甲府戦のみどころを読む!

 5月最後のホームゲームとなる、このファーストステージ第14節。アントラーズは現在、リーグ暫定14位の甲府をカシマに迎え撃つ。

前節、アントラーズはアウェイで名古屋と対戦し、2度リードされる苦しい展開の中、カイオ、鈴木の2度の同点弾、そして後半アディショナルタイム終了間際に生まれたカイオの劇的逆転弾で3-2と勝利を手にした。1stステージの逆転優勝へ向けて、是が非でも取らなければいけない勝ち点3を手に、鹿嶋の地に舞い戻ってきた。
 決して内容は褒められたものではなかった。序盤こそ名古屋を圧倒したものの、徐々にペースダウンし、名古屋がゲームを支配されてしまった。田口のスーパーシュートという1点目は防ぎようはなかったが、次の竹内のゴールはCKから。残り4試合、逆転優勝のため全勝が絶対条件となるアントラーズにとって、こういった失点はこれ以上許してはならない。選手たちには90分間集中することが求められている。
 シーソーゲームとなった前節だが、ピッチ上から勝利への並々ならぬ執念を感じた。その前のナビスコカップ湘南戦で全くいいところのなかったCBブエノが別人のようなプレーを見せたのを筆頭に、選手全員が各々の仕事を全うし、一丸となった。この結束力こそ、今のチームの武器。今日の試合でもその力を発揮したいところだ。
 一方、対戦相手の甲府は、ここ7試合リーグ戦は5分2敗と未勝利が続く。しかし第一の目標である「J1残留」へ向けて着実に勝ち点を積み重ねているともいえる。堅守からクリスティアーノを中心に攻めるカウンターの怖さは、ナビスコカップグループステージの初戦で1-2と手痛い敗戦を喫したアントラーズが一番良く知っているはずだ。
 この試合、体調不良だった金崎も怪我で離脱中だった遠藤も復帰することが濃厚だ。ただ他にも負傷中の選手もおり、メンバーは流動的だ。この状況で石井監督がどんな先発メンバーをピッチに送り出すか。残り4試合、全勝しなければいけないアントラーズの戦いがここから始まる。
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