Talk about Teammate1
ボランチ陣がチームメートを語る
特集
樋口 雄太
技術力と攻撃力に機動力が
合わさり多彩になる
樋口雄太は、ボランチとしてともに中盤を担う佐野海舟とディエゴ ピトゥカについて「自分にはない特長を持っている」と話し、お互いの個性が共鳴することでチームを勝利に導くことができると感じている。
特に佐野については「技術力」を絶賛する。
「相手からボールを奪取するプレーもそうですが、一つひとつの技術が高い。そのボール奪取能力に目がいきがちですが、個人的にはボールタッチの繊細さ、柔らかさに確かな技術を感じます。ターンできるときには必ずターンするように、プレー判断に間違いがないのも、技術の高さがあるからだと感じています。何より、彼がいいと思うのは、ボールを奪って終わりではなく、そのあとに相手を1人はがせるところ。そこも技術の高さゆえにできるプレーですよね」
一方、ピトゥカについては「攻撃力」をたたえる。
「ボールを持っているときに、常に顔が上がっているところがすごいと思います。だから、攻撃の起点になるパスを出すことができる。ドリブルでボールを運ぶときの持ち方も含めて、すぐにパスを出せるところにボールを置いているから、決定的な仕事ができるんだと思います」
そして自身については、「単発でプレーが終わるのではなく、出して動いて、出して受けてと連動して動けるところが強み」と語る。その機動力に、前を向き相手をはがす力と決定的なパスを出せる力が合わさることで、アントラーズは多彩な攻撃を見せる。