インフォグラフィックスで読み取る、天皇杯

 アントラーズは過去25回の天皇杯出場のうち、17回ほど準々決勝まで駒を進めてきた。安定して上位に食い込んできたことが分かる数字といえるだろう。結果を見れば準々決勝で勝率64.7%、準決勝で54.5%、決勝で66.7%。数字を見ると、準決勝で勝率が落ちている。今年はヤンマースタジアム長居での開催。過去の準決勝5敗のうち長居で2敗していることからも、天皇杯奪還のポイントとなりそうだ。注目すべきは決勝での勝率。最も高い数字を誇り、勝負強さが数字となって表れている。直近での優勝は2010年で、大岩コーチの現役最後の花道を飾った大会だった。6年ぶりに天皇杯の頂点へ。あと2つをきっちり勝ち切れば、元日決戦が待っている。

 天皇杯における歴代得点ランキングを見ると、マジーニョが13得点で1位となっている。続いて本山、小笠原、野沢とリーグ3連覇を成し遂げた選手たちが続く。現所属ではその小笠原の後を遠藤が続く。ここ数年、世代交代が進み25歳以下の選手が増え、準々決勝進出も2012年以来となる。1得点が8人横並びとなっているが、多くの得点を積み上げて、新たな時代を築いていきたいところだ。明治安田生命Jリーグチャンピオンシップで年間優勝を勝ち取り、クラブワールドカップではレアル・マドリードと互角以上の戦いを繰り広げた。それでも「準優勝は悔しい。天皇杯でサポーターの方に恩返しがしたい」と昌子は力強くいった。チーム全員がすでに次を見据え、タイトルへの“欲”であふれている。鹿島アントラーズの名を世界に知らしめた今、元日決戦を制して19個目のタイトルを手にして「常勝」の名を定着させる戦いが期待される。

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