
今季3試合目の公式戦にしてリーグ開幕戦となった大宮戦で、鹿島は三度リードを許しながらも執念を見せ、3-3のドローに持ち込んだ。これで公式戦はいまだ未勝利。次節のアウェイ清水戦では勝点3を狙いたいところだ。


23,262人が駆けつけた2011Jリーグ開幕戦、鹿島は試合開始直後にビッグチャンスを得る。3分、小笠原の右CKからファーサイドにいた岩政がゴール前に落とし、フェリペがつなぎ、それを大迫がシュートまで持ち込む。しかしこれは北野に止められ、その後もこぼれ球をシュートするも、またしても北野に止められる。
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実はこのシーンが、今日のゲームを象徴するものだった。その後も鹿島は大宮ゴールに迫るも、なかなかゴールが奪えない。逆に11分、後方からのロングボールに反応したイ チョンスに先制点を許してしまう。

その後ももどかしい時間帯が続き、前半は0-1とビハインドを背負って終了した。しかし後半に入り、47分、野沢の右CKからこぼれ球を伊野波が豪快に蹴り込み、同点に追いつく。

これで勢いに乗るかと思われたが、その2分後、磐田から移籍してきた上田に直接FKを決められ、再びリードを許す。

ホームゲームとは思えないほどのバタバタした展開だったが、伊野波が決めればこの男も黙ってはいない。58分、今度は小笠原の右CKから岩政が豪快なヘディング弾を決め、スコアを2-2とした。


だが、またしても鹿島はリードを許す。64分、セットプレーからのこぼれ球をつながれ、イ チョンスに見事なミドルシュートでこの2点目を奪われる。これでスコアは2-3とみたび鹿島が大宮を追う展開となった。


2009年9月26日J1第27節の名古屋戦(1-4)以来、約1年半振りとなるホームゲームでの3失点に鹿島の誇りはおおいに傷つけられる。残りの時間はチーム全体で鬼神のごとく、大宮ゴールへ迫り、そのシュート数は90分で24本を数えるほどとなった。


この執念がついに試合終了直前のアディショナルタイムに実を結ぶ。小笠原とのパス交換から野沢が右サイドをドリブルで切り裂き、強いグラウンダーのクロスをゴール前へ送る。これが相手DFに当たり、執念のオウンゴール。鹿島は3-3のドローで2011Jリーグ開幕戦を終えた。


公式戦3試合を消化して、未だ勝利がないのは少々寂しいがシーズンは始まったばかり。ACLとの連戦が続く序盤を乗り切ることが鹿島に求められることだろう。





・集中、注して後半を戦うこと。
・ボールを失ったあとのリスクマネージメントをしっかりとするように。
・攻撃はサイドを起点にすること。
(奥野コーチ)
ホームゲームだったが、勝点を奪われてしまった。しかし常に追いかける展開の中、こちらも勝点を奪えたとも言える内容だったと思う。(決定力不足かと聞かれて)シュートは打たないと入らない。今日はかなりの数があったと思う。後は入るようにトレーニングすることが大事。また選手たちはそれぞれの特長を出せたと思うが、もっとゲームをコントロールできるようにしたい。
前半はバタバタしたが、後半に勝とうという気持ちが全面に出た。(大宮には)一人で打開できる選手がいるので気をつけていたけど、簡単にやられてしまった。自分がシュートを外してチームに迷惑をかけてしまった。セットプレーで点が取れるのがウチの強みだと思う。
【伊野波 雅彦】
もったいない試合だったが、上海戦よりも多くのチャンスを作られた。決められるところで決めないとこのような結果になる。1失点目はミーティングで大宮のDFに(ロングフィードを)蹴らしてはいけないと言われたところだった。その後に自分も含め、ミスが出てしまった。失点に絡んでいたので点が取れて良かったが、勝てなかったことは悔いが残る。
【大迫 勇也】
決められるところで決めないといけない。前半はサイドに流れ過ぎたので、ハーフタイムで修正をした。後半のような形を前半からできれば良いと思う。
【曽ヶ端 準】
3点取られてるので修正はしなくていけないが、引き分けに持ち込めたことは大きい。最後は気持ちを出して追いついてくれた。簡単な相手ではないというのは分かっていたが、ホームなので勝ちたかった。
【遠藤 康】
サイドで起点を作るために入った。引き分けは良くない。前半が悪すぎたと思う。FWへのフォローが遅かった。自分が入ったら、やってやろうと思っていたので逆転ができればよかった。
※岩政選手・小笠原選手・田代選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!