2013年8月17日。終了間際の劇的弾で粘る新潟を振り切る。
新潟とはホーム、アウェイともに拮抗した試合が多い。それだけ互いの誇りと意地を賭けた対決といえるのだが、この3年前のホームゲームもそんな試合だった。試合終了間際の88分、粘る新潟を振り切ったのはエース大迫の決勝ゴールだった。
この試合の直近5試合、1勝1分3敗と停滞気味の中で迎えた第21節。その状況は現在の2試合未勝利と同じような雰囲気だった。ホームカシマでの大切な一戦。是が非でも勝ち点3が欲しい鹿島は序盤からボールを保持しながら、レオ シルバを中心とした新潟の守備に手こずりながら試合を進めていた。
15分、自陣からのロングボールから前線に飛び出した柴崎がディフェンスラインを抜け出した。ところが、柴崎のトラップがわずかに乱れて、シュートまで持ち込めない。30分には中盤の小笠原が糸を引くような絶妙なスルーパスを前線に供給。大迫が抜け出してシュートを放ったが、相手DFのブロックにより、枠を外れてしまった。
スコアレスで迎えた後半は、開始直後の46分に新潟に立て続けにチャンスを作られたが、GK曽ヶ端が好セーブ。守護神の活躍で得点を許さずにいると、再び主導権を握る。50分には、野沢がGKとの一対一の好機を迎えるが、わずかにシュートは外れた。
その後、新潟の川口が2枚目の警告を受けて退場処分となり、鹿島は数的優位の中、圧倒的に押し込む。しかしなかなかゴールを割ることができず、嫌なムードの中、終盤を迎える。このままスコアレスドローかと思われた試合終了間際の88分、ついに歓喜の瞬間を迎えた。左サイドを抜け出した前野がグラウンダーのクロスをゴール前に供給。最後は中央で待ち構えていた大迫が、左足のダイレクトシュートをゴールに突き刺した。
この試合の直近5試合、1勝1分3敗と停滞気味の中で迎えた第21節。その状況は現在の2試合未勝利と同じような雰囲気だった。ホームカシマでの大切な一戦。是が非でも勝ち点3が欲しい鹿島は序盤からボールを保持しながら、レオ シルバを中心とした新潟の守備に手こずりながら試合を進めていた。








大迫の一発で勝利をつかんだ鹿島。やはりエースといわれる人が決めれば、チームは勝利の歓喜に満たされる。この試合、誰がそのエースとなるか。攻撃陣の奮起を期待したい。
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