▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ第20節、カシマスタジアムでセレッソ大阪と対戦した。オウンゴールで先制を許すも、前半のうちにカイキのゴールで同点に追いつく。後半は優磨の得点で勝ち越しに成功したが2失点で逆転を許した後、土壇場でエヴェラウドの同点弾が決まり、3-3の引き分けに終わった。
前節のアウェイ柏戦は、非常にタフな戦いを強いられたが、我慢の時間帯を全員で耐え凌ぎ、2-1で勝利を掴み取った。チーム最多得点を決めた上田が抜けても、チーム一丸となれば、必ず乗り越えられる。選手たちは自信を深めて、次の試合への準備を進めた。
なお、この試合は「Lenovo サステナブルマッチ2022」として、さまざまなイベントが開催された。
C大阪戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、関川、ミンテ、広瀬、中盤から前線は、ピトゥカ、三竿、仲間、カイキ、和泉、優磨が入った。ベンチには、沖、安西、舩橋、中村、樋口、土居、エヴェラウドが座る。試合前には、6月18日(土)に逝去された試合運営スタッフの2名に哀悼の意を示し、黙とうが行われた。また、この試合では選手およびスタッフが喪章を着用して試合に臨んだ。
立ち上がりから強度の高い試合展開となったが、球際の攻防やセカンドボールの反応速度と予測でC大阪を上回り、アントラーズが優勢に試合を進めた。
位置的な優位を取ってボールを動かすことができず、効果的な遅攻はできなかったものの、C大阪にボールを持たせて、奪えば、鋭く迫力のあるカウンターを繰り出した。
拮抗した展開が続いた中で、35分に試合が動く。スンテのフィードが毎熊に渡ってしまい、そこからC大阪のカウンターを受けた。ペナルティエリア付近で反転しようとしたタガートに、ミンテが対応するも、スンテへのバックパスがズレて強くなり、そのままゴールに吸い込まれてしまう。先制点はC大阪に渡った。
失点後、アントラーズはよりアグレッシブに戦い、前線からプレスをかける。しかし、良い形でボールを奪うことができず、効果的な遅攻も仕掛けることができなかった。それでも前半終了間際にセットプレーを獲得する。キッカーのピトゥカが蹴ったクロスを三竿がヘディング。これはゴール方向に飛ばなかったが、ボールを拾った仲間が和泉へ落とし、和泉がファーサイドへクロスを供給。このクロスをカイキがヘディングでシュートすると、ゴール隅に飛び、相手GKキム ジンヒョンのミスを誘った。ポストに当たって、ゴールインとなり、1-1と同点に追いついた。
前半はこのまま終了。1-1の引き分けに追いついて、ハーフタイムへ突入した。
後半は立ち上がりからアップダウンの激しい展開となった。互いにゴール前に迫り、得点の気配が漂う。
すると、52分に試合が動いた。三竿のクロスは相手にクリアされ、これを加藤に拾われたが、すぐに4人で囲んでボールの即時奪還に成功。広瀬が右足で高精度のクロスを供給すると、ファーサイドで待っていたのは優磨。胸トラップから流れるような美しい動作でシュートを放ち、逆サイドのネットを揺らしてみせた。優磨の今季リーグ戦7点目で、2-1と逆転に成功する。
得点後はリスクを回避しながら、チーム一丸で戦い続ける。
66分に仲間、三竿、広瀬をベンチに下げ、エヴェラウド、樋口、安西を投入した。
緊迫した展開の中で、70分に一瞬の隙を突かれてしまう。優磨のヘディングが繋がらず、ミンテが前に出てボールを奪いに行くが、取り切れず、スルーパスで背後を狙われる。加藤に抜け出され、シュートを決められてしまった。
失点後は少し全体がバタついてしまったが、前がかりに攻撃を仕掛ける。すると、77分にカウンターから再び失点を喫してしまった。ヨニッチのクリアを上門に拾われると、後方から駆け上がったパトリッキにスルーパスが出る。そのパトリッキにシュートを許し、ゴールネットを揺らされてしまった。2-3とリードを奪われてしまう。
その後、まずは同点に追いつきたいアントラーズだが、効果的な攻撃を仕掛けることができない。
そこで86分に和泉との交代で土居を投入した。
苦しい展開が続いたが、途中出場のエヴェラウドが強引にゴールをこじ開けた。ミンテのロングフィードを優磨が体を投げ出して、ヘディングでパスを繋ぐ。これをエヴェラウドが相手よりも先に触って、浮き球でうまく持ち出し、角度のないところからバイシクルシュートを放った。ボールはふわりと綺麗な軌道を描き、逆サイドのポストに当たって、ゴールへ吸い込まれた。一瞬の静寂から歓喜が生まれ、アントラーズが土壇場で同点に追いつく。
なんとか同点に追いついたアントラーズだが、残り時間は少なく、勝ち越し点を奪うことはできなかった。
このまま3-3とドローに終わり、勝ち点1を獲得する結果となった。
悔しさは残るが、まだ連戦は始まったばかり。次の中3日で臨む、アウェイ札幌戦に向けて、またチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・カイキが今季リーグ戦6点目
・優磨が今季リーグ戦7点目
・エヴェラウドがリーグ戦2試合連続ゴール



・簡単なミスを減らし、アグレッシブに戦うこと。
・力を出し切り、必ず勝ちを手にしよう!
・カウンターのリスク管理を大切にしよう。
・気持ちを切り替えて戦い続けよう。
A.まず失点に関して、今問題が起こったわけではなく常に問題を抱えるなかで、フットボールではミスのあとに失点するのはあること。
優磨がゴールを決めたが、自分たちで試合をコントロールする時間がありながらも、2つのカウンターから失点。全体として守備がうまくできていなかった。
Q.三竿選手の交代の意図は?
A.ピトゥカ選手と樋口選手のコンビでこれまで数多く試合に出ているので、求めていることを二人とも体現できてきている。これからも試合が続いていくので交代の判断をした。
Q.勝ち点1を取れたのか、勝ち点2を失ったのか、どう捉えている?
A.まず自分は結果を受け入れることから始める。各試合に1つ1つのストーリーがあるなか、試合のなかでリードする時間があり、その後に逆転。そして、最後に追いついたというストーリーだった。自分としてはそれを認めることが大事だと考えている。
Q.エヴェラウド選手の起用について。スタートから起用するにはコンディションの問題なのか、起爆剤としてベンチに置いているのか、その狙いは?
A.まず2試合連続でゴールを決めたことはエヴェラウドにとって良いことだし、私にとっても幸せなことだった。もちろん90分プレーできるとは思う。ただ、皆さんもご存知の通り、良いときの彼に戻っていないのが正直なところ。
連戦の中でもしっかりと体のケアをして、準備をしてきた。「声出し応援運営検証対象試合」となるが、ファン・サポーターの皆さんの声は、選手にとって何よりの力になるし、応援をしてもらうと良い試合ができると思う。
【関川 郁万】
連戦の中で、内容はもちろん大事だけど、残されたタイトルがあと2つしかないという状況。勝つことだけにベクトルを向けて戦いたい。勝つことで評価される部分がある。そこを意識してトレーニングしてきた。
【常本 佳吾】
C大阪は組織的な守備をしてくるチームなので、そこをどう崩すかが試合のポイントになる。また、前節は川崎Fからセットプレーで2ゴールを奪って、勝利している。攻守両面でセットプレーは試合の分かれ目になると思う。
【鈴木 優磨】
この試合に限ったことではないが、失点をせずに早い時間帯に先制点を取りたい。ファン・サポーターの声は選手たちの力となる。ここからは勝ち点を落とせない試合が続く。ともに戦って欲しい。
【樋口 雄太】
C大阪は前節、川崎Fに勝利しているので勢いに乗ってくると思う。ただ、自分たちはホームでプレーできるアドバンテージがある。サポーターの皆さんの声援を力に変えて、必ず勝利したい。
今日のような引き分けは、僕個人としても、アントラーズを応援しつづけている人にとっても納得はできない。しかし、僕はこのチームを信じている。何人の選手が僕と同じような気持ちを持って、次の試合に臨めるかどうか。それでチームのまとまりがさらに強くなると思うので、また頑張っていきたい。
【エヴェラウド】
2-1の状況から同じようなカウンターで2失点してしまったのは反省しなければならない。リードしているときのゲームの運び方をもっと意識しなければならないと思う。チームとして求めていた結果ではないが、同点に追いついて勝ち点1を取れたことはプラスとしてとらえたい。
【和泉 竜司】
自分たちが勝ち点1を拾ったという試合展開にはなったが、本来は勝ち点3を取りたかったので、誰もこの結果には納得いっていない。それでも、どちらが勝ってもおかしくなかった試合で、最後まであきらめずに戦ったところは評価できると思う。
【仲間 隼斗】
今日はホームで多くの声援をもらった。そのなかで、絶対に勝ちたかった。こういう結果になってしまって申し訳なく思っている。ただ、リーグ戦はまだ続くので、この結果に下を向くことなく、必ずこの悔しさを今後の試合につなげていきたい。
【広瀬 陸斗】
カシマスタジアムでのサポーターの声は自分たちの力になるし、一方で相手にとってはやりづらさがあったと思う。今日、勝つことができなかったのは自分たちの責任。自分の結果が勝利につながらなかったことは残念だが、まだリーグ戦は続いていく。これからも優勝を目指して頑張りたい。