
8月で中2日の過酷なスケジュール、序盤のピンチと苦しみながらも後半に岩政、野沢がゴールを決め、2-0と難敵広島を打ち破った。これで鹿島は5連勝、順位も広島を追い越し、5位とついに上位グループの背中が見えてきた。
序盤、中2日の疲れから出足がやや鈍る鹿島は1週間空きのあった広島の猛攻を受ける。3分、右CKから高萩にスライディングシュートを放たれる。これは決定的だったが、クロスバー直撃。鹿島はピンチを脱した。しかしその1分後、今度はミキッチにフリーでシュートを放たれる。誰もが失点を覚悟したシーンだったが、これもポストに救われる。「今日は、ツイている」。カシマに集った誰もがそう思った2度のピンチだった。
その後、前半は無理をしない鹿島と攻め込む広島が交互にポゼッションしながらチャンスをうかがう戦いとなった。30分にフェリペが負傷退場し、興梠が交代出場するアクシデントがあったものの、鹿島はしっかりと戦う気持ちを見せ、0-0で45分を終えた。
後半に入っても、いなす鹿島と前がかりになる広島の構図は変わらない。そして65分、鹿島は待望の先制点を得る。興梠がエリアのすぐ外で西川に倒され得たFKを野沢が蹴り、岩政が相手選手のマークを外して豪快に得意のヘッドで広島ゴールを揺らす。セットプレーから完璧な形での先制ゴールに鹿島は勝利へグッと近づいた。
その後、72分に遠藤に代え、青木を入れるなどして守りを固める鹿島に対し、広島も高萩、ミキッチを中心に攻め掛かる。しかし今日の鹿島には、出血するほど体を張った守備で最終ラインに鎮座する中田がいた。度重なるピンチを的確なポジショニングと果敢なチャージで止め、失点を許さず、味方を鼓舞する。これに呼応して87分、大迫との見事な連係から野沢が追加点を決め、試合を決定づけた。
試合後、「危ないシーンが何度かあり、そこで失点をしていたら違う内容や結果になっていた」とオリヴェイラ監督は語ったが、今日の勝利は全員が勝利という目標へ向けて一体となったことが勝因だったと言えよう。5連勝、そして順位も5位に上がり、強い鹿島が戻って来た。

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・相手DFラインの裏を有効的に使おう。
・ボールに対して早くプレスをかけること。
・ペナルティエリア内ではもっと激しくゴールを狙おう。
・後半も長い距離を走る事を心掛けよう。
(2点目のシーンで)逆に出そうとしたらタクさんがいい感じで走り込んでいたので良かった。セットプレーもウチの攻撃の形。今までが悪かったので、これを持続して、自分のコンディションも上げていきたい。
みんな最初よりうまくなってるし、1人ひとりが動けている。今日は広島のパス回しがうまかったので手こずったが、2点目が取れて良かった。
【小笠原 満男】
すっきり勝ちたかった。今日は相手のスタイルもあったけど、前から行き過ぎて中盤やDFラインの背後を使われないように意識した。ボランチが出ていかないやり方が良かった。みんな、よくがんばったと思う。
【大迫 勇也】
タフなゲームだった。結構、守備に追われて後手になっていたので、もっと仕掛けたかった。(2点目のシーンで)タクさんは見えていたけど、誰もいない方にトラップしようと思ったら、いいタイミングで走り込んできてくれたので良かった。今は周りに助けられている。もっとゴールに向かって仕掛けていきたい。今日は勝つことが一番だった。次は相手も同じ条件なので、内容も求めていきたい。
【西 大伍】
チームの意識として、それぞれが信頼しあって自分の役割を果たすことができている。個人的にも守備に関して慣れてきた。自信を持ってやれているのもあると思う。
【増田 誓志】
前半はやはり相手に勢いがあった。こっちの疲れた状態を見込んで、前半に決めようとしてきたのだと思う。初めの15分は僕らも対応出来なくてバタバタしたけど、前半は0-0でと割り切って相手に回させたのが結果的に良かったと思う。
【中田 浩二】
(後半34分のピンチの場面で)最後の30mを真っ先に走って帰っただけ。ボールも見えていたし、いい角度で入れた。今日は連戦で中2日だったけど、全体的に集中して守れていた。大迫や遠藤も前でがんばってくれていたし、中盤も運動量が多かった。今まで不甲斐ない試合が続いていて、みんなこれからという気持ちが強い。1つひとつ勝っていこうという気持ちが形になったのではと思う。
※新井場選手、岩政選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!