湘南戦のみどころを読む!

 連戦の続く5月、ヤマザキナビスコカップの戦いがミッドウイークに再開される。このグループステージ第5節。アントラーズは湘南ベルマーレをカシマに迎え撃つ。

 リーグ戦では先週の土曜日に横浜F・マリノスをここカシマへ迎え、第12節を戦った。柴崎のFKから金崎が豪快にヘディング弾で決めた先制点を守り切り、1-0と勝利したものの、内容は敗戦にも等しく、ファン・サポーターのフラストレーションは高まった。またそれは選手たちも同様で、試合後のロッカールームで選手会長の西を中心に激論がかわされた。
 しかしその後も行われた選手同士の話し合いにより、チームの雰囲気はまた明るいものとなった。「年齢に関係なく、みんなで思うところをいい合える。それがこのチームの良さ」。今年、湘南から加入してきた永木はそう語る。「ただじゃれ合ったりしているのが、仲がいいということではない。みんなで裏表なくやれるか、同じ方向を向けるか。そして困っている仲間のため、動けるか。それがチーム」とキャプテンの小笠原が語るように、話し合いと議論がチームをいい方向へと導く。その意味でもこの湘南戦はリスタートともいえる試合だ。
 リスタートとはいえ、苦しい状況に置かれたナビスコカップグループステージでは勝利が最低条件となる。最初の2ゲームを落としたアントラーズは現在1勝2敗。勝ち点8の首位大宮、そして勝ち点7の神戸に追いつき乗り越えるためにはこの湘南戦、そして最終節となる来週のホーム磐田戦で連勝しなければならない。聖杯を再び手にするためにもこの2週間は勝たなければいけないゲームが続く。
 一方、対戦相手の湘南は勝ち点4でアントラーズの1つ上をいく。だがリーグ戦では現在最下位と低迷しているだけにこのナビスコカップへの比重は低いことだろう。リーグ戦で2連敗という厳しい状況を打開するためにも先ずは自分たちのサッカーを取り戻すべく、この試合に湘南が臨むことは間違いない。
 グループステージ前節、アントラーズは遠藤、カイオ、そして昌子のゴールで名古屋を3-1と撃破した。アウェイの地で手にした勝ち点3を次につなげるため、今宵、カシマで再びゴールショーを。ともに戦い、勝利の歓喜を分かち合おう。
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