今日の試合のみどころを読む!

 4月最後のリーグ戦ホームゲームとなる、このファーストステージ第8節。アントラーズは現在、リーグ9位の柏レイソルをカシマに迎え撃つ。

 前節、アウェイで湘南に土居、金崎の活躍で3-0と完勝した。昨シーズンは2連敗している湘南を相手にしての完勝劇だけにチームは上昇気流に乗っている。
平成28年熊本地震が発生した週末のゲームだっただけに、熊本出身の植田や選手たちにも間違いなく動揺はあった。試合後、スカパー!中継のフラッシュインタビューに経った植田は堪えきれず、カメラの前で号泣した。「今、自分がやれることはサッカーだけなので、是が非でも勝って熊本の皆さんへお伝えしたかった」。90分間、たぎる思いを心にとどめながら、植田は冷静に湘南の攻撃を封じ、完封勝利に貢献した。
その植田の熱い思いに、チームメートたちも奮い立った。湘南戦では中盤の柴崎が存在感を発揮すれば、西、山本、遠藤といった、今のチームを牽引する中堅どころも安定したパフォーマンスを魅せた。さらに累積警告で出場停止となった小笠原の代わりにリーグ戦で初先発となった永木の存在が光った。古巣の湘南が相手ということもあって、その気迫に満ちたプレーは攻守において、アントラーズに大きなプラスポイントをもたらした。この柏戦では小笠原が戻ってくるだけに、石井監督にとっては中盤のチョイスに悩むことも嬉しい悲鳴といったところだろう。
対戦相手の柏は4月に入り、リーグ戦、ヤマザキナビスコカップで4勝1分と5試合負けなし。この水曜日には、リーグで首位の川崎Fとナビスコカップグループステージを戦い、2-1と勝利している。3月12日にメンデス前監督が電撃退任し、クラブ生え抜きの下平氏がヘッドコーチから監督から昇格するドタバタはあったが、これによりチームの結束力は高まっている。ここはアントラーズにとっても要注意だ。
この試合、金崎が累積警告で出場停止だけに中盤の組み合わせとともに前線で誰が出るのかも注目だ。2試合連続ゴールを決め、完全復活をアピールした土居、先のホーム広島戦で2ゴールを奪う活躍を見せたカイオ、そして今季初ゴールを早く決めたい赤崎…。誰が先発するのかも、ファン・サポーターにとっては楽しみなところだろう。4月最後のホームゲームも気持ち良く勝利し、今の勢いをさらに高めたいところだ。
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