
「将来的には日本代表の絶対的なエースストライカーになる」とジョルジーニョ監督が絶賛する大迫がまたしても決勝弾を決め、鹿島が2年ぶりとなる準決勝進出を果たした。29日の準決勝の相手はJ2に降格したG大阪。この大会でチームを去るジョルジーニョ監督のためにも負けられない試合が続く。
序盤、昇格プレーオフでは一瞬の隙を突かれ大分にJ1への切符を奪われた千葉にボールを保持され、受け身が続く。好調を維持する最終ラインの岩政、青木らがしっかりと守り、危ない場面こそなかったが、中盤で相手が自由にボールを動かすシーンが目立った。
前半は低調な戦いぶりの鹿島だったが、後半に入ると「ハーフタイムでボランチの位置を修正した」というジョルジーニョ監督の言葉通り、中盤の小笠原、柴崎がボールをうまく散らし、両サイドからの分厚い攻めが見えて来た。そして64分、小笠原のサイドチェンジパスを受けた西が力強いドリブルから前線の大迫へボールを送る。大迫はドゥトラとのワンツーから鋭いシュートを放ち、これが千葉のゴールネットを揺さぶった。
この大迫の先制点で勢いに乗る鹿島はその後も代わったばかりのレナト、興梠が効果的に攻め、千葉ゴールを脅かす。守っても中盤で小笠原、柴崎、そして最終ラインの岩政、青木が集中力を保ち、しっかりとブロックを形成する。
最後こそ千葉に攻められ、あわやという場面もあったが、アディショナルタイムには荒田の決定的なヘディングシュートを曽ヶ端がスーパーセーブで失点を免れるなどビッグプレーもあり、1-0と完封勝利で準決勝進出を果たした。
「次に進むという目的を果たせて良かった」。試合後、そう語るジョルジーニョ監督が次に見据えるのは、準々決勝でC大阪を破ったG大阪とのエコパでのセミファイナル。「今日、分析担当の小杉コーチがしっかりとスカウティングをしてくれている」とチームスタッフに全幅の信頼を置き、「チームを離れる監督やスタッフのため、そして自分たちやサポーターのために」と優勝だけを考える選手たちと共に残りの2試合を戦う。元日の勝利の美酒は、もうすぐだ。


















守備の部分で前半は相手のボランチが自由になった時間があったので、そこを修正した。またプレスの連動性も指示した。そうすることで相手のビルドアップにミスが出るようになった。また攻撃の部分ではビルドアップのパスのテンポアップを要求した。またボランチの柴崎にCBの岩政と青木とビルドアップするように伝え、攻撃への厚みを増した。そういう指示をハーフタイムで出した。
1-0という結果は目的を果たしたという意味ですごく良かったと思う。しかしリーグ戦終盤に見せていた連動性を前後半出して欲しかったというのが、正直な気持ちだ。
大迫は1年一緒にやってきたが、どうすればもっと成長できるかを話してきた。そして大迫は順調に成長しているし、良い調子を持続している。将来的には日本代表の絶対的なエースになると思うし、そうなって欲しいと言うのが私の願い。ポストプレーも素晴らしいが、チームが必要としているタイミングで点が取れるというのは、ストライカーに必要な要素だ。
レナトと興梠の投入はチームを活性化したかったから。準備している段階で大迫がゴールを決めたが、まだ試合は終わっていないわけであって、継続することが大切だというメッセージを伝える意味でもそのまま投入した。結果的に良かったと思う。
難しい試合になるということをみんなで話していた。勝ちにつながるゴールを決められたのは良かった。上手くシュートを打てたと思う。引かれていたので前半は我慢しようと思っていた。決勝の舞台に立てるように次も勝つ。
【昌子 源】
11番が速いから、一対一からクロスを上げさせるなと指示を受けて入った。実際に対戦したら物凄い速さだった。1度は抜かれたけど、2回目も切り返すと思ったら案の定、同じプレーをしたので対応することが出来た。途中から入ってあのスピードについていかなければならない難しさを感じた試合だったけど、結果、無失点に抑えて勝てたことは良かった。
【岩政 大樹】
今日は誉められた内容ではない。今の形の中でやれることをやった。千葉は予想通りJ1の様なサッカーをするチームだったので、やりやすい部分もあった。流れの中からリズムをつかみながら崩せれば良かった。
遠藤選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。