今日の試合のみどころを読む!
ついに、2ndステージ最終戦を迎えた。カシマスタジアムに迎え撃つ相手は、名古屋グランパスだ。
まずは、2ndステージ逆転優勝の条件を整理しておこう。首位の広島との勝ち点差は3。今節、広島が湘南に敗れ、アントラーズが勝利を収めて勝ち点37で並ぶことが第一条件となる。そのうえで、広島との間に隔たる得失点差12を埋めなければならない。広島が0-1で敗れた場合は、11-0での勝利が必要だ。そうして得失点差と総得点で並ぶことができれば、直接対決の成績(2nd 第6節・1-0で勝利)で上回り、頂点に立つことができる。
アントラーズのリーグ戦における最多得点差試合は「7-0」が過去に2回ある。アジアカップウィナーズカップでは、16-0というスコアを残したこともあったが、レベル差の大きい相手との一戦だった。11-0という結果は、非常に高いハードルだ。選手たちは「軽々しくは言えない。簡単な状況ではない」と、自らが招いた現実を受け止めている。
しかし、諦める理由などない。石井監督は「より多くのゴールを決めなければいけない状況なので、そこを追求していきたい」と言う。「特別なことをするのではなく、今までやってきたことをしっかりとできれば、大量得点のチャンスもあると思う」と、自分たちのサッカーに自信を見せた。ヤマザキナビスコカップ決勝のG大阪戦、そして前節の横浜FM戦で披露した充実の内容をベースに、1つでも多くのゴールを狙っていく。
今日の相手である名古屋は、前線に闘莉王や川又、ノヴァコヴィッチといった上背のある選手を揃えている。また、リーグ屈指のスピードを誇る永井にも警戒しなければならない。大量得点が話題として先行しがちな一戦ではあるが、選手たちが口を揃えたように「まずは勝つことに集中」し、相手のストロングポイントを消していく必要があるだろう。クロスボールやセカンドボールでの競り合いと球際の強さ、そして攻守の切り替えの速さを示し続けることで、主導権を掴めるはずだ。そこからチャンスを作り出し、1つずつしっかりとモノにしていかなければならない。
さあ、カシマスタジアムで迎える、ステージ最終戦だ。序盤戦の不振、監督交代、タイトル獲得――。起伏の激しい1年となった2015シーズン。時に苦しみ、時に喜び、アントラーズファミリー全員でその道のりを乗り越えてきた。
1年間積み上げてきたもの、そしてあらゆる思いを込めて、選手たちはピッチに立つ。わずかな可能性を、自らの手で手繰り寄せることができると信じて。
まずは、2ndステージ逆転優勝の条件を整理しておこう。首位の広島との勝ち点差は3。今節、広島が湘南に敗れ、アントラーズが勝利を収めて勝ち点37で並ぶことが第一条件となる。そのうえで、広島との間に隔たる得失点差12を埋めなければならない。広島が0-1で敗れた場合は、11-0での勝利が必要だ。そうして得失点差と総得点で並ぶことができれば、直接対決の成績(2nd 第6節・1-0で勝利)で上回り、頂点に立つことができる。








1年間積み上げてきたもの、そしてあらゆる思いを込めて、選手たちはピッチに立つ。わずかな可能性を、自らの手で手繰り寄せることができると信じて。
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