日本と比べて半分以下の人口である韓国は、サッカー人口では約4分の1以下となっている。それでも日本と韓国は、これまでアジア内で1、2を争うライバル同士として切磋琢磨してきた。韓国は、アジアの代表として1986年メキシコ大会から8大会連続W杯出場中。今後も日本とともにアジアサッカーをリードする存在としてあり続けることだろう。
韓国のプロリーグがスタートしたのは1983年。今から32年も前のことになるが、プロ2チームとアマチュア3チームでスタートした。その後、1987年には5チームすべてがプロクラブになった。そこから徐々にチーム数が増えていき、今では12チームで構成されたリーグとなっている。
タイトル数ではやはりアントラーズが一歩先をいく。それでも韓国国内でFCソウルは、首都ソウルのクラブということもあり、結果を残しているクラブの1つといえる。最多タイトル獲得クラブの水原三星と城南FCが13、浦項の11に次ぐ数字だ。お互いリーグを代表するクラブの1つとして、今後もアジアの大会で対戦機会が増えていく相手となるだろう。
ACLを制する上で、もっとも勝利で見返したい相手がFCソウルだ。これまでの対戦成績は4戦3敗1分。そのうち2度はベスト16で苦汁をなめさせられている。振り返っても、とにかく悔しい試合しかないカードといえる。勝てば決勝トーナメント進出が決まるだけに、きっちり借りを返して次のステージにいきたいところだ。
近年、リーグタイトルを獲得できていないアントラーズとは対照的に、安定して上位につけているのがFCソウルだ。かつて98年W杯予選で日本と熱い激闘を繰り広げたときに韓国代表監督を務めたのがチャ ブンクンだったが、その息子である韓国代表チャ ドゥリが現在在籍している。監督はかつてJリーグの市原(現千葉)、京都、磐田で活躍したチェ ヨンス。両国を代表するチーム同士の戦いに注目だ。
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