▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
開幕前の恒例となるいばらきサッカーフェスティバル2025、ケーズデンキスタジアム水戸で水戸ホーリーホックと戦った。
選手たちが口々に「かなりハードだった」という宮崎キャンプから、1週間。2日間のオフを挟んだものの選手たちの疲れもピークのなか、アントラーズは開始早々、水戸に先制を許してしまう。
6分、草野に抜け出され、その折り返しを久保からシュートに持ち込まれる。これがブロックに入った関川の足に当たり、ボールは無情にもアントラーズゴールに吸い込まれてしまった。
先制点を取られ、早く挽回したいアントラーズ。前から守り、チャンスを作り出そうとするが、疲れもあるのか、後手後手に回り、うまくはまらない。逆にそこをはがされて、最終ラインでは数的不利になる形が多くなる。
それでも15分、右CKのこぼれ球をつなぎ、濃野が強烈な右足シュートを放つ。これをゴール前の田川がうまく触りコースを変え、同点ゴールを生み出した。
その後、両チームともに好機を見出すが、水戸GKの松原、そして我らが早川がそれぞれ好セーブを見せ、どちらも追加点は許さない。前半を1-1のスコアで折り返すこととなった。
後半も五分五分の状況が続くが、アントラーズでは63分からピッチに立った小池、徳田らがゲームを活性化する。特に濃野に代わり、右サイドバックに立った小池は、新加入とおもえないほどのスムーズさで同じく交代出場となった三竿、師岡らとチャンスを作り出す。さらに巧みなゲームメイクも冴え、攻撃力と得点感覚が絶対的な魅力の濃野とはまた違った輝きを見せた。
結局、後半45分を戦っても前半からの1-1は変わらず、ドローに終わったいばらきサッカーフェスティバル。消化不良の感は強いものの、選手たちの疲れがピークであることを考えると、ここからまた上向きになることが期待される内容と結果でもあった。
試合後、アウェイとは思えないほど、メインからバックスタンド、そしてゴール裏まで埋め尽くした12番目の戦士たちに、キャプテンの柴崎が感謝の気持ちを伝える。
2025シーズン、新しいアントラーズとなるため、全員が一丸となって進む。その気概が随所に見えたプレシーズンマッチだったといえるだろう。









自分たちの早い時間での失点は悔やまれるし、反省しないといけない。そのあと同点に追いついて、そこから畳みかける力がほしかった。ただ、前半はそんな中でも選手たちのなかで、まだ偏りはあるが、長いボールと短いボールを徐々に使い分けながらやっていた。そこも今後、修正して積み上げていきたい。
後半はあとから入った選手も勢いを出してくれた。自分たちがやってきている崩しの部分も、数回、出てきていた。徐々に選手の目が合ってきているのは良かったところ。ただ、勝利の部分とゴールの部分。私が一番こだわっているところはそこの部分。もっと精度を上げていかないといけない。選手は100%の力を出してくれたと思っている。
Q.ボランチの距離感、ボランチにパスが入ったあとの役割など、そこについてはどう感じている?
A.チームとしての狙いがあったので、ボランチがどうということはない。ボランチだけで解決ができるところもあれば、そこへどのようにボールをつないでいくかが重要になってくる。そこは、まだ積み上げている段階だと感じている。
Q.優磨選手を左サイドへポジションを移した意図は?
A.前半は行ったり来たりになってしまうところがあった。また、FWにはいい選手が多いのと色々なオプションという両方の面があった。どれだけ左サイドでできるのかというものを見てみたかったという考えもある。タメを作るという部分は見ることができた。ただ、ほかのところでもっとやらなければいけないこともある。色々な選手が、色々なポジションをやるというところを見れたことはよかったと思っている。
Q.リーグ開幕まで約2週間。どのようにチームを仕上げていきたい?
A.一つずつやっていくことだと思う。いい部分が出てきているところもあれば、もっとやらなければいけない部分もある。どれをやればいいとかではなく、すべての面で一つずつ、レベルアップ…、一段、二段、三段ぐらい上げていかなければいけない。ただ、それは、開幕までの間でやれることをすべてやっていくというところだと思う。
Q.取り組んでいくところの優先順位は?
A.質のところは重要だと感じている。最後、点を取るためには、ボックス周りのところは慌てずにやっていかなければいけない。それが一番というわけではないが、得点を取るという意味では、重要なところだと思う。ただ、ほかの部分でも修正をかけなければいけないところはある。そこが修正できれば、もっと厚みのある攻撃ができるようにもなると思う。
Q.守備で狙っていた形をあまり出せていなかったように見えたが、そこはどのように感じている?
A.おっしゃる通りで、狙っているところの部分が少なかった。そこは確か。少しコンパクトさに欠けたところもあったし、自分が長いボールの指示を出したところもあった。セカンドボールの回収ができれば、また違ったと思う。ゲームコントロールが課題になってくる。守備だけではない。ただ、そこのところで、かなりエネルギーを使ってしまっているので、コンパクトさがなかった。いい攻撃ができれば、より自分たちが狙っているような守備ができると思う。
Q.前線の選手たちの起用意図と評価は?そのなかでも、田川選手の評価は?
A.色々な組み合わせを見たいというところ、去年の選手たちのなかでコミュニケーションが取れているところに新しい選手が加わるところ、長期離脱していた選手たちのゲーム勘のところ、そういう部分の起用もあった。そのなかで、左サイドはスピードがメインになってきたと思うが、そこへどのようにボールを出していくかというところとタロウであれば、中盤でどれだけボールを受けることができるかというところ。今日は起点を前の方で作っていたので、そこの難しさはあったと思っている。ただ、みんなよくやってくれたと思う。
Q.全員が力を発揮すればかなり強力になると思っている。そこに至るまでの改善点は?
A.守備の部分も大事になる。ボールをしっかり奪わないといけない。攻撃の回数を増やしていかなければいけない。今日は相手のほうが回収率が高かったと思う。特に、攻撃した後の回収は大事になってくる。。
Q.柴崎選手の評価と期待することは?
A.色々な形でビルドアップのところも参加しながら、うまくいままでのトレーニングマッチの修正なども見ながらやってくれたと思っている。あとは、決定的な仕事ができる選手なので、これから、ゲームのなかでどれだけ前に絡んでいくかだと思う。それは、ボランチ全体に必要になってくる。そこに期待したい。
ただ、90分を通して、チームの土台はできたと感じている。勝てるチャンスがあったが勝てなかったという部分は、我々の課題として残ってしまった。すぐにはうまくいかないと思うが、もっと突き詰めてこだわって戦っていきたい。
皆さんにどう見えたか分からないが、キャンプと比べれば少しずつ合ってきていると思う。ちょっとずつ整理されてきている。開幕まで時間もあまりないので、ものすごく大きくは変わらないと思うが、小さいことの積み上げや精度を高めるために練習からコミュニケーションを取ってやっていくしかない。
一人ひとりの精度を上げるのはもちろん、みんなで話し合ってどうしたいか、どうしていくかについて、監督が提示するのと同時に自分たちが作っていかないといけない。そこはしっかりやっていきたい。
【徳田誉】
途中出場組が攻撃のギアをもう一つ上げることができた試合になった。そのなかで追加点が取れなかったのは課題になる。チャンスもあったし、自分としても少しでもコースが見えたらゴールを一番意識している。そこでシュートを決め切りたかった。
チャンスがあったというだけではダメなので、そこはやっぱり悔しい。結果を残せる選手は試合に出られると思うので、ゴールもそうだが、それ以外のところでも、もっとアピールしていきたい。
【安西幸輝】
先に先制点を取られてしまったが、1−1という結果ということで決定機もあったし、相手にも決定機があった。まだまだかなと思う。前半は何度かポジションチェンジとか、3バック気味になったりと、うまくいった部分はあったと思う。より精度を求めていきたい。
ハーフウェイラインを越えるまでは僕らがしっかりボールをつないで、前に強力な選手がいっぱいいるので、そういう選手たちが前向きでボールもらえるようにチームを円滑に回せるようにやっていきたい。