インフォグラフィックスで読み取る、決勝第1戦

  ついに決勝をむかえた。ホーム&アウェイ方式で行われるこのファイナル、第1戦はカシマスタジアムで行われる。「ホームで戦えることは大きい」と準決勝後に金崎が語ったように、ホームの利を活かして先手をとっていきたいところだ。そして何より力強いのが、サポーターの存在。これまでカシマスタジアムで観客動員35,000人を超えた試合では、勝率70.0%。10試合7勝2分1敗と選手とサポーターが一つになったとき、アントラーズは圧倒的強さを誇る。サポーターが熱く力強い声をカシマにとどろかせて相手の気持ちを折り、ピッチ上で選手たちが戦うことから歓喜は生まれる。その積み重ねによって、常勝という伝統を築いてきた。

 今回、チャンピオンシップ6度目の出場となる。直近7戦無敗。大舞台での勝負強さがデータとして現れている。カシマスタジアムでは3戦2勝と勝ち越す。ホームできっちり勝って、敵地である埼玉スタジアムで最終決戦をむかえたいところだ。
  明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝の相手である浦和には、アントラーズと浦和の両チームに所属経験のある選手が5人いる。初めてアントラーズから浦和に移籍したのが、室井と阿部。2選手とも2000年に浦和へ移籍した。阿部は2005年にアントラーズに戻ってきて引退のときをむかえた。2003年に期限付き移籍で加入したのが西部だったが、その後しばらくクラブ間の移籍はなかったが、2013年に興梠が浦和に移籍。長年アントラーズに貢献してきた選手だけに多くのサポーターの記憶に残るところだろう。今や浦和のエースとして最前線に君臨し、今年はリオ五輪日本代表にオーバーエイジ枠で選出されるまでの存在になった。昨年には高崎が浦和在籍経験のある選手としては10年ぶりに加入したことになる。リーグ内でも屈指のライバルクラブ同士ということもあり数は少ないが、一つひとつの移籍が印象に残るものだ。
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