今日の試合のみどころを読む!

いよいよ聖杯をめぐる戦いが始まる。リーグ戦をしばし中断し、スタートするヤマザキナビスコカップ・グループステージ。アントラーズはこの第1節でホームのカシマにヴァンフォーレ甲府を迎える。

 3月の最後のリーグ戦となる先週土曜のホームFC東京戦で2-0と快勝を収めた。だがこのナビスコカップの戦いでは日本代表やU-23日本代表の日程が重なり、2ゴールを決めた金崎もいなければ、無失点で抑えた昌子、植田の両センターバックもいない。この穴を埋めるのは、誰か。そのパズルを石井監督がどう解くかに、注目が集まる。
  対戦相手となる甲府はここまでリーグ戦を1勝1分2敗とし、15位。昨季もリーグ戦では厳しい戦いを強いられ、年間順位は13位とギリギリでのJ1残留を果たした。このナビスコカップでも予選リーグ(現グループステージ)敗退と毎シーズンながら厳しい戦いをしのいできている。
 「変革」を求められても仕方がない状況ではあったが、クラブは佐久間監督の続投を決め、現体制の継続をその方針とした。バレーや阿部が抜けた攻撃陣には、昨季リーグ戦で14ゴールを記録したクリスティアーノが移籍先の柏から戻ったものの、新戦力のニウソンは未知数。また持ち味である堅守も山本秀臣、土屋といったベテラン勢に迫る若手もおらず、選手層の薄さは否めない。昨シーズンに起きた奇跡が再び起きるのか。J1残留が至上目標とする甲府だが、リーグ戦でそのままズルズルいかないためにもこのナビスコカップで"勝ち癖"をつけたいところだ。
  互いに様々な思惑が交錯する、この試合。アントラーズは主力がいない中でも、このホームカシマで相手を圧倒し、勝利をつかむ義務がある。そして、再び聖杯をその手に。連覇のための戦いが今、始まる。
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