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苦しみ抜いた時、そして興奮に包まれた2つの夜を経て、アントラーズは今夜、ノックアウトステージに勝ち名乗りを上げる。AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第6節、聖地・カシマスタジアムでのFCソウル戦。大一番が始まる。
開幕3連敗で後がない状況に追い込まれてから、アントラーズは神がかり的な2連勝を記録した。そして、グループ3位に浮上して迎える最終節、フットボールの神様から、明快なミッションを課された。ホームで、勝つこと。それ以外に、道はない。
1勝3分1敗で勝ち点6、グループ2位のFCソウルは、5試合で計2得点2失点と、極端な数字を残している。得点力は貧弱だが、強固な守備をベースに、「勝ち切れなくとも、負けない」粘り強さでポイントを拾ってきた。第2節での対戦も、そのデータ通りの展開。アントラーズは最後までゴールネットを揺らせず、FCソウルの決勝点はセットプレーから生まれた。相手の勝ちパターンにハマり、0-1で苦汁をなめた。
アントラーズは今夜、どんな形でもゴールを割らなければならない。フィジカルに秀でたFCソウルの守備陣を、スピードに乗ったパスワークで翻弄し、突破口を見出したい。ギャップを突きながら、ワンタッチでのパス交換を織り交ぜることで、マークを剥がしていけるはずだ。日々切れ味を増す柴崎のセットプレーも、大きな武器となる。
今節、同時刻キックオフの試合で、WSWが引き分け以下の結果に終わった場合、FCソウルは引き分けでもグループステージ突破が決まる。WSWの経過次第で、FCソウルはスタンスを変えざるを得ない。勝たなければならないのか、負けなければいいのか――。状況がもたらす立場の変化、そして心理状態の微妙な揺れ動きが、残酷なまでにフィールド上に反映されるのが、フットボールの怖さだ。綻びが生じるに違いない。守備が堅いとはいっても、付け入る隙は、必ずある。
選手もサポーターも、どんな時も諦めることなく、大逆転でのグループステージ突破を信じ続けてきた。その劇的なシナリオを、現実のものとして、アントラーズの歴史に書き加える時が来た。
生き残るのは、俺たちだ。


1勝3分1敗で勝ち点6、グループ2位のFCソウルは、5試合で計2得点2失点と、極端な数字を残している。得点力は貧弱だが、強固な守備をベースに、「勝ち切れなくとも、負けない」粘り強さでポイントを拾ってきた。第2節での対戦も、そのデータ通りの展開。アントラーズは最後までゴールネットを揺らせず、FCソウルの決勝点はセットプレーから生まれた。相手の勝ちパターンにハマり、0-1で苦汁をなめた。






生き残るのは、俺たちだ。
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