今日の試合のみどころを読む!

 痛快なゴールラッシュで、ヤマザキナビスコカップ決勝へ歩みを進めたアントラーズが、次なる目標へ向けて歩み出す。中2日で迎える天皇杯 3回戦は茨城ダービー、対峙する相手は水戸ホーリーホックだ。

 3日前のヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦では、前半こそ低調な内容で1-1の同点だったものの、後半に3ゴールを奪って快勝した。3年ぶりの決勝進出が決まり、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。そして選手たちは、すぐに次戦へと目を向けた。決勝への抱負を問う報道陣に対し、「まずは天皇杯がすぐに来るので、そこに集中したい」と、冷静に話していた。目の前の試合に集中する――。その姿勢は、今のチーム全体に浸透しているものだ。
 中2日で迎える一戦に向け、石井監督は「少しメンバーを変えながらやっていかないといけない」と、前もって話している。15日間で5試合を戦う連戦の4戦目ということで、指揮官はメンバー変更を明言。「強いチームには当然、試合数の問題がついて回る。そこを乗り切って勝つことが重要。天皇杯2回戦もそうだったが、新たに入ったメンバーが活躍できるかどうかが大事で、良い舞台だと思う。期待している」と、抜擢する選手への信頼を語っていた。
 昨日の練習は、試合前日としては異例の2時間超となった。紅白戦やセットプレー練習を行い、細部に至るまで入念な確認を施していた。石井監督は「チームとしてやるべきことは、誰が出ても変わらない。同じ戦い方をしてほしいと思っている」と、期待を込めている。久々に出番を得たフレッシュなメンバーが、試合への飢えとプレーへの渇望を表現した時、勝利が近づくはずだ。
 今夜の相手、水戸はJ2で20位と苦しんでいる。ただ、先月には首位の大宮を破り、4日前には2位の磐田と引き分けている。上位から勝ち点を拾ってきているだけに、今回の対戦でも自信を持って臨んでくるだろう。決して受け身にならず、前線からボールを奪う形をしっかりと遂行しなければならない。
 アントラーズは3日前、ヤマザキナビスコカップ決勝へと進んだ。そして2ndステージでは2位につけている。タイトルを目指す日々の中、元日決戦を見据えた道のりもまた、不可欠なものだ。石井監督は「どの大会でも、タイトルを目指す姿勢は変わらない」と、力を込めた。

 さあ、茨城ダービーが始まる。カシマスタジアムで、今夜も勝利の喜びを、ともに。

対戦相手情報

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