徳田の先制点、チャヴリッチ執念の一撃も、柏にあと一歩及ばず。
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2026/27明治安田J1リーグ第12節、アントラーズはメルカリスタジアムで柏レイソルと対戦した。
ホームのメルスタで迎えた柏との一戦。この試合は「JVCケンウッド presents KENWOOD 80周年記念マッチで感動を!」として開催された。前節の京都戦では終了間際に追いつかれ、悔しいドローに終わったアントラーズ。再び勝ち点3をつかみ取るべく、肌寒い雨のなか、メルスタに集結したアントラーズファミリーの後押しを受け、キックオフを迎えた。
試合は立ち上がりからアントラーズが積極的に前へ出る。6分には柴崎のパスから徳田が抜け出し、左足シュート。これは相手DFにブロックされるが、その後もセットプレーを中心に柏ゴールへ圧力をかけ続ける。9分にはCKのこぼれ球を拾った柴崎がミドルシュートを放つなど、攻勢が続いた。
そして14分、待望の先制点が生まれる。左サイドから小川が精度の高いクロスをゴール前へ送ると、徳田が巧みなボレーシュートでゴールネットを揺らし、1-0。徳田のストライカーらしい一撃で、アントラーズは幸先よくリードを奪った。
その後は柏にボールを保持される時間帯もあったが、アントラーズは守備ブロックを形成しながら対応。しかし35分、一瞬の隙をつかれ、遠藤にカットインからシュートを決められる。試合は振り出しに戻ってしまう。
さらに前半アディショナルタイム、再び試合が動く。45+1分、山内に決められ、1-2。先制しながらも前半のうちに逆転を許し、ビハインドを背負ってハーフタイムを迎えた。
この状況を打開すべく、鬼木監督は後半開始から津久井に代えて小池、徳田に代えてチャヴリッチを投入。攻守に変化を加え、反撃を試みる。50分には右サイドからのクロスに松村が飛び込み、そのこぼれ球を鈴木がシュート。さらにCKから鈴木がヘディングで狙うなど、同点ゴールへの圧力を強めていく。
しかし59分、山内にこの日2点目となるゴールを許し、1-3。追いつきたい時間帯に追加点を奪われ、苦しい展開となった。そこで、62分、柴崎に代えてマテウス ブエノ、林に代えてエウベル、78分、小川に代えて吉田を投入し、攻撃にさらなる推進力を加える。
そして88分、ついに反撃の一撃が生まれる。エウベルが放ったシュートにチャヴリッチが巧みなバックヒールで反応。ボールはゴールネットを揺らし、2-3。VARチェックの末にゴールが認められ、1点差に詰め寄った。
残された時間はわずか。ゴールを目指して猛攻を仕掛ける。しかし後半アディショナルタイム、大きな不運に見舞われる。キム テヒョンが足を痛め、ピッチを離れる事態に陥った。
それでもアントラーズは最後まで攻撃の手を緩めない。アディショナルタイムに入り、植田、チャヴリッチらがシュートを放つ。だがいずれも枠を捉えられないまま、試合終了のホイッスルが吹かれ、2-3とホームで悔しい敗戦となった。
前節の京都戦に続き、勝ち点3には届かなかった。先制しながらも試合をコントロールし切れず、3失点を喫した結果は重い。しかし試合後に続いたゴール裏からの心強い鼓舞に応えるためにも、最後まで勝利を諦めず、ゴールを目指し続けた姿勢を次も継続しなければならない。
また、共に闘おう。



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勝たなければいけない試合でした。とても重要なゲームとして位置づけて選手を送り出していましたので、スタートは気持ちの入った良いスタートを切りました。しかし、前半終わりに簡単な失点をしてしまい、自分たちで苦しめてしまったゲームだったと捉えています。 点差を縮めなければいけない状況で、突き放されたことでよりきつくなったと感じていますし、実際に1点差であればまだまだホームの雰囲気も含めていけたはずです。 やはり簡単に失点すれば、それだけ追いかけなければいけません。そのエネルギーを使うこと、またそれを利用されて苦しい展開になることは分かっていますので、守備的にという意味ではなく、守備の部分をもう一回しっかりとやらなければいけません。 攻撃は、前節も多くのチャンスがあった中で決めきれませんでした。今節も決してチャンスがないわけではありませんので、やはり決めきる力、ゴール前の質をもう一回高めていきたいと考えています。
Q. 上位との勝ち点差が開く状況になってしまった。
A. 選手には、上位に食らいついていこうと試合前から話していました。敗戦した中でも、上を目指し続けなければいけないと伝えています。一度でもそこから目を逸らさないこと、目を逸らすと目標がぶれてしまうからです。もちろん勝ち点差や順位は重要ですが、中盤戦までいっていない現段階でも、そこにこだわりながら戦っていきたいです。とにかく諦めずにやっていくこと、それだけだと捉えています。
Q. チャンスは作っている手応えはあると思うが、なかなか結果が得られていない。どう引き締めていくか?
A. 内容的にはチャンスが増えていることは事実です。敗戦したり、前節勝ちきれなかったりといったネガティブな部分もありますが、積み上げている部分をしっかりと評価し、最終的にはシーズン終盤戦で勝ちきるためにも、点を取れるようにしていかなければなりません。 もちろん勝ちながら成長したいというのが一番の思いですが、今シーズンは連勝から始まり、大きな連敗をしたり、多くの怪我人が出たりと、様々なことが起きています。終盤戦では取り返しのつかない事態が序盤で多く出ています。 苦しい状況ではありますが、その経験をいかにこれから先につなげていけるかが大事なことだと受け止めています。自分自身もチームとしても、チャンスの部分も含めて良いものは良いと評価しながら、より良いものにしていきたいです。
Q. 先制点のあとに失速しスペースを与えてしまった原因と、今後どう修正していくか?
A. スタートに関しては、自分たちの狙い通りの形で点が取れて、勢いを出せたと評価しています。その分、もっとチャンスの部分で決めきることを、さらに大事にしなければいけなかったと感じています。前節もそうですが、決めきっていれば展開は変わっていたはずです。 また、決めきれないなかで徐々に押し込まれ始めました。1点を守ろうとしていたわけではないものの、少し選手が後ろに吸収されすぎて、前へ出ていけなくなってしまいました。前線に人数がかかるチームですのでその部分は多少ありますが、結局ボールに行かないと下がってしまいます。前から行っている時は圧力があったにもかかわらず、自陣でそれがなかったというのは選手にも伝えました。そこはもう一度直さなければいけない部分です。自陣こそよりコンパクトに、タイトにやらなければいけないなかで、そこへのチャレンジが不足していたと思いますので、そこを修正していかなければならないと考えています。
非常にタフな試合だった。最初の失点後は難しい状況になったが、その後2点を取れたことが重要で、リードしてハーフタイムを迎えることができ試合を望む方向へ持っていけた。後半は良い状態を保つため、早い段階で交代を行うことで高いインテンシティを維持できるように試みた。全員で力を合わせた評価できる試合だった。
【松村 優太】
負けたことがすべて。もともと鹿島が持っている粘り強さ、失点しない部分に立ち返らないといけない。失点が多いと、勝てる試合も勝てない。誰かの責任ではなく、チーム全体として失点しないことを強固にしない限り、目指している位置には入れないと思う。
【徳田 誉】
してはいけないゲームだった。自分たちの方がチャンスも作ったが、最後に失点して逆転されたのは勿体なかった。長い時間ゴールが取れていなかった中で狙っていたゴールだったが、勝利に繋がらなかったことがとても悔しい。チームとして立て直さなければいけない部分がたくさんあるので、しっかり修正して次につなげていきたい。