3位以内という話にもならない。
守備の時間が長かった。試合を通してボールをつないで自分たちのペースにしようと話はしていた。ある程度は仕方がないけど、もっとうまくつなげられればと思う。ギリギリの勝利。すっきり勝ちたい。
【柴崎 岳】
(オウンゴールにつながるプレーは)満男さんに合わせようとして出したパス。誓志さんが入って前に上がったが、磐田の右サイドが怖かったので、守備固めに専念した。慎三さんも入ってきたのでサイドハーフもやりづらさは無かった。
【青木 剛】
攻撃を警戒していたサイドからのクロスで失点しなかったこととJリーグで勝てたことは良かったと思う。ただ無失点を目指してやっていたので、そこは反省したい。
※田代選手、中田選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!