壮絶な撃ち合いの末、川崎Fと3-3のドロー。
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2026/27明治安田J1リーグ第8節、アントラーズはUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで川崎フロンターレと対戦した。
リーグ戦3連敗で迎えたアウェイ川崎F戦。今週火曜日のACL Elite初戦を7-1のゴールラッシュで勝利を飾った勢いに乗り、流れを変えたいアントラーズはアウェイゴール裏に駆けつけた多くのアントラーズファミリーの声援を背に、勝利だけを目指しキックオフを迎えた。
だが、アントラーズは試合序盤から川崎Fに押し込まれる。19分には早くも一度、ゴールネットを揺らされるが、VARチェックからオンフィールドレビューの末、マルシーニョのハンドが認められてノーゴール。アントラーズは難を逃れた。
その後も川崎Fの攻勢は続く。ボールを保持され、シュートも立て続けに打たれる。それでも早川を中心に守備陣が体を張り、ゴールは割らせない。
すると44分、アントラーズが先制する。早川の精密なキックからレオ セアラが頭で落とし、右サイドの松村へ。その松村がゴール前へ送ったクロスに再びレオが飛び込み、豪快なヘディングシュートを叩き込んだ。押し込まれる時間が続くなかで奪った貴重な先制点で、アントラーズがリードする。
だが前半アディショナルタイム、脇坂のラストパスからマルシーニョに決められ、1-1。前半終了間際に追いつかれ、試合は振り出しに戻ってハーフタイムを迎えた。
すると後半開始から鬼木監督は柴崎、三竿、チャヴリッチを一気に投入し、試合の流れを変えようと試みる。しかし54分、伊藤に右足アウトサイドから鮮やかなシュートを決められ、1-2と逆転を許す。
それでもアントラーズは下を向かない。67分、右サイドでチャヴリッチがクロスを送ると、ゴール前のレオ セアラがしっかりと合わせて、2-2。頼りになるエースがこの日2点目を決め、スコアをタイとする。
そして、ついに逆転に成功する。83分、柴崎が放ったダイレクトシュートは相手GKブローダーセンに止められるが、そのこぼれ球に松村が素早く反応。迷いなく振り抜いたシュートがゴールネットを揺らし、3-2。一度は追う展開となったアントラーズが、終盤に試合をひっくり返した。
このまま逃げ切りたいアントラーズだったが、後半アディショナルタイムに試合は再び動く。一瞬の隙を突かれ、山本のクロスをホマーノに頭で合わせられ、3-3。終了直前という土壇場で同点に追いつかれてしまった。
そのまま試合は終了。2度リードを許しながらも追いつき、一度は逆転まで持ち込んだアントラーズだったが、最後の最後で勝ち点3を逃す形となった。
しかし、このドローでリーグ戦の連敗を止めることはできた。最後に勝ち切れなかった悔しさを胸に刻み、共に前へ進もう。



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この雨の中、多くのサポーターが力を与えてくれた中で、最後リードしたのに勝ち点3を取れなかったことを非常に悔しく思います。しかし、選手はよくファイトしてくれたゲームだと捉えています。やはり最後のところで勝ち切れていないので、そこは鹿島としてもう一つ強くなっていく上で必要なことだと思っています。選手はとても悔しい思い、残念そうな顔をしていましたけれども、戦っていないんだったら言いますが、戦った中でのそういう結果なので、選手を誇らしく思いますし、またここから違う大会になりますので、しっかり勝っていきたいという思いでいます。
Q. レオ セアラ選手が脅威的なペースで得点を重ねていますが、彼が得点できている理由と、彼がチームにもたらしているものは?
A. 裏腹な部分もありますが、チャンスの数は、2025年や百年構想リーグよりも徐々に増えてきていると感じています。そういった意味で言うと、最後にゴール前へボールを入れられる状況が増えてきているのは間違いないです。そこで彼らしい決定力をしっかりと出したり、他の選手たちがそこへボールを上手く供給できているというところもあります。ただ、その反面、今日は3失点しているので、攻守の両方を改善していくのが、監督の立場としてやっていかなければいけないことだと思っています。
レオがただ止まって点を取っているだけではなく、あれだけハードワークして取っているのは、いろいろな選手の目標になります。それは若い徳田選手や吉田選手も気づいていますし、これだけハードワークした中で点を取っているというのは本当にすごいことなんだと、特に試合に出続けることで感じている二人だと思うので、そこは見習ってほしいです。レオに関してはそのまま続けてほしいなと思っています。
Q. 前半で3人を交代した意図は?
A. ゲームの流れでどれぐらいのものになるか、得点も内容も全て含めて、前半はある程度様子を見るようなところもありました。ただ、実際にシンプルにミスも多かったですし、少し後ろに重さもあったので、フレッシュな選手を入れていきたかったです。後半になれば、自分たちがエネルギーを出せるのは分かっていたので、1点リードしたあと前半のうちに追いつかれて1-1になりましたが、それでも後半はチームとしてエネルギーを持てると考えていました。前半の内容にはいろいろありますが、トータルすると狙っているうちの一つなので、そこまで気にせず後半に入れたかなと思っています。
Q. 松村選手がリードを奪ってから、監督がクロージングの指示を積極的に出しているように見えたが、その狙いは?
A. レオが足を攣って痛めていて動けなかったので、レオを残して他の選手で守備をすることを考えました。最後は自分の中でいろいろなことができたと思っていますし、伝わりきらなかった部分もあります。やはりそこで点を取られたのは、選手どうこうではなく、自分たちの最後のマネジメントとして、もっといろいろなことができたのではないかと思います。攻撃的な選手が少し多かったですが、それでも上手く守ることはできたと思っています。
Q. 今日の一戦にかけた思いと、試合後に選手たちが挨拶している時に感じた思いは?
A. もちろんフロンターレという相手に対して、個人的に熱い思いもありましたけれども、それを含めて、3連敗している後のゲームだったので、まずここから流れを変えようと選手を送り出しました。チームは連敗していますが、選手にはエネルギーがあり、自分自身は本当に頼もしく感じていますし、絶対強くなるという確信めいたものがあります。結果がついてこないと、なかなか言葉の重みも乗っかってこないかもしれませんが、それでも自分は変わることなく選手に訴え続けたいですし、ここから流れを変えていきたいです。
試合後(スタンドに)挨拶に行った際にブーイングもありましたが、それが鹿島なのかなという思いと同時に、選手には下を向くようなことではないし、少なくとも自分は誇らしく感じていると伝えました。最終的にブーイングされるのは監督であるべきですし、今日の選手の頑張りは、自分の中ではとても頼もしく、よくやってくれたと捉えています。結果の世界だということは分かっているので、またしっかりと結果を残して、今年のテーマである「共闘」のもと、サポーターと一緒に最後の最後まで戦っていければと思います。
現状で勝ち点が同じという中で、非常に大事なゲームと位置づけて臨みました。自分たちがリードしている時間帯もあったにもかかわらず、チャンスを決めきらないと、それがピンチに直結し、失点してしまいます。今日は相手の方が隙を突いたというか、連戦で疲れている中でも高いレベルで力を出してきたのではないかと思います。自分自身の交代のタイミングや人選も含めて、もっと良いタイミングがあったのではないかと反省ばかりです。流れは悪くなかっただけに、非常に悔しいです。
【松村 優太】
自分たちの鹿島らしさ、戦う部分やハードワークする部分をもう一度しっかりやろうと臨んだ。勝って反省するのが鹿島のスタンスなので、戦う姿勢を見せようという中で、逆転まで持っていけたのは良かったが、まだまだだと感じている。鹿島というチームは勝利以外いらないチームなので、今日の試合内容には納得していないし、悔しい思いがある。
【小池龍太】
勝てたと思う。ただ、自分自身が対峙した選手に点を取らせてしまったのが悔やまれる。逆転され、試合を締められなかったという意味では、まだまだ足りない部分がある。多くの試合が残っているので、次戦から改めて戦う姿勢を見せていきたい。