クラブ創設25周年記念試合として「ANNIVERSARY LIXIL×Antlers DAY」と謳われるこの2ndステージ第14節、アントラーズは大宮アルディージャを2年ぶりにカシマスタジアムへ迎える。

　先週末、アントラーズはアウェイ新潟戦で2-0と勝利をおさめた。柴崎の芸術的な左足ボレーシュートでの先制点、そして金崎のPKによる追加点とチームのキープレーヤーがそれぞれゴールを決める活躍で、2連勝。年間での順位を3位とキープしている。 　来たるチャンピオンシップに向けても、これから1敗もできない状況は続く。昌子、西、遠藤、そして中村ら怪我人の復帰もいまだ未定だが、石井監督は今後も「チームが一体となって勝利だけを追求する」と力強く語る。リーグ戦も残り4試合。ここからラストスパートだ。 　その気になる布陣だが、前節は右サイドバックにファン ソッコが入った。果たして同じ11人が今日のカシマのピッチに立つかどうか。軽い負傷で前節は大事を取った伊東も復調している。どんな先発メンバーを石井監督が送り出すか。試合前はそこにも注目して欲しい。 　一方、対戦相手の大宮は前節、鳥栖と1-1のドロー。2ndステージはここ7試合無敗と好調だ。アウェイゲームながら、自信を深めてカシマへ乗り込んでくることだろう。 　クラブ創設25周年の節目の試合。アントラーズファミリー全員の思いを抱きながら、選手たちはカシマのピッチに立つ。欲しいのは、勝利の歓喜だけだ。