2023明治安田生命J1リーグ 第18節、パナソニック スタジアム 吹田でガンバ大阪と対戦した。前半に2失点を喫してしまうと、その後は攻めあぐねる時間帯が長かった。終盤に植田がセットプレーから得点を奪ったものの、反撃はここまで。後半戦の初戦は、1-2で敗れた。
リーグ前半戦を8勝4分5敗の暫定7位で折り返したアントラーズは、後半戦の初戦でパナソニック スタジアム 吹田へ乗り込み、G大阪と対戦した。
スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、樋口、佐野、仲間、土居、染野、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、常本、荒木、藤井、名古、エレケが座る。
立ち上がりからアントラーズは積極的に試合に入る。広瀬のアーリークロスから優磨がヘディングシュートし、いきなりゴールに迫る場面もつくった。
ただ、時間の経過とともに、G大阪に攻め込まれる。
8分には黒川のクロスからアラーノにヘディングシュートを許し、肝を冷やす。そして、13分には植田のクリアミスから再びアラーノに決定的なシュートを許してしまう。早川の好セーブで失点を免れたものの、ペナルティエリア内で2度の決定的なシュートを許してしまった。
すると、15分に失点を喫する。黒川に石毛とのコンビネーションで中央へ侵入され、右足でシュートを放たれる。これがゴール隅に決まり、G大阪に先制点を献上してしまった。
リードを奪われたあと、アントラーズは攻めあぐね、なかなか試合の流れを引き寄せることができない。そして、31分にはG大阪の波状攻撃を受け、最後は石毛にペナルティエリア内からポストに当たるシュートで、あわやの場面もあった。
すると、34分に再び失点を喫してしまう。黒川のクロスからダワンにペナルティエリア内でヘディングシュート。これに早川が反応したが、セーブすることができず、リードを2点差に広げられてしまった。
前半はこのまま最後まで反撃のきっかけを見出せず、0-2でハーフタイムに突入する。この流れを変えるべく、岩政監督は後半開始から染野、広瀬、仲間との交代で、荒木、常本、藤井を投入した。
後半キックオフ早々にチャンスをつくった。相手のクリアボールに反応した常本が右足のボレーで合わせると、ボールはゴール前の混戦へ飛ぶ。これが相手に当たり、ファーサイドで待っていた優磨のもとへ流れると、優磨のシュートがゴールネットを揺らした。しかし、優磨はオフサイドの判定となり、ゴールは認められなかった。
62分に土居との交代で名古をピッチへ送った。そして、70分には安西に代えて、エレケを投入。反撃の糸口を掴むべく、立ち位置を変化させた。
しかし、その後も効果的な攻撃を仕掛けることができない。
80分には、ダワンの個人技でペナルティエリア内を突破され、決定的なシュートを許してしまう。藤井の体を張った守備で辛うじて失点を防いだが、危険な場面だった。
終盤になると、ようやくスペースが生まれ、鋭いカウンターでゴールに迫る場面をつくる。そして、諦めずに攻め続けると、88分にセットプレーから得点が生まれた。コーナーキックを樋口が蹴ると、植田が高い打点で合わせる。植田のヘディングシュートは、ゴールに吸い込まれ、アントラーズが1点差に迫った。
後半アディショナルタイムは7分。攻撃の勢いをさらに上げて、ゴールを狙った。しかし、最後まで同点に追いつくことはできず、1-2で敗戦を喫した。
次の試合は1週間後、ホームで京都と対戦する。勝利のみを目指して、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・植田が今季初ゴール
・エレケが今季初出場



たくさんのファン・サポーターの方が駆けつけてくださったが、内容も結果も楽しんでいただけるものではなかった。申し訳なく思っている。
Q.1失点目の場面。どのように対処していくべきだった?
A.分析してみないと、なんとも言えない。システムのかみ合わせの話をするのであれば、どのシステムでもかみ合わなかったら負けてしまうことになる。ただ、そういう話ではない。
色々な場面で、前半は良くなかった。
Q.前半できなかったところをどのように捉えているか?ハーフタイムに修正を試みた部分は?
A.自分たちが下がってしまったところもあった。
少し懸念していた部分ではあった。12戦負けなしだったが、ゴール前で守り切るという場面が多かった。そこに目を向けてしまうと、下がって相手にボールを持たれるという展開になりがちなところはある。そこをルヴァン新潟戦の前に修正して、ハイプレスにする形にした。ただ、今日はほとんど出ていく形を作ることができなかった。
Q.ロングボールを利用して前進する戦い方だったと思う。コンパクトな形を維持していかないと、相手のやりたいことが出やすいのかなと思ったが、その辺りはどのように感じている?
A.長いボールを使って前進しようという指示は出していない。そこは選手たちの判断。G大阪はほとんどプレスに来ていなかったので、もう少し下の位置から試合を作っていくことはできたと思う。試合の中でまた違うプレッシャーもあるし、G大阪のファン・サポーターの皆さんの圧力もあったと思う。
長いボールを入れるのは悪くないが、セカンドボールでほとんど競り負けていた。かみ合わせの部分もあると思うし、個人個人の部分もあると思う。そこは誰かのせいというよりも、チーム全体で上手くいかなかったと思っている。長いボールを入れた後にセカンドボールを拾うことができていたら、相手のほうが嫌がっていたと思う。またチーム内で戦い方をすり合わせていかなければいけない。
前半は完璧に試合を運べたと思う。後半にセットプレーから失点してしまい、最後は苦しんだが、それを乗り越え、選手たちがチームとして熟成してきたと感じている。
今日は、アントラーズよりアグレッシブに戦うことができていた。この良い瞬間をしっかりと楽しんでいきたい。
チームのバランスを見て、自分がどっしり構えるのか、前へ行くのかをしっかり判断して、チームがうまく回るように、最適なプレーを選択したい。G大阪は強いチームで、難しい試合になると思うが、後半戦の初戦でしっかり勝利して、良いリスタートを切りたい。
【土居 聖真】
G大阪はホームで前回対戦したときとは、全く違うチームになっている。後半戦は決勝のような落とせない試合が続くので、苦しい時間を全員で乗り越えて、またみんなで歯を食いしばって勝利に向けて戦っていきたい。
【染野 唯月】
リーグ戦では今季初先発なので、結果を出したい。ゴールを決めることが求められていると思う。ただ、守備でも相手に技術のある選手がたくさんいるので気をつけて、チームが無失点で勝てるように貢献していきたい。
前半のうちに修正できればよかったが、苦しい時間帯が続いてしまい、それが結果につながってしまった。(2失点目に関しては)キャッチしにいったところで、迷いがあってそれが良くない結果となった。その失点のせいで、チームに勝利をもたらせなかったので、申し訳なく思う。
【佐野 海舟】
前半は守備面で前から行くのか、ブロックを敷いて守るのか、曖昧だった。サイドで数的有利をつくられる場面が多かった。もっとチームとして統一することが大事だと思う。ずっといい状態というわけにはいかない。悪いときにどうやっていい方向へもっていくかが大事だと思うので、これから全員で同じ方向を向いて改善していきたい。
【土居 聖真】
結果が出る出ないは、やってみないとわからない部分もあるし、やめてしまえば、結果が出なくなってしまう。失点した後、みんなでどうするべきかを話し合った。小さなことだけど、そういうことが今後につながると思うし、しっかり反省して、信じてやるしかない。