今日の試合のみどころを読む!

 4月最初のリーグ戦ホームゲームとなるこのファーストステージ第6節。アントラーズはホーム来場通算700万人達成を目前とするカシマで昨シーズンのリーグ王者広島を迎え撃つ。

 前節、等々力での激戦で今季無敗の川崎Fと1-1のドローに終えた。何度もチャンスを作りながらも、結局前半27分のカイオのゴールだけにとどまった。川崎Fの強力な攻撃陣を"相棒"の植田とともに1失点のみに抑えた昌子は、「勝ち点2を失った試合」と試合後に語った。
その4日後、ここまで2連敗ともう勝ち点1すら失うことさえ許されないヤマザキナビスコカップ・グループステージでは、名古屋にアウェイゲームながら3-1と逆転勝利を収めた。「後半落ち着いて、自分たちのつなぐ形ができたのが大きな要因。選手たちの気持ちが変化したということではなく、やるべきことをしっかりやった結果」と試合後、石井監督はチームが再び自分たちのなすべきことを全うしたことを高く評価した。この広島戦でも、同じようなスタンスで臨みたいところだ。
対戦相手である広島は前節、ホームに仙台を迎え、シュート22本を放ち、3-0と快勝した。勝利の原動力となったのが、昨季は清水に所属していたウタカ。昨シーズン、ランキング2位の21ゴールを記録し、ベストイレブンにも輝いたドウグラスが中東のクラブに"強奪"された広島がその代役として、J2に降格した清水から期限付き移籍で緊急補強したナイジェリア人アタッカーだ。まだ本調子とはいえない、絶対的エースでありチームの大黒柱である佐藤に代わり、今や広島の攻撃に欠かせない存在となった。
火曜のACLグループリーグ第4戦で、アウェイの難しい試合ながらタイのブリーラムに宮吉、柴崎晃のゴールで2-0と勝利し、実に2010年以来となるアジアでのアウェイ勝利を手にした広島。先の仙台戦での快勝で4戦無敗とその順位を7位に浮上させたJリーグに続き、ACLでも2位の山東に勝ち点差1と迫るグループリーグ3位につけている。シーズン開始直後こそ振るわなかったが、ここに来て広島にも春が訪れたようだ。
この4年間でリーグ制覇が3度の広島。Jリーグ創生期に日本代表の主力選手としても活躍したクラブOBである森保監督はすでにリーグでも有数の名将の座にまで登り詰めた。3年前、このカシマの地でリーグ2連覇を成し遂げられた傷はまだ癒えてはいない。Mission Seven Millionの号令とともに、憎き広島を叩きのめさなければならない。アントラーズファミリーが一丸となるのは、まさにこのゲームだ。
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