PREVIEW

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 前節のアウェイ浦和戦は、まさに死闘と呼ぶに相応しい試合だった。埼スタの熱が選手たちへ伝播し、90分間、高強度で白熱した展開となった。結果は1-1。悔しいドロー決着に終わったが、今の若いチームが、埼スタで勝ち点1を獲れたことは、必ず今後に繋がるはずだ。

 しかし、激闘の余韻に浸る時間はない。浦和戦から中3日ですぐに鳥栖戦が控えている。強度の高いフットボールを目指す以上、疲労の回復とチームの総合力の向上は、必要不可欠な要素だ。レネ監督も試合後に次のように語った。

「ここまで連戦を戦ってきたが、これからも試合は続いていく。選手の疲労を感じることは、克服しなければいけない部分の一つ。ただ、我々は11人だけで戦っているわけではない。うまく選手を入れ替えながら、マネジメントしていかなければいけない」

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 そんなチーム力の向上が求められる中で、次はサガン鳥栖と対戦する。連戦で疲労が残る中だが、鳥栖の武器は走力。1試合平均走行距離はリーグ最長、スプリント回数もリーグトップの数字を誇る。鳥栖の90分間、強度の落ちることのない走力は、後半の強度低下が課題のアントラーズにとって、非常な脅威となるだろう。

 今節も非常にタフな試合になることが予想される。苦しい試合でこそ、アントラーズファミリーの力が必要だ。背番号12の力強い後押しが、あと一歩を動かし、未来を変える。過密日程の中だからこそ、全員で一致団結して戦うことが求められる。

 平日のナイトゲームではあるが、聖地でともに戦い、必ず歓喜を分かち合おう。

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