
あいにくの雨で最悪のピッチコンディションとなった今年の茨城ダービーだったが、鹿島は得意のセットプレーから中田の決勝ゴールで1-0と勝利を飾った。これで今年で8回目を数えるいばらきサッカーフェスティバルは鹿島が8連勝。アウェイのケーズデンキスタジアム水戸でも、J1の貫録を見せつける試合運びを見せた。
序盤、いたるところに水たまりの出来る最悪のピッチコンディションに両チームとも苦しめられる。鹿島はジョルジーニョ新監督の下、青木を中盤の底に置くダイヤモンド型の4-4-2という布陣で小笠原、本山の両ベテランを中心に攻撃を組み立てるも、前線へのパスがことごとく水たまりによってスピードダウンし、新加入のジュニーニョのスピードを生かすサッカーができなかった。
それでも前半、大きな見せ場を作ったのは鹿島だった。19分、本山の絶妙としか形容のしがたいスルーパスに興梠が抜け出し、フリーとなる。このビックチャンスに興梠は狙い澄ましたグラウンダーのシュートをゴール左隅へ打ち込むが、何とこれがポストに嫌われた。
後半に入っても水を含んだピッチにもがく鹿島だったが、そこに更なる不運が重なる。後半開始直後、ゴール前で相手FWと競り合い着地したところ、相手の体重が左足にかかり足首をひねってしまった曽ヶ端が何とプレー続行不可能。セカンドGKの佐藤が思いがけない形で鹿島での"デビューマッチ"を飾ることとなった。
だがこのアクシデントに、鹿島の勝負へ対する執念がさらに強くなる。そして60分、今季からセットプレーのキッカーも務めることとなった遠藤の右CKから、頼れるベテラン中田が左足で見事なボレーを決め、1-0とした。
その後、攻めに重心がかかり過ぎ、何度か危ないシーンが見られる。特に致命的だったのは、試合終了間際に水戸の選手が抜け出し佐藤との1対1の場面を作られたところ。これは誰もが同点を覚悟したが、佐藤は冷静に相手シュートを左足で止めた。このファインセーブで鹿島が勝利を確実なものとし、結局、90分を戦い1-0と水戸を打ち破った。
曽ヶ端の代役を見事果たした佐藤をはじめ、先発出場を果たした昌子、鈴木、そして途中交代で入り鋭い動きで再三相手ゴールを脅かした土居、慣れない右サイドバックでも積極果敢な攻め上がりを見せた梅鉢など若手選手がいい働きを見せたことは今後に大きくつながることだろう。しかしやはり特筆すべきは、決勝ゴールを奪った中田を筆頭に小笠原、本山と言ったベテラン勢の今季に賭ける意気込み。試合後のジョルジーニョ監督が、「私は彼らに期待している」と言ったように、彼らベテラン勢こそが今季躍進のキーポイントになるかも知れない。
さあ、今年もシーズンが始まる。

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・サイドから展開することで相手を横に引き伸ばそう。
・チャンスがあれば、積極的にシュートを打とう。
・奪った後、冷静につなごう。
・奪ったら逆サイドへボールを運ぼう。
CBがいなかったので交代しないつもりでやった。(目標である)出場する試合は無失点ということはできたが、これがスタート地点。浩二さん、イバさんに助けられた。慣れないコンディションで苦労したが後半は落ち着いて出来たと思う。
【梅鉢 貴秀】
思い通りにプレー出来なかった。手ごたえがない。もっと頑張らないと。課題もまた見つかった。交代してサイドバックで入ったのでクロスを意識したけど、1本も上げられなかった。ポジションニングが良くない。雨で寄せられなかった。
【鈴木 隆雅】
スタメンだとは思っていなかったので緊張した。浩二さんや満男さんに声をかけてもらってからは楽に出来る様になった。ピッチが悪かったのでシンプルにプレーすることを心掛けた。最初にしては出来たと思うが課題も見つかった。
【土居 聖真】
最後は自分のミスからピンチを招いた。裏でボールをもらいたかったが足元へのボールが多かった。ボールが出てこなくても裏への動きだけは続けた。短い時間は難しいけど、適用できるようにしたい。
※佐藤選手・中田選手・興梠選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!