天皇杯連覇に向けた戦いが始まる。過去、Jクラブで連覇を成し遂げたことがあるのは浦和とG大阪の2チーム。昨季天皇杯を制したアントラーズは、今大会で唯一その記録に挑戦する資格を持つ。連覇を経験したことはないが、1992年のJクラブ参加以降の優勝回数を見ると、アントラーズが最多5回という数字を残している。次いでG大阪の4回。今年も勝ってクラブ初となる連覇を成し遂げ、さらに記録を伸ばしたいところだ。
　天皇杯は1921年から始まった大会で、プロアマ問わず各都道府県予選を勝ち抜けば参加できるオープントーナメントである。毎年元日に決勝が行われるのが日本のサッカーカレンダーの伝統ともなっているが、これは1969年からのことだ。なお今大会の決勝の舞台は、埼玉スタジアム。2018年元日決戦へ求められるのは、この試合を含めて6連勝。チーム一丸となって連覇を勝ち取る戦い。その戦いが今、幕を開ける。