▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第35節、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで川崎フロンターレと対戦した。
前節、ホームのカシマスタジアムで中後監督の初陣を勝利で飾れなかったアントラーズ。この第35節は、"必勝"の誓いを胸に等々力の地に乗り込んだ。
その気迫を全面に、アントラーズは序盤から試合の主導権を握り、攻勢に出る。
まずは10分、右サイドから柴崎が鋭いクロスをゴール前に入れる。これに反応した知念が打点の高いヘディングで合わせ、クロスバーの内側を叩く強烈弾で先制点を奪った。
さらに18分、川崎F陣内でボールを奪った安西がスピードに乗って、左サイドからボールを入れる。相手選手に当たるが、これを中盤から上がってきた樋口が見事なボレーで合わせ、そのリードを2点に広げた。
その後もアントラーズの勢いは止まらない。28分には右サイドバックに入った三竿が、左足ながら絶妙にコントロールしたシュートを川崎Fゴールに突き刺し、3-0とした。
その後もアントラーズが川崎Fを圧倒し、そのまま前半を戦い終える。
後半に入ると、川崎Fも何度かチャンスを作るが、アントラーズは守護神の早川を中心に堅守を見せる。また中後監督も早いタイミングから、名古、舩橋、徳田、津久井、ライコとフレッシュな選手たちを交代でピッチに送り出し、チーム全体でのプレー強度を落とさない策を打つ。
後半アディショナルタイムにFKから技ありの一発を決められるものの、3-1というスコア以上の内容でアントラーズは川崎Fに勝利した。
リーグ戦では実に9年ぶりとなる、"鬼門"等々力での勝利。試合後、ゴール裏を陣取った12番目の戦士たちとともに、歓喜を分かち合う。
これが、アントラーズだ。
【この試合のトピックス】
・三竿がアントラーズ復帰後、初ゴール。



Q.相手の特長を考えると、右サイドの守備がポイントだったと思うが、どのようにプランを立てて臨んだのか?
A.ストロングがあるサイドだったので、そこをどう抑えるか。うまく前線の選手から規制をかけて誘導してボールを奪うということはチームとして統一していた。うまくいったところとクオリティで押し切られたところ、両方あった。それがフットボールであり、そのやり合いだった。
Q.監督就任後、初勝利の感想は?
A.当然、嬉しいです。選手たちがハードワークしてくれたこと、コーチングスタッフ、メディカルを含めたスタッフみんなでつかんだ勝利なのでよかった。
Q.前半に狙っていた点というのは、ボールを奪って攻撃につなげる部分?
A.それは狙っていた。前節はゴールに向かうプレーが(なかなか出せなかった)。対戦相手が違う中で難しい部分もあるが、勢いをもってプレーしていくことを準備していたので、そういうプレーを多く出せてよかった。
Q.残り4試合、優勝の可能性も残っているが?
A.全員でハードワークをしていく。我々は優勝の可能性がある限りはそこへ向かっていく。1試合1試合、100%を出して、どうなるかという戦いなので、1試合に集中して、常に勝ち点3を狙いながらやっていきたい。
Q.ジーコCAも来ていたが、どのような言葉をかけられたのか?
A.ジーコさんが来ている中で、いい試合、勝ち点3を取りに行く姿勢、最後まで諦めない姿勢を見せられたし、ハードワークもしっかりとできたと思う。先日お会いした時に「最後までしっかりやり切る」ということを言われたので、そういう意味でも良かった。
試合に出たときに、これまで自分が積み重ねてきたことや取り組んできたことを出すことができるかというところを考えながらやってきた。
その時のメンバー、その時の感覚が変わっていく中で、話すということは重要な部分になってくる。その時に感じたことなどをピッチ内で話すことができている。それはすべきことだと思っている。トレーニングからも選手同士で話すことができている。
川崎Fは、一人ひとりのクオリティが高くて、簡単にはやらせてくれないチーム。チームのベースはしっかりしている。これまでアントラーズが優勝したいと思っている中で、それをはねのけてタイトルを獲ってきたチームなので、川崎Fの意地やプライドがあると思う。自分たちもそれに対して、全身全霊で向かっていかなければいけない。
チームとしてやるべきことを理解して行動に移すことの徹底が勝利への近道なのかなと個人的には思っている。選手同士でも意思疎通をとっていくことが重要になってくる。
【関川 郁万】
直近2試合の無失点は、チームとして続けてきたことが、ひとつ成果となって表れたのだと思う。
川崎Fはうまくて強い選手がそろっている。攻撃力も高いので、守るのは簡単なことではないが、個人で守るところとグループで守るところをしっかりと確認しあいながらやっていく。
今年は失点が続いてしまっているので、無失点というところにこだわってやっていく。
【安西 幸輝】
チーム全体でこの川崎F戦に照準を合わせて向かうことができている。非常にいい雰囲気の中、進んでくることができた。
川崎Fは、個々のクオリティが非常に高い。今季、ホームで勝つことができたが、このスタジアムで勝つことができていないので、勝てるようにしっかり戦っていく。試合の状況に応じて、臨機応変に戦っていかなければいけない。
(先制点は)監督が代わって、チームとして狙っていたゴールだった。中後監督は中に強い選手がいるから、よりシンプルにクロスを上げていこうということをトレーニングやミーティングから言っていた。まさに、ミーティング通り、トレーニング通りだったなと思う。
川崎Fは、お世話になったクラブ。成長した姿を見せたいと思っていた。ゴールという結果だったが、その姿を見せることができたかなと思う。
【樋口 雄太】
(2点目の場面は)チームとして素早いトランジョンから、素早い攻撃ができたシーンだった。みんなで取ることができたゴールだった。
サイドハーフがゴール前に入っていくというところは、口酸っぱく言われていたことだった。そこで得点が取れたということで、これがチームのスタイルだということを伝えられたと思う。うまくハマったなと感じている。
3点目のシーンもみんながボールに反応した結果が、健斗の素晴らしいゴールにつながった。非常に一体感のあったゲームだった。
等々力で川崎Fに勝てたということで、また歴史が変わっていくと思う。チームとして自信につながっていく。この勝利を無駄にしないように、またみんなで取り組んでいく。
攻撃の部分で、まだまだやらなければいけないことが多くある。ボールを保持するという部分はチームの課題になってくると思う。残りの期間で仕上げていく。
【三竿 健斗】
(3点目の場面は)いいところにボールが転がってきた。得意な角度からだったので、打ったら狙い通り入った。気持ちが良かった。早く数字を出したいと思っていたので、点を取ることができて良かった。より守備のところを意識して入った。あまり攻撃の部分で出ていくのはないかなと思っていたが、あのタイミングで思い切って出ていって、得点が取れたので、リスクを犯して前線へ上がって良かった。
今日はチーム全体で川崎Fとの嫌な流れを断つということで、この週の半ばからみんなで話してきた。その話してきたこと、目標を達成できて良かった。
ビルドアップの時にまず前を向くだったり、逆サイドにボールがあるときの右のCBのカバーだったりを意識してやっていた。どこのポジションで出ても自分の役割は変わらない。守備のところなど、ボランチよりもより外から全体を見ることができるので、声掛けだったり、立ち位置など、伝えることができていると思っている。また新たな角度から見ることができているので、面白さを感じている。
【柴崎 岳】
まずはチームとして、一人ひとりのパフォーマンスが相乗効果を生んで、チームとしてのパフォーマンスが相当高かった前半だった。ひとりふたりがいいパフォーマンスをした結果ではなく、みんなが高いレベルで守備も攻撃もできた前半だった。後半に関しては改善すべきところは多数あった。交代選手や若い選手は、特に学ぶべきことが多い試合だったと思う。ただ、いい経験をした、いいプレーをしてくれた試合だった。なので、個人のプレーというよりは、一人ひとりがやるべき仕事や出すべきパフォーマンスを出した結果だと思っている。これを継続していかなければいけない。
【津久井 佳祐】
中後さんから「準備をしておけよ」と言われていたので、いつ呼ばれてもいいように準備をしていた。
自分に課せられた仕事を果たすことができたと思う。入った直後はかなり緊張していたが、マルシーニョ選手の突破を止めたあたりから、試合に入っていくことができた。いつも通りできたかなと思う。