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 リーグ開幕戦は非常に悔しい結果となった。後半に荒木のゴールで先制したが、得点直後に同点弾を決められると、そのあと立て続けに2失点を許し、1-3と敗戦を喫した。

 ザーゴ監督は試合を振り返り、「ホームでの試合、なおかつ、大事なシーズンの第一印象となるパフォーマンスとしては良くない」と怒りを露わにした。そして、得点直後の失点に関して、次のように語った。

「相手が何かをしたのではなくて、完全に自分たちの不注意であり、集中力が低下した結果であると考えている。サッカーは最後の笛が鳴るまで勝負があるわけで、このような集中力欠如による失点はあってはならないーー。早急に改善しないといけないと選手たちには明確に伝えた。昨年から引き続き、チームの中でしっかりと話し合いをすることが必要だし、次はYBCルヴァンカップがあるので、そこに集中していかなければいけない」

 得点に至るまでの流れは決して悪くなかった。シュートがポストやバーに嫌われる場面もあった。ザーゴ監督も「自分たちがチャンスを作りながら得点ができたところまでは良かった」と語り、上田綺世は「相手が中央を固めてきて崩せないなかで1点を取れたのは昨シーズンと違うところ」と手応えを語っていた。だからこそ、得点後のゲームコントロールには悔いが残る。

 ただ、悔しさを引きずっていても仕方ない。この経験を糧にして、戦い続けなくてはいけない。上田も悔しさを抑えながら、「この負けはすごく痛い。昨シーズン、その痛みを感じて身に染みているので、また同じ失敗をしないように、優勝するために、リーグ戦もルヴァンカップも1試合1試合戦っていきたいと思う」と語っていた。

 さあ、次はYBCルヴァンカップの開幕戦だ。グループステージ突破のためには、初戦の勝ち点3獲得が非常に重要な意味をもつ。誰が出場したとしても勝つのがアントラーズ、どんな困難も乗り越えるのがアントラーズ。誇りをもって戦おう。

 聖杯をこの手にするために。選手、監督、コーチ、スタッフ、ファン・サポーター、すべてのアントラーズファミリーが一丸となって戦い、必ず勝利を掴み撮ろう。

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