前節に公式戦の連敗を3試合で止めた鹿島だが、中2日で迎えたJ1第16節では柏にアウェーで1-2と敗れた。前半にダヴィのゴールで先制したが、1点リードで迎えた後半にクレオに2ゴールを許し、痛恨の逆転負けを喫した。
鹿島は序盤こそ柏の鋭い出足に苦しんだが、徐々にボール回しに落ち着きが出てきたことで、ペースを掴み始める。26分にはカウンターから柏の工藤に決定的なヘディングシュートを打たれたが、GK曽ヶ端がスーパーセーブで弾き出して事なきを得た。
前半で唯一とも言えるピンチを切り抜けると、主導権を握って攻め込んでいた攻撃が前半終了間際についに実を結ぶ。42分に右サイドから遠藤がクロスを入れると、ゴール前で大迫が相手DFとヘディングで競り合う。こぼれたボールに反応した中田が浮き球をゴール前に送ると、最後はダヴィがヘディングで押し込み、待望の先制点を奪うことに成功した。
鹿島は1点リードで前半を折り返すと、後半開始直後の48分にも絶好機を掴む。カウンターから柴崎が左サイドにパスを送ると、ボールを受けたジュニーニョが一気に突破を見せ、ゴール前にクロスを送った。待ち構えていたダヴィはシュートを打てなかったが、ファーサイドにボールが流れると、大迫がフリーで決定的なシュートを放った。しかし、ボールは枠を外れ、大きなチャンスを逸してしまった。
追加点を奪えずにいると柏に盛り返しを許し、67分には大谷のシュートをクレオにコースを変えられたことで、同点ゴールを許してしまう。試合を振り出しに戻されると、トニーニョ セレーゾ監督は勝ち越しを狙い、本山や本田、野沢を次々と投入し、打開を図った。ところが攻め込みながらも柏ゴールを破れずにいると、悪夢は後半アディショナルタイムに待っていた。左サイドからクロスを上げられ、ファーサイドで田中にヘディングで折り返されると、最後はゴール前のクレオに頭で押し込まれてしまい、土壇場で逆転弾を浴びてしまった。
試合後、両監督が好ゲームだったことを認めていたが、それだけに今回の逆転負けは痛恨であり、悔しいものとなった。17日にホームで行われる磐田戦は第17節ということでちょうどシーズンの折り返しとなる。4連戦の最後で疲労は懸念されるが、悪夢のような逆転負けを払拭するとともに、後半戦に向けて弾みのつく勝利が是が非でも必要だ。

【この試合のトピックス】
・中田がJ通算250試合出場を達成。



・最後の局面で慌てず、全てのチャンスをモノにしろ。
・指揮官として勝っていた試合を逆転されたわけだから、感情だけで発言するとチームや選手に間違った判断をするかもしれない。ここは冷静に見ないといけないし、今はチームのやろうとした気持ちと姿勢を評価したい。いい部分も悪い部分もあったと思うが、数日後には磐田戦があり、少ない時間で修正できるところがあればしっかりと修正したいと思う。選手たちがやろうとした気持ちをしっかりと評価したい。今日の試合がオープンな試合になることは分かっていたことで、柏が先制して我々が逆転して2-1で勝つという試合前のイメージもあったかもしれない。選手たちが現状の中でどれくらいのことをやろうとしているかは、理解している。チームとしてやるべきことは良かったと思う。
・今シーズンは去年と同じメンバーでやっていて、それでやらないといけないのは事実なので、しっかりとやりたいと思う。
残念な結果に終わった。自分が決められれば良かったと思う。申し訳ない。少し見えにくかったけど、決めなくてはいけなかった。流れをあっちに持って行かれたと思う。
【本田 拓也】
しっかりブロックを作ってカウンターが出来ていたと思うが、取られ方が悪くてやられてしまった。取られてはいけない時間だったし、残り15分もしっかりやらないといけなかった。
【曽ヶ端 準】
相手はこっちのことを考えて3バックにしてきた。こちらもやりたい守備が出来ていたと思う。
【山村 和也】
試合終盤はカウンターの形が多く、それに対してマークをしっかりつけていなかった。ゲームプランは後ろでしっかり押さえて、ボールを動かしていくプランだったが最後は取られ方が悪かった。
西選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。