勝率16.7％。Jリーグチームのなかで、アントラーズがもっとも苦手とする相手だ。鳥栖が2012年にJ1昇格してきてから、これまでリーグ戦で1度しか勝てていない。難敵を相手に今季初勝利をあげて勢いを生み出すことができるか。今後のポイントとなる一戦になるだろう。
これまでリーグ戦6試合で、両チーム合わせて11ゴールが生まれた。まだ対戦試合が多くないということもあるが、走力を武器にハードワークする鳥栖との相性もあり、中盤での攻防が激しい拮抗した試合が予想される。球際や中盤での攻防に勝ち切って、ゴールまでつなげたいところだ。
リーグ戦では苦手としているが、ナビスコカップも含めたカシマスタジアムでの鳥栖戦の成績を見てみると、3勝1分2敗と勝ち越している。やはりサポーターを背に戦うホームの利は揺るがない。
2015シーズンがスタートして3試合。アントラーズはシュート数45本でリーグ3位と、常に相手の倍またはそれ以上を記録する。これまでその約半数である鳥栖を相手に、攻め込むシーンが多く作り、いかに決め切れるかが勝敗を分けることになるだろう。
これまで鳥栖戦でゴールしたのは、4選手。守備で持ち味を発揮する青木選手だが、鳥栖戦では得点王だ。常に準備を怠らないプロフェッショナル。今季はまだ出番が少ないが、出場すれば歓喜へ期待がより高まるデータといえるだろう。また昨年、豊川選手がアウェイでプロ初ゴールを決めたのは記憶に新しい。はたして今年もニューヒーローが誕生するのか。または現在2ゴールと好調を維持する金崎選手がついにチームを勝利に導くのか。得点者にも注目だ。
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