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 8月15日のホーム徳島戦は、荒木の2ゴールと町田のゴールで3-0と快勝した。守備的な相手にも我慢強く戦い、しっかりホームで勝ち切れたことは、今後の自信につながる。

 試合後の会見に出席した相馬監督も、攻守両面で手応えを感じている様子だった。攻撃面では「シンプルにボールを前に動かしていくところが良かった」と語り、守備面では「相手のリズムになる時間もあったが、コンパクトに進めながら粘り強く、コンパクトにファーストディフェンダーを決めて、丁寧にやってくれた結果、最終的に無失点で終わることができた」と評価した。そして、「粘り強さや前に出ていくエネルギー、ボールやゴールを奪いにいくエネルギーが非常に高く、90分を戦い抜いてくれた。それを結果に変えてくれたことも含めて、非常に良かった」と、チームコンセプトをしっかりピッチで表現してくれた選手たちへ、賞賛と感謝の言葉を贈った。

 ただ、すぐにアウェイの連戦が始まる。相馬監督は「順位はまだ関係ない。目の前にまだ試合がある」と表情を崩さない。チームをいま一度引き締め、「毎回、今日のようにまっさらな気持ちでフルパワーで戦えるかどうか。連戦のなかで簡単ではないと思うが、そこにどれだけ近づけるかが大事になる」と話した。

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 次の天皇杯ラウンド16は、明治安田J2のV・ファーレン長崎と対戦する。長崎は3回戦で北海道コンサドーレ札幌を倒し勝ち上がっており、カテゴリーは下だが決して油断できない相手だ。トーナメント特有の一発勝負の怖さもあるだけに、決定機を確実にものにして、試合をコントロールしたい。

 さあ、求められるのは勝利のみ。今年こそ日本一のタイトルを掲げ、アントラーズファミリー全員で喜びを分かち合おう。そのためにまずはラウンド16突破を目指し、トラスタへと乗り込む。

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