天皇杯は1921年から始まった日本最古の大会だ。現在日本サッカー界で3大タイトルといわれるのがJリーグタイトル、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯。そのなかでも郡を抜いて歴史のある大会といえる。決勝戦が元日開催ということで正月の風物詩にもなっている。昨年は日程変更となったが、今年は元日開催。2016年1月1日に向けた大会が、スタートする。
天皇杯は大会出場チームだけで、８８を数える。日本サッカー協会チーム登録種別の第１種登録があれば、基本的に予選へ参加可能なフルオープンの大会だ。長い歴史があるサッカー大会であるとともに、日本最大数のチームが参加する大会ともいえるのだ。昨年までは高校・ユース年代の参加も認められていたが、今年から規約改正にともなって参加が認められなくなった。今後も変更はあるだろうが、日本最大のサッカートーナメントであり続けることだろう。
タイトルを義務づけられるアントラーズ。当然、初戦の勝率は高い。しかし、これまでに2度負けたことがある。1994年、当時JFLに所属していた東京ガスを相手に1回戦負け。そして昨年、JFLのソニー仙台を相手に2回戦で負けた。天皇杯は、毎年格下相手に敗戦を喫するチームが出る、ジャイアントキリングの起きやすい大会だ。油断することなく、いつも通り目の前の勝利を目指して戦いに挑みたい。
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