前回大会で優勝したアントラーズは、歴代最多優勝回数を誇る。2位東京ヴェルディの3回を大きく引き離す結果だ。昨年は希望の持てる戦いで決勝を制した。今年は“連覇”、そして“7度目の栄光”を目指して。ヤマザキナビスコカップの戦いが、ここに始まる。
甲府とは3大大会(リーグ戦、ナビスコ、天皇杯)において15戦8勝2分5敗、19得点11失点。勝率53.3%と高い数字ではないが、アントラーズが先制すると負けなしとなっている。逆に甲府に先制された5試合もすべて負け。これまでの結果から見ると、先制点を決めたチームが勝利している。どちらが先制するのか。またこのジンクスは続くのか。先制点に注目だ。
歴代の得点ランキングを見ると、高さのある選手が並ぶ。アレックス ミネイロと岩政、ダヴィの得点はすべて頭でのゴールとなっている。現登録選手では金崎と昌子もだ。守り固めた相手を崩すには、セットプレーや空中戦などワンタッチでシュートまでいく形が有効となる。ゴール前での攻防に目が離せない展開となりそうだ。