今日の注目プレーヤーは、鈴木優磨!
「勝つことが一番。自分のゴールよりも何よりも」
すっかりチームの顔となりつつある34番は、いつもそう語る。鈴木優磨、19歳。フレンドリータウンの1つでもある銚子市出身の下部組織育ち、クラブの誰からも愛される存在だ。
決して将来を有望視された存在だったわけではない。ただそのガッツとクラブを愛する気持ちは誰よりも強かった。「アントラーズの歴史に残る選手になりたい」。小さい頃からそんな夢を抱いていた。そしてアントラーズを愛する少年は、クラブの持つスピリットを誰よりも具現化することを自らに課した。「誰よりも走る。犠牲心をもってプレーをする。勝つことが自分の結果よりも大事」。ユースの頃からチームの勝利へ固執する姿勢が目立った。
あるスタッフは、その出来事を今でも鮮明に覚えている。それはユース1年目の優磨らとのルーマニア遠征でのことだ。"東欧のマラドーナ"と呼ばれた、ルーマニアの英雄ハジが主宰するアカデミーのトーナメントに招かれたアントラーズユースはインテルやルーマニアU-17代表と戦ったが、インテルに負けた試合でゴールを決めた優磨に対し、地元のTV局がインタビューを希望してきた。だがスタッフが試合後、声をかけると、優磨は下をうつむいたまま、「負け試合でインタビューは無理っす」と言ったらしい。
「びっくりした。『ユースで、無理っすはないんだよ』と無理矢理インタビューさせたけど、その話をハジにしたら喜んでいた。『その子は将来、大物になるだろう。負けず嫌いは英雄になる素質の1つなんだよ』って」とスタッフは言う。そして、「でも、ハジの予言は本当になるかも…と思い始めている」と笑う。
すっかりチームの顔となりつつある34番は、いつもそう語る。鈴木優磨、19歳。フレンドリータウンの1つでもある銚子市出身の下部組織育ち、クラブの誰からも愛される存在だ。




「びっくりした。『ユースで、無理っすはないんだよ』と無理矢理インタビューさせたけど、その話をハジにしたら喜んでいた。『その子は将来、大物になるだろう。負けず嫌いは英雄になる素質の1つなんだよ』って」とスタッフは言う。そして、「でも、ハジの予言は本当になるかも…と思い始めている」と笑う。


また、「キャンプに参加していない選手には負けたくない」と、チームに電撃復帰した金崎にもライバル心を燃やす。周りから、「兄弟」と呼ばれるほど仲のいい2人だが、優磨にとって金崎は年齢差とは関係なく切磋琢磨するライバルなのだろう。そのあからさま過ぎるほどのライバル心は、はたから見ていても心地よいものだ。
このホーム開幕戦、「小さい頃から憧れていた舞台。自分の名前を刻みたい」と優磨は言う。先発か。それともスーパーサブか。どちらであっても、サポーターは34番の派手なガッツポーズを待ち望んでいる。そう、この19歳は見るものの魂を揺さぶる、絵になる男なのだ。
このホーム開幕戦、「小さい頃から憧れていた舞台。自分の名前を刻みたい」と優磨は言う。先発か。それともスーパーサブか。どちらであっても、サポーターは34番の派手なガッツポーズを待ち望んでいる。そう、この19歳は見るものの魂を揺さぶる、絵になる男なのだ。
試合前コメント
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