横浜FM戦のみどころを読む!

 今季リーグ戦最初のナイトゲームとなる、このファーストステージ第12節。アントラーズは現在、リーグ10位の横浜FMをカシマに迎え撃つ。

 前節、アントラーズはアウェイで磐田と対戦し金崎のゴールで先制したものの、その直後に返され、結局1-1の引き分けに終わった。3年ぶりの復活となった"黄金カード"はおおいに盛り上がったが、アントラーズにとっては1stステージ優勝争いでは致命的ともいえる勝ち点2のロス。少しでも可能性を大きくするため、この試合は是が非でも勝たなければならない。
 前節の磐田戦でも悪い癖が出た。序盤から圧倒的に攻め込みながらもゴール前での詰めの甘さを露呈し、ゴールが奪えない。そして何とか1点は取るものの、持ちこたえれずに痛み分けという内容だ。前々節では美しいコンビネーションから西の決勝ゴールが生まれたが(2-1で新潟に勝利)、内容は決して良くはなかった。しかし現在求められるのは、勝ち点3のみ。前節のような内容よりも泥臭くとも勝利をつかみたい。そのためにも攻撃陣にはここぞというときの決定力を見せて欲しい。
 一方、安定している守備陣だが、やはり無失点で抑え、負ける要素をできるだけ少なくしたい。水曜のU-23日本代表戦で額を負傷した植田だが、この試合は問題なく出場できそうだ。昌子、植田のコンビを中心に中盤、そして前線とどう連動して守れるか。そろそろクリーンシートを提出したいところだ。
 対戦相手の横浜FMはここ4試合リーグ戦は未勝利。試合前、石井監督が分析したように新しく獲得した外国籍選手がまだチームにフィットしていない印象が強い。だが、稀代のレフティーである中村俊輔はチームトップタイの3得点をあげているなど、絶好調。やはりこの男をどう止めるかが勝利へのポイントとなってくるだろう。中澤、栗原と駒のそろったセットプレーではチーム全体で警戒する必要が出てくる。
 この試合、前節で足をつってしまった山本も、「問題ない」という。最終ラインに変更はなさそうだが、中盤では前節に負傷交代した遠藤の欠場が濃厚。石井監督がどんな中盤の布陣をしくか。興味は尽きない。まさに試練となる宿敵横浜FMとの一戦。勝利の歓喜のためだけに選手たちは一丸となって戦う。さあ、カシマでともに戦おう。
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