
先週末行われたナビスコカップ予選リーグのFC東京戦で今季公式戦での初黒星を喫した鹿島は、無敗を続けるリーグ戦ではこの第4節、大宮と敵地で対戦した。過去10勝5分け1敗と大きく勝ち越し、相性の良い相手だったが、先制しながらも1-3と逆転を許し、リーグ戦でも今シーズン初の敗戦となってしまった。
鹿島は立ち上がりから素早い出足のプレッシングから攻勢をかけると、大宮を圧倒。試合を支配すると、15分には早くもダヴィが先制点を奪う。遠藤が右サイドの野沢から素早いスローインを受けると、前線に走り込んだ柴崎へ絶妙なスルーパスを送る。柴崎は正確なボールコントロールから低い弾道のシュートを蹴り込むが、GKに弾かれてしまう。しかし、ゴール前にこぼれたところに、ダヴィがしっかりと詰めていて、難なくゴールネットを揺らした。
ところが先制後、攻め込みながら追加点を奪えずにいると、36分、大宮の金澤にミドルシュートで同点ゴールを奪われてしまう。1-1に追いつかれた鹿島は再び攻勢に出るが、勝ち越し点は挙げられずに、前半を折り返してしまう。
すると、後半に入り運動量の落ちたところを大宮につけ込まれ、一気に劣勢に追いやられてしまい、53分にカウンターからノヴァコヴィッチに勝ち越し点を許してしまった。追いつきたい鹿島は、途中出場した本山がアクセントとなり、チャンスを作るがゴールを奪えない。すると79分には大宮の富山に、豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らされてしまい、点差を広げられてしまう。
2点のビハインドを負った鹿島だったが、その後は勢いに乗った大宮を崩せずにタイムアップを迎えて逆転負けとなり、開幕からの無敗も3試合で止まってしまった。開幕から前半は素晴らしいプレーを続けるが追加点を奪えずに、追いつかれる試合が目立ってきている。ただ、トニーニョ・セレーゾ監督が、「チームとしてチャンスを多く作れるようになっている」と語るように、内容自体は決して悪くはない。ナビスコカップFC東京戦で負傷した大迫が今節を欠場するなどの懸念材料もあるが、数あるチャンスをしっかりとゴールにつなげられれば、結果も自ずとついてくるはずだ。


















・まずはボールを収めて、落ち着いて組立よう。
・カバーとサポートは素早く。そこから試合のペースをコントロールしていけ。
・相手を自由にさせないこと。
・もっとボールを動かして、相手の背後を狙っていこう。
・チームが入れ替えの時期かなというところが正直な感想。ただ選手を入れ替えるだけでいいという問題ではないというのがサッカーの難しさであって、若い選手がいて能力もあっても、質というもの、あるいはサッカーにおける駆け引き、細かい部分があるので、そういったことを浸透させないといけないし、教育しなければいけない。でなければ、ひどい状態の試合を見せることになってしまうし、せっかく能力の高い選手がいたとしても、その先の人生やキャリアにも影響してくる。4月、5月と連戦が続くけれど、その中でしっかりと乗り越えていかないといけない。あれだけ前半で素晴らしいパフォーマンス、集中、気持ちも含めて入っていた中で、後半それがまったく出ないというのが、問題だと思うし、改善しなければいけないかなと思う。それができればいい試合を披露できると思っている。
・チームとしてはチャンスをたくさん作れるようになっているし、それだけはまだ満足できる部分である。チャンスすら作れなかったら、心配する部分であるし、チームとしてまだ改善しなければいけないことが多いのかなと思う。負けたのに、ちょっと口数が多くて申し訳ない。
自分が出場しても点が取れていないので、流れを変えられていない。負けている状況で入っているので点を取らないと。チャンスは作ったけど、相手にも作られた。
【前野 貴徳】
交代前、相手のマークの指示を受けている間に3点目を入れられた。2点のビハインドがあったので、攻撃で良い面を出したいと思ってプレーした。何本かいいクロスを上げられたことには満足している。左サイドでアツ(中村選手)と良い関係も築けていたと思う。
柴崎選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。