試合結果
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 2回戦
鹿島アントラーズ
- 56' 染野 唯月
- 74' 和泉 竜司
試合終了
2-1
0前半0
2後半1
新潟医療福祉大学
- 85' 小森 飛絢
試合経過
6' | 野開 ディラン | |||
28' | 沼田 皇海 → 神田 悠成 | |||
染野 唯月 | 56' | |||
68' | 田中 翔太 → 西村 歩夢 | |||
68' | 松谷 昂輝 → 青木 友佑 | |||
土居 聖真 → エヴェラウド | 69' | |||
小田 逸稀 → 和泉 竜司 | 69' | |||
和泉 竜司 | 74' | |||
75' | 長谷川 夢作 → 松本 天夢 | |||
85' | 小森 飛絢 | |||
ファン アラーノ → 小川 優介 | 85' |
染野と和泉のゴールで勝利。3回戦進出決定
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 2回戦、カシマスタジアムで新潟医療福祉大学と対戦した。前半はスコアレスで折り返したが、後半に染野のゴールで先制すると、和泉の追加点でリードを2点に広げる。その後、失点を喫して、1点差に詰め寄られたものの、このまま2-1で勝利し、3回戦進出を決めた。
先のFC東京戦は、非常に悔しい結果に終わった。立ち上がりは良い形で試合に入ったものの、一瞬の隙が生まれて失点すると、その後はなかなか主導権を奪うことができなかった。0-3になってから、上田が反撃の狼煙を上げるゴールを決めたものの、2点目が遠く、1-3で敗戦を喫した。
しかし、落ち込む時間はなかった。中2日で天皇杯2回戦が控えており、チーム全体がすぐに気持ちを切り替えて、準備を進めた。
新潟医療福祉大戦の先発は、GKが沖、最終ラインは広瀬、関川、ミンテ、溝口、中盤から前線は、中村、舩橋、アラーノ、小田、土居、染野が入った。ベンチには、早川、常本、ブエノ、小川、和泉、エヴェラウド、優磨が座る。
立ち上がりは一進一退の攻防となったが、すぐにアントラーズが試合の流れを引き寄せる。能動的にボールを動かせるようになり、相手陣内深くまで進入してクロスを入れる場面を多くつくった。
完全に主導権を掌握し、一方的にアントラーズが攻める展開となった。14分には、舩橋のサイドチェンジを広瀬が折り返し、染野がシュート。18分には、左サイドに流れた土居のクロスから再び染野がシュート。先制点にはならなかったが、得点の機運が高まる。
しかし、20分を過ぎたあたりから、こう着状態に陥った。ボールを能動的に動かすも、ゴール方向へ向かうプレーが少なく、攻撃に怖さを欠いてしまった。
それでも、37分に決定機をつくる。右サイドに流れた土居がクロスを上げると、ファーサイドで広瀬がシュートを放つ。ゴールかと思われたが、これは惜しくもポストに跳ね返り、こぼれ球を今度は染野がシュートする。しかし、今度はクロスバーに跳ね返り、ゴールには至らなかった。
チャンスの後に絶体絶命のピンチが訪れた。38分、新潟医療福祉大の田中に左サイドを突破されると、GKと1対1の場面をつくられてしまう。だが、田中のシュートは、沖が見事に足でセーブし、失点の危機を救った。
その後は、両チームともに目立ったチャンスはなく、このまま前半が終了。長くボールを支配して押し気味に試合を進めたが、0-0でハーフタイムに突入した。
後半の立ち上がりは、なかなかアグレッシブなプレーを見せられなかった。それでも、49分にチャンスをつくる。広瀬のパスからアラーノが右サイドの裏へ抜け出すと、クロスを供給。これに染野が合わせたが、相手DFに阻まれ、枠に飛ばすことはできなかった。
ただ、攻撃は単発に終わることが多かった。相手の守備ブロックの内側にボールを入れることができず、相手の背後を狙うプレーも少なかった。
それでも56分に待望の先制点が生まれる。アラーノが蹴ったコーナーキックから小田がヘディングシュートすると、相手にクリアされて、ボールは高く空中に上がる。これに反応した染野が、相手GKの上からヘディングで押し込み、ゴールネットを揺らした。1-0とアントラーズが先制に成功する。
得点の勢いそのままに、58分にチャンスをつくる。溝口のパスを染野が落とすと、左サイドの土居へボールが渡る。土居はうまくシュートコースをつくって、右足を振り抜くと、シュートはファーサイドの良いコースへ飛んだ。しかし、これは惜しくもポストに嫌われ、追加点には至らなかった。
チーム全体の強度が少しずつ落ち始めていた69分、土居と小田をベンチに下げ、エヴェラウドと和泉をピッチへ送った。
すると、途中出場の和泉が魅せた。74分、関川が相手の最終ラインの背後へ動き出した和泉へ浮き球のパスを供給すると、和泉はこのパスを絶妙なトラップで収め、ドリブル開始。ゴール前まで前進して、相手GKとの1対1に持ち込むと、右足を振り抜く。シュートはゴール左隅に決まり、2-0とリードを広げた。
しかし、追加点が決まったあとは、アグレッシブさを保つことができない。相手に攻め込まれる場面も出てきた中で、85分に失点を喫してしまう。左サイドからクロスを入れられると、ゴール前で小森にヘディングシュートされる。これがゴールに吸い込まれ、1点差に迫られてしまった。
失点後、85分にアラーノとの交代で小川を投入した。小川にとって、これが嬉しいプロデビューとなった。
そしてその後、大きな動きはなく、このまま2-1で試合終了。3回戦進出を決めた。
次はYBCルヴァンカップのプレーオフステージで、福岡と対戦する。中2日と時間はないが、チーム一丸で準備を尽くし、アウェイ福岡へ乗り込む。
【この試合のトピックス】
・小川が公式戦初出場
・溝口が公式戦初先発
・舩橋、染野が天皇杯初出場
・和泉が今季公式戦初ゴール、天皇杯初ゴール
・染野が天皇杯初ゴール
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 2回戦、カシマスタジアムで新潟医療福祉大学と対戦した。前半はスコアレスで折り返したが、後半に染野のゴールで先制すると、和泉の追加点でリードを2点に広げる。その後、失点を喫して、1点差に詰め寄られたものの、このまま2-1で勝利し、3回戦進出を決めた。
先のFC東京戦は、非常に悔しい結果に終わった。立ち上がりは良い形で試合に入ったものの、一瞬の隙が生まれて失点すると、その後はなかなか主導権を奪うことができなかった。0-3になってから、上田が反撃の狼煙を上げるゴールを決めたものの、2点目が遠く、1-3で敗戦を喫した。
しかし、落ち込む時間はなかった。中2日で天皇杯2回戦が控えており、チーム全体がすぐに気持ちを切り替えて、準備を進めた。
新潟医療福祉大戦の先発は、GKが沖、最終ラインは広瀬、関川、ミンテ、溝口、中盤から前線は、中村、舩橋、アラーノ、小田、土居、染野が入った。ベンチには、早川、常本、ブエノ、小川、和泉、エヴェラウド、優磨が座る。
立ち上がりは一進一退の攻防となったが、すぐにアントラーズが試合の流れを引き寄せる。能動的にボールを動かせるようになり、相手陣内深くまで進入してクロスを入れる場面を多くつくった。
完全に主導権を掌握し、一方的にアントラーズが攻める展開となった。14分には、舩橋のサイドチェンジを広瀬が折り返し、染野がシュート。18分には、左サイドに流れた土居のクロスから再び染野がシュート。先制点にはならなかったが、得点の機運が高まる。
しかし、20分を過ぎたあたりから、こう着状態に陥った。ボールを能動的に動かすも、ゴール方向へ向かうプレーが少なく、攻撃に怖さを欠いてしまった。
それでも、37分に決定機をつくる。右サイドに流れた土居がクロスを上げると、ファーサイドで広瀬がシュートを放つ。ゴールかと思われたが、これは惜しくもポストに跳ね返り、こぼれ球を今度は染野がシュートする。しかし、今度はクロスバーに跳ね返り、ゴールには至らなかった。
チャンスの後に絶体絶命のピンチが訪れた。38分、新潟医療福祉大の田中に左サイドを突破されると、GKと1対1の場面をつくられてしまう。だが、田中のシュートは、沖が見事に足でセーブし、失点の危機を救った。
その後は、両チームともに目立ったチャンスはなく、このまま前半が終了。長くボールを支配して押し気味に試合を進めたが、0-0でハーフタイムに突入した。
後半の立ち上がりは、なかなかアグレッシブなプレーを見せられなかった。それでも、49分にチャンスをつくる。広瀬のパスからアラーノが右サイドの裏へ抜け出すと、クロスを供給。これに染野が合わせたが、相手DFに阻まれ、枠に飛ばすことはできなかった。
ただ、攻撃は単発に終わることが多かった。相手の守備ブロックの内側にボールを入れることができず、相手の背後を狙うプレーも少なかった。
それでも56分に待望の先制点が生まれる。アラーノが蹴ったコーナーキックから小田がヘディングシュートすると、相手にクリアされて、ボールは高く空中に上がる。これに反応した染野が、相手GKの上からヘディングで押し込み、ゴールネットを揺らした。1-0とアントラーズが先制に成功する。
得点の勢いそのままに、58分にチャンスをつくる。溝口のパスを染野が落とすと、左サイドの土居へボールが渡る。土居はうまくシュートコースをつくって、右足を振り抜くと、シュートはファーサイドの良いコースへ飛んだ。しかし、これは惜しくもポストに嫌われ、追加点には至らなかった。
チーム全体の強度が少しずつ落ち始めていた69分、土居と小田をベンチに下げ、エヴェラウドと和泉をピッチへ送った。
すると、途中出場の和泉が魅せた。74分、関川が相手の最終ラインの背後へ動き出した和泉へ浮き球のパスを供給すると、和泉はこのパスを絶妙なトラップで収め、ドリブル開始。ゴール前まで前進して、相手GKとの1対1に持ち込むと、右足を振り抜く。シュートはゴール左隅に決まり、2-0とリードを広げた。
しかし、追加点が決まったあとは、アグレッシブさを保つことができない。相手に攻め込まれる場面も出てきた中で、85分に失点を喫してしまう。左サイドからクロスを入れられると、ゴール前で小森にヘディングシュートされる。これがゴールに吸い込まれ、1点差に迫られてしまった。
失点後、85分にアラーノとの交代で小川を投入した。小川にとって、これが嬉しいプロデビューとなった。
そしてその後、大きな動きはなく、このまま2-1で試合終了。3回戦進出を決めた。
次はYBCルヴァンカップのプレーオフステージで、福岡と対戦する。中2日と時間はないが、チーム一丸で準備を尽くし、アウェイ福岡へ乗り込む。
【この試合のトピックス】
・小川が公式戦初出場
・溝口が公式戦初先発
・舩橋、染野が天皇杯初出場
・和泉が今季公式戦初ゴール、天皇杯初ゴール
・染野が天皇杯初ゴール
スタッツ
14 | シュート | 4 |
---|---|---|
2 | GK | 17 |
9 | CK | 2 |
8 | 直接FK | 6 |
1 | 間接FK | 0 |
1 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 2,670人
- 天候
- 晴、無風
気温 20.7℃ / 湿度 26.0% - ピッチ
- 全面良芝
- 主審
- 先立 圭吾
- 副審
-
桜井 大介
穴井 千雅 - 第4の審判員
- 住吉 圭介